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初心者向け『おとなのためのピアノ曲集 クラシック編1』を弾いてみました

曲集

初心者向けのピアノ曲集『おとなのためのピアノ曲集 クラシック編1』から9曲を選んで弾いてみました。

できるだけ楽譜に忠実に弾くように心がけました。

練習のお手本になるかなあ・・また、こんな感じのアレンジになってるんだ‥という参考になればうれしいです。

関連記事『おとなのためのピアノ曲集クラシック編1』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。

『おとなのためのピアノ曲集 クラシック編1』の難易度

こちらの曲集は、大人向けのピアノ導入教本である「おとなのためのピアノ教本」の併用曲集です。

『おとなのためのピアノ教本』は全5巻ですが、難易度は以下のようになっています。

  • 第1巻:バイエル前半程度
  • 第2巻:バイエル後半程度
  • 第3巻:ブルグミュラー程度
  • 第4巻:ソナチネ・アルバム程度
  • 第5巻:ソナチネ~ソナタ・アルバム程度のレパートリー集

参考記事『おとなのためのピアノ教本』の紹介記事はこちらです。

今回ご紹介する『おとなのためのピアノ曲集 クラシック編1』には、第1巻~第3巻程度の曲が収められています。

つまり、バイエル~ブルグミュラー程度ということですね。

それぞれ3曲ずつ選んで演奏してみました。

選んだ基準は・・う~んあいまいですが・・並び順の始めの方と真ん中くらいと最後の方の3曲です。

関連記事『おとなのためのピアノ曲集クラシック編1』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。

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第1巻程度

「第1巻程度」となっているのは11曲ですね。

この中から次の3曲を弾いてみました。

「愛の喜び」

マルティーニ作曲の「愛の喜び」です。

1番最初の曲ですね。

1番最初に載っているだけあってとっても簡単。

メロディーは一部左手を使って受け渡しの形になっています。

左は完全に5指固定。右は最後の部分で音域が広がります。

Moderatoの表示。フレーズを大きくとってゆったりと弾きたいですね。

「交響曲 第5番」

チャイコフスキー作曲の「交響曲第5番 第2楽章」のテーマです。

この章の5曲目になります。

左が少し動くようになります。

右手も「愛の喜び」よりは動きますがそれほどでもない。同じ音が続いたりして。

私、恥ずかしながらこの曲知りませんでした。

原曲はホルンで演奏されるんですね。

ゆったりとやわらかいイメージで弾きたいところです。

「モーツァルトの子守歌」

3曲目は「モーツァルトの子守歌」です。ホントの作曲者はフリースとのこと。

9曲目。最後から3番目に入っています。

曲がだいぶ長くなりますね。楽譜も見開き2ページです。

尻切れトンボのような状態ではなく、曲がきちんと完結しています。

子守歌らしく静かにやさしく弾きたいですね。

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「第2巻程度」

「第2巻程度」に入ります。バイエル後半程度の難易度とされている章です。

曲は全部で18曲。少し増えました。

「ます」

まずは、シューベルトの「ます」です。4曲目に入っています。

画像が暗くてすみません。

有名なこの曲、メロディーはかなり動くようになりました。

八分音符や付点のリズムも出てきます。

左もよく動きますね。1オクターブ飛んだりもします。

すべてスタッカートがついています。

私の演奏、ちょっと重たいかな・・。もっと軽やかな方がいいかもしれません。

「ワルツ 第15番」

次はメンデルスゾーンの「ワルツ15番」です。6番目にあります。

とっても有名な曲なので弾きやすいと思います。

ですが、右手は装飾音符が加わり、左手は和音の伴奏になりますね。

このくらいの難しさになると、やさしいアレンジとはいえ聴きごたえも出てきます。

「ドナウ河のさざなみ」

この章の最後は「ドナウ河のさざなみ」です。16曲目ですね。

曲はだいぶ長いです。見開き2ページですが、1カッコ2カッコが2か所ある。

有名な曲ですし、メロディーを知っていれば右手はそれほど難しくないと思います。

左手はずっとズンチャッチャの形。

ですが、5度の和音が出てきたり、臨時記号があったりして少々難しいかも。

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「第3巻程度」

最後は「第3巻程度」です。難易度はブルグミュラー程度となっています。

全部で17曲。次の3曲を弾いてみました。

「ラデッキー行進曲」

まずは「ラデッキー行進曲」です。作曲は、ヨハン・シュトラウスⅠ世ですね。

1番はじめに出てきます。

音域も広がり曲も変化に富んできました。

左手の伴奏もいろんなパターンが混じっていますよね。

私この曲好きです。もう少し強弱の変化がうまく付けられるとかっこいいんだけど・・

「金婚式」

マリー作曲の「金婚式」です。6曲目にあります。

右手で難しいところといえばトリルでしょうか。私もどうもうまく入っていない・・

メロディーを弾くこと自体は、知っていればそれほど難しくないかも。

左はズンチャズンチャで進みますが、音域が広いです。

和音ですし臨時記号もかなりあります。

「マドリガル」

最後はシモネッティ作曲「マドリガル」です。13曲目になります。

この曲も知りませんでしたが、ま~なんてかわいらしい曲でしょう。

原曲はバイオリン独奏曲。ピアノにアレンジしたものはないのかしら‥と思わず思ってしまいました。

って、これがそうなんですけど・・

原曲をぜひ!

この曲はペダル付きです。これがここまでとの大きな違いですね。

この「第3巻程度」の章の9曲目「ユーモレスク」からペダルが加わります。

左は保持音です。音域は広いので、そこが難しいかもしれません。

ま、ペダル付きですから・・

はじめの曲と比べてかなり難しくなっているのがわかると思います。

”簡単アレンジ”という感じではないですね。

一つの立派な曲として、発表会等の選曲にも十分加えられるのではないでしょうか。

まとめ 難易度が広い

この『おとなのためのピアノ曲集 クラシック編1』は、バイエルからブルグミュラーまで。

ということで、難易度は広いですね。

ピアノを始めたばかりの人が、終わりの方の曲を弾くのは無理。

でも、考えようによっては、長く使える曲集といえるかもしれません。

クラシック曲をアレンジしたもの、ということで、少々尻切れトンボのようになってしまっているものもあります。

原曲の長いものは、そうなりがちかもしれませんね。

特に、第1巻程度、第2巻程度に入っているものはそういう曲が多めかな。

仕方がないとも思いますが。

クラシック音楽が好きで、自分で弾いてみたいという方には、ぜひおすすめします。

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