発表会ピアノ小品集『ぷち あ・ら・かると』から、6曲を選んで演奏してみました。
選曲は、私の個人的な好みです。
個性豊かな曲たちで、いろいろと迷いましたね。
ロマン派から現代までのピアノ小品が収められているこの曲集。
こんな感じの曲が入っているんだ‥と参考になればと思います。
関連記事→『ぷち あ・ら・かると』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。
『ぷち あ・ら・かると』前半からの3曲
まずは、前半17曲から3曲です。
メロディー(林光)
はじめにご紹介するのは「メロディー」です。2曲目にあります。
かわいらしくきれいなメロディーに惹かれます。
スラーが細かく書かれていて、決して横に流れるだけの単調なメロディーではないと感じます。
2曲目なのに2ページ半もあって、けっこう長い曲です。
夕べの歌(C.T.グリフィス)
次は「夕べの歌」。5曲目になりますね。
とっても簡単ですが、雰囲気のある曲だなと思います。
「夕刻を知らせる鐘がゴ~ンとなる村の風景」みたいなイメージがあります。
「お人形がおしゃべりするよ」(T.ラック)
3曲目は、「お人形がおしゃべりするよ」です。12曲目です。
かわいらしい曲ですね。
お人形というか、赤ちゃんがヨチヨチ歩きながら「パパ」「ママ」と言っている感じ。
実際、右手最初のスタッカート2つの音の楽譜部分に「Pa-pa」「Ma-man」と書かれていて、お人形=赤ちゃんのイメージなのかも。
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『ぷち あ・ら・かると』後半からの3曲
後半の17曲からも3曲選びました。
「ミスター・パンチ」(A.ローリー)
まずは、「ミスター・パンチ」。全体の19曲目にあります。
楽譜にも注釈がありますが、「ミスター・パンチ」というのは、イギリスで古くから上演されている操り人形劇の主人公、とのこと。
少し調べてみると、その人形劇1662年に上演された記録があるそうで、350年以上も昔からある古典的なもののようですね。
内容は、ドタバタ喜劇。主人公パンチのルーツは道化師なんだそう。
もちろん人形劇は観たことなく、イメージだけで弾いています。
「サクランボの唄」(T.チェッケリーニ)
次は「サクランボの唄」。全体の23曲目にあります。
とても楽しい雰囲気の曲です。
たくさん実ったサクランボを喜んでいるような・・
はたまた、サクランボたちが踊りうたっているような・・
そんなイメージでしょうか?
表示はAndantino。ちょっと速いかな?
「小さな水夫のうた」(S.プレ)
最後は「小さな水夫のうた」です。全体の28曲目にあります。
短い曲ですが、私とても好きなんです。
楽譜に、「少年と海との対話」といった感じのごく短い詩が書かれていて、そこからイメージして弾いてみました。
まとめ いろんな雰囲気の曲を楽しめます
いかがでしょう。少しこの曲集の雰囲気が伝わったでしょうか。
ロマン派から現代の曲ということで、すべてに題名がついていて、イメージが膨らませやすい曲ばかり。
穏やかなもの、ゆったりしたもの、楽しげなもの、元気なもの・・いろいろな曲が入っています。
いろいろ弾いてみて、お気に入りの1曲が見つかると楽しいですね
(公開日:2018年4月20日 最終更新日:2024年1月19日)
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