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ピアノでミスタッチを減らすには「鍵盤感覚」が大事!その練習法とは

ピアノの弾き方・練習法

ピアノを演奏する時のミスタッチ。結構恐怖を感じることです。

ミスタッチの全く無いのが良い演奏、というわけでは決してありませんが、無いに越したことはないですよね。

ミスタッチの原因はいろいろと考えられ、それぞれの原因に合った対策があると思います。

今回は、ミスタッチを減らす方法として、「鍵盤感覚」を身につける、という視点から考えてみたいと思います。

関連記事ミスタッチについてこちらの記事でもまとめています。

ミスタッチを減らす!「鍵盤感覚」って?

「鍵盤感覚」というのは何か、をまずはまとめたいと思います。

「鍵盤感覚」とは、

基準とする場所に指を置いたら、あとは感覚で鍵盤の位置がわかる

ということです。

例えば・・ドの場所に指を置いたら、ソの場所は鍵盤を見なくても指の感覚だけで弾ける、ということですね。

ドを弾く指はなんでもいいです。1の指でも2の指でも・・。そして、ソを弾く指も何の指でも弾ける。

つまり、

どのくらい指を伸ばせば、どのくらい手をひろげれば、あるいはすぼめれば次に弾くべき鍵盤を弾くことができるか、が、感覚で分かる

ということです。

「鍵盤感覚」ってとっても便利!

こうしてみると、鍵盤感覚ってとっても便利ですよね。

要するに、指をじ~っと見ていなくてもピアノを弾けるということですから。

別の言い方をすれば、「ブラインドタッチでピアノを弾く」ということです。

楽譜を見てブラインドタッチで弾いていく。

これができれば、初見演奏に強くなり、はじめから曲想を意識して弾くことができ、曲の仕上がりが早くなります。

関連記事ピアノのブラインドタッチについてこちらの記事にまとめています。

でも、「便利」という程度のものではなく、とっても重要なことだと考えています。

「鍵盤感覚」をきちんと身につけることで、スムーズにピアノを弾くことができるようになり、それは、ミスタッチを減らすことにもつながると考えるからです。

「鍵盤感覚」とミスタッチの関係

鍵盤感覚が身についていないとなぜミスタッチにつながるのか。

鍵盤感覚が身についていないということは、

ある音を弾こうとしたとき、

どの程度手や指を動かせばその音を弾けるのかが分かっていない

ということです。

すると、音は認識できているのに指は違う鍵盤を弾いてしまう、ということにつながります。

これは、弾くべき鍵盤をしっかり目でとらえていたとしても起こるものです。

弾くべき音は分かっているのに弾けない‥ということ、あるのではないでしょうか。

私はあります。

離れた音を弾くときに起きがちかな、とは思いますが、「ここだ」と分かっていて見ているのに外す。

これは、鍵盤感覚の問題が大きいように思います。

次はあの音(あの鍵盤)と狙っていても、実際に指をどう動かせばよいのかが分かっていないのでミスってしまうということです。

関連記事ミスタッチについてこちらの記事でもまとめています。

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ミスタッチを減らすために・・「鍵盤感覚」を身につける練習法

それでは、鍵盤感覚を身につけるにはどの様な練習をすればいいのでしょうか。

鍵盤感覚は、ピアノを始めた初期からしっかり意識して取り組んでいくことが大事だと考えています。

「鍵盤感覚」の基本は隣同士の音

上に書いた鍵盤感覚の説明で、ドとソを弾く場合を例に挙げました。

ですが、離れた場所を正確に弾けることだけが鍵盤感覚ではありません。

隣同士に並んだ音をミスなく弾くことも重要な鍵盤感覚です。

というか、まずこれがきちんとできていないといけないですよね。

基本です。

ミスタッチって、離れた音を弾くときに起こりがちではあるかとは思いますが、隣に並んだ音を弾くときにも起こります。

それは、指づかいの問題だったり指の動きの問題だったり。

原因はいろいろあると思いますが、鍵盤感覚が身についていないこともその1つだと思います。

五指を隣同士の鍵盤1つ1つに置いていく。その時の手のひらき具合、指同士の離れ具合。

まずは、そうした感覚をきっちり身につけることが重要です。

それができてからの、離れた音の鍵盤感覚ということになりますね。

何を弾くにも「意識」が大事

鍵盤感覚を身につけるには、意識的に行うことが重要です。

五指固定で弾ける、言ってみれば簡単な曲でも鍵盤感覚を意識しながら弾くことが大事です。

自分はどのように動かしているのかを感じながら弾く

ということです。

鍵盤感覚は、弾くことで得た筋感覚からの情報を脳に蓄積させていくことで身についていきます。

意識的に行うことで、よりしっかりと脳に認知させることができると考えます。

筋感覚とは・・

筋肉の収縮や緊張の状況を知覚する感覚。筋紡錘(きんぼうすい)・腱紡錘(けんぼうすい)から刺激が反射的に中枢神経に伝えられて生じる、位置や運動の感覚、筋覚。

コトバンク「筋肉感覚」より

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見て弾くことも大事

鍵盤感覚は鍵盤を見なくてもピアノを弾けることを目指すものではありますが、練習の方法としては、

「しっかりと見る」ことも大事

だと考えています。

見ないで弾く練習ももちろん必要。でも、さらに見ることで目からも情報が入ります。

上に書いた筋肉の感覚から得る情報に加えて目からの情報も入ることで、より一層しっかりと認識することができます。

一つの方法だけに頼るのではなく、様々なアプローチから行うことが重要だということですね。

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隣同士の「鍵盤感覚」が身についたら離れた音を

五指固定の短い曲などを、鍵盤感覚だけで(つまり手を見ずに)スムーズに弾けるようになったら、離れた音を弾くことに進みます。

順序としては・・

  1. 音階
  2. アルペジオ
  3. オクターブ

といった具合に、少しずつ音域をひろげていき、離れた音を弾いていくようにするとよいと思います。

まずは、音階や半音階から

がよいのではないでしょうか。指くぐりや指またぎが必要ですね。

これは隣同士の音ではありますが、五指固定で弾く指の動きとはかなり違いがあります。

どのように指を動かせばよいのか、鍵盤との関係がしっかりと分かるようになると思います。

そして、アルペジオ。

いよいよ音が飛びますね。指くぐりなどにも大きな動作が必要になります。

スムーズに弾けるよう何度もやることは、とても良い練習になると思います。

指の動きをしっかり意識しながら。

さらに、オクターブ飛び。

どの程度手をひろげれば届くのかをしっかりと感じながら弾きます。

指番号1と5だけではなく、他の指でもやってみるといいのではないでしょうか。

見る必要があるときは見ればいい

オクターブくらい離れた音を弾かなくてはいけないとなると、鍵盤感覚だけで弾くのはかなり難しくなりますね。

そういう時は見ればいい!

と思います。

曲によっては見ていられない場合もあるので、あくまでも見ることができる状況なら、ということになりますが。

見て弾けばいいのなら鍵盤感覚は必要ないかといえば、そうではありません。

上にも書きましたが、鍵盤を見ているのにミスタッチするときもあるんです。

見ている場所に正確に指を届かせられるというのも鍵盤感覚です。

やはり、どこをどのくらい動かせば、今弾いているこの鍵盤からあの鍵盤を弾けるのか、ということを分かっている必要があります。

もちろん、目からの情報を利用できるので、見ないで弾くよりはずっと弾きやすいとは思いますが。

感覚を確かめながら、意識的に、何度も何度も弾くことが大切ですね。

ミスタッチを減らすために・・常に「鍵盤感覚」を意識して

今回は、ミスタッチ対策として「鍵盤感覚」について考えてみました。

普段の何気ない練習から鍵盤感覚を意識して弾いてみてはいかがでしょうか。

日々のレッスンでは、バーナムなどのテクニック教本をするときに「この音を弾くときにどのくらい手を広げるのかをよ~く考えて~」と口酸っぱく言い・・

自分の練習でうまく弾けないときは、「この感じ、この感じ」とぶつぶつ言いながら何度も何度もその部分を弾いたりします。

日々の積み重ね、そして、意識的に行う。

これらを地道に続けることが結局は大事ですね。

(公開日:2018年4月25日 最終更新日:2024年2月29日)

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コメント

  1. 川畑 知三 より:

    この記事,非常に参考になりました.

    今,モーツァルトK545の第2楽章を練習していますが,よくまあこれだけ間違うかと思うぐらい間違います.

    そして「準備されていない」,「次に弾くべき音を考えていない」等,確かにそんなときにミスだらけになっていることが,自覚できました.

    鍵盤感覚の重要性も分かりました. これはハノンの練習で身につけられのではないでしょうか.

    • pumila pumila より:

      川畑様、コメントありがとうございます。
      記事がお役に立ったようで良かったです。
      ハノンも鍵盤感覚を身につける練習になりますね!
      少しずつ広げて弾いていくので、基本の練習法としてとても良いのではないかと思いました。
      ありがとうございます。

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