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『オルガン・ピアノの本ワークブック』メインテキストに完全対応で使いやすい!

おすすめ楽典ワーク

ピアノ導入教材におすすめの一冊が、『オルガン・ピアノの本』

関連記事紹介記事はこちらです。

今回は、併用のワークブックを紹介します。

メインテキストに完全対応になっていて、とても使いやすい!

第1巻の中身を詳しくまとめます。

テキストの検討材料に、ぜひどうぞ。

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『オルガン・ピアノの本』って?

まずは、『オルガン・ピアノの本』について簡単にまとめておきます。

『オルガン・ピアノの本』は、ヤマハミュージックメディアから出版されているピアノ導入教材ですね。

初版は1957年!古いですね~~。そして、初版から58年目の2015年、新版が出されました。

ピアノの先生たちに支持され、長~く長~く使い続けられてきているということですね。

シリーズとしては全4巻。4巻を終えると「バイエル終了程度」ということになります。

メインテキストと、併用になっている4冊のワークブックがあります。

関連記事メインテキストとなる『オルガン・ピアノの本』第1巻を詳しく紹介しています。

参考出版元ヤマハミュージックメディアの『オルガン・ピアノの本』紹介ページ

【新版】みんなのオルガン・ピアノの本
1957年、初めて鍵盤楽器を習う生徒さんのためのメソードが誕生しました。当時の主...

『オルガン・ピアノの本 ワークブック』の特長

それでは、『オルガン・ピアノの本 ワークブック』について書いていきます。

まずは「特長」ですが、

メインテキストに完全対応されている

この一言に尽きると思います。

本書の「はじめに」に次のようにあります。

本書は、テキスト(新版みんなのオルガン・ピアノの本)に完全対応したワークブックです。楽曲の中で、新しく出てくる学習ポイントを課題にしています。

『オルガン・ピアノの本 ワークブック1』「はじめに」より

また、出版元ヤマハミュージックメディアの紹介ページには、上記にプラスして以下のように書かれています。

楽譜通りに弾くだけではなく、子どもの想像力を引き出すアプローチの仕方や、音符読み、楽譜全体を読み解く力を伸ばすことを目的とした内容になっています。

ヤマハミュージックメディア「【新版】みんなのオルガン・ピアノの本」「ワークブック」より

音符を読んだり、様々な記号の意味を答えたり、ということをメインにしつつも、曲の雰囲気を話し合ったり、フレーズの流れを感じたり、という内容も大事にされているということですね。

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『オルガン・ピアノの本 ワークブック1』の内容は?

新版 みんなのオルガン・ピアノの本 ワークブック 1

それでは、具体的な内容について書いていきます。

『1』全体を通して

第1巻全体を通しての特徴は、「はじめに」に以下のように書かれています。

1,2巻では特に、基本的な音の高さと音化の理解、歌ったり体を動かしたりしながら生き生きとした「拍感」と「フレーズ感」を体感することに重点を置いています。

『オルガン・ピアノの本 ワークブック1』「はじめに」より

例えば、

  • 新しい拍子やリズムが出てきたら必ずリズム打ちをする
  • 歌いながら1拍目のみ手をたたく
  • 先生と掛け合いで歌うことでフレーズや強弱を感じる

といった課題が要所要所に出てきます。

書くことだけではなく、「実際にやってみる」ことを大事にしていることがうかがえます。

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具体的な内容

具体的な内容を、目次を載せることで紹介します。

  • 指番号をおぼえましょう
  • 音符と五線
  • 「ド」をおぼえましょう
  • 「シ」と「レ」をおぼえましょう
  • 「ラ」と「ミ」をおぼえましょう
  • 「ソ」と「ファ」をおぼえましょう
  • イ短調のメロディー
  • たのしく弾こう
  • 「ソ」をおぼえましょう
  • リズムのれんしゅう①
  • 4分の3拍子の曲
  • リズムのれんしゅう②
  • 4分の2拍子の曲
  • のポジション
  • ■おんぷのまとめ
  • ふぁのポジション
  • ■きゅうふのまとめ
  • 2つのポジション
  • のポジション
  • のポジション
  • のポジション
  • ■チャレンジ
  • ■まとめ

赤太字や■は、本書の目次の通りです。

目次は以上のようになっています。

これ、メインテキスト『オルガン・ピアノの本1』の目次と全く一緒なんです。

(■は、これまで出てきたことのまとめページなので、メインテキストにはありません)

「完全対応」って、こういうことなんですね。

メインテキストで新たに学んだことを、ワークブックで実際に書いたり読んだり歌ったりする、ということです。

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実際の課題はどんな感じ?

ワークブックの実際の課題がどのようになっているのか、例を挙げてみます。

例えば「どをおぼえましょう」のページでは・・

メインテキストは「どのおけいこ」という中央ドだけを使った4小節の曲が2曲あり、「ど」と共に4分音符を覚えるようになっています。

ワークブックでは、

  • 鍵盤の図で「ど」を探す
  • 5線に中央ドを書く(ト音記号も)
  • 4分音符を書く(棒が上向き、下向き1つずつ)
  • 4分音符に似た様々なイラストの中から正しい4分音符を探す
  • 右手で弾くド(棒が上)左で弾くド(棒が下)の違いを、棒を書いたり楽譜(大譜表)から見分けたりする
  • 大譜表にランダムに書かれた全音符から中央ドを探す

これらの課題が4ページにわたってあります。

もう1つ挙げると・・

「イ短調のメロディー」のページは・・

メインテキストは、「おるすばん」「あめふり」という8小節の曲2曲が載せられていて、「あめふり」の方で、「D.C.」と「Fine」を学ぶようになっています。

ワークブックでは、

  • 「おるすばん」を歌い、どんな気持ちか考える
  • 先生の弾く「おるすばん」を聴いて、どんな感じかを話す
  • 「あめふり」の楽譜を見て、「D.C.」と「Fine」を探す
  • 先生の弾く「あめふり」を聴いて、「あめ」と「はれ」の響きを聴き分ける

これらの課題が2ページにまとめられています。

今弾いている曲のみを使って、より深く学ぶ、という感じですね。

「関連のある他の事柄」という内容は、一切出てきません。

「この曲から何を学ぶのか」をはっきりさせている、ということですね。

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■のページについて

ワークブックでは、メインテキストに完全に一致している内容にプラスして、■で分けられたページが4つあります。

  • おんぷのまとめ
  • きゅうふのまとめ
  • チャレンジ
  • まとめ

この4つです。

これらはどのような内容かというと・・

「おんぷのまとめ」「きゅうふのまとめ」は、この第1巻で出てくる音符と休符について1ページにまとめて書かれている、ということです。

長さが比べられて分かりやすいですね。

下には、「2ぶ(ん)おんぷは、どちらでしょう」といった問題も載せられています。

「チャレンジ」は、これまで出てきた音を読む、これまで出てきた音符を使ったリズム譜をたたく、という2つの課題が1ページでまとめられています。

最後の「まとめ」は、第1巻で学んだことが表にまとめられています。

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メインテキストに「完全対応」は使いやすい!

私の教室では、ワークは、レッスンを始めてしばらくたってから使うようにしています。

レッスンを始めたばかりのうちは弾くことで精一杯ですし、まずは弾きたい、という様子を感じるのでそれをメインにし、楽典的なことは口頭で説明しています。

小さな子は、「書く」ということ自体がおぼつかないことが多いですしね。

ということで、『オルガン・ピアノの本』を使っている生徒が2巻、3巻と進んできたのを機に、そろそろワークを考え、併用のこのワークブックを検討してみた次第です。

見てみたところ、とっても使いやすそう!メインテキストに「完全対応」というのがいいですね。

実は、他のテキストを使っている生徒にその併用ワークを使ったことがあるのですが、ワークの内容が濃すぎてうまく使いこなせなかった経験があります・・。

「完全対応」ということでは、途中からでも始めやすいですし(今回、2巻、3巻から始めることになります)、レッスンしているその曲をもっと深く知っていくことにもつながりますし。

『オルガン・ピアノの本』を使っている生徒は、この併用ワークで行こうと考えています。

(公開日:2019年4月18日 最終更新日:2023年3月8日)

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