ピアノの弾くときの「手首を柔らかく」ってどういうこと?脱力とは違うの?

ピアノの弾き方・練習法

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ピアノを弾くとき、「手首を柔らかくすることは大事!」とよく言われます。

私もそう思います。

でも、「手首を柔らかく」ってそもそもどういうことでしょう・・?

手首をフニャフニャにしてピアノを弾くということでしょうか・・

ピアノを弾くときの重大事「手首問題」。

これってそもそもどういうことなのか、なぜ大事なのか、について考えてみました。

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「手首を柔らかく」は何のため?

動画などでピアニストの演奏を観ていると、手首柔らかいですよね。フワッフワっとさせて弾いています。

ガチガチに固めて弾いている人はいませんよね。

それはやっぱり、必要だからそうなるんだと思います。

なぜ手首を柔らかくする必要があるのか・・

次の動作にすばやく移るため

それはズバリ

次の動作へすばやく移るため

だと、私は考えています。

ピアノの演奏は、指で鍵盤を押して、いくつもの音を次々に鳴らすことで曲を演奏していきます。

手のひらを大きく開いたり閉じたり、瞬時に横移動をしたり・・

黒鍵を弾いたり白鍵を弾いたりというところでは、多少の前後移動もありますよね。

目まぐるしく指や手、腕全体を動かすわけですが、それをスムーズに行うためには手首は柔軟である必要があります。

手首が固い状態では、すぐに次の動作へ移れず、音が遅れてしまったり、はたまたミスタッチにつながったりします。

鍵盤を押して音を出したら、手はすぐに次の音の準備に入ります。

頭は、すでに2つ3つ先の音をイメージしているハズ。そうした少し先の音を出すための鍵盤がどこにあるのか、そして、どんな音を出すのか。

そうしたことを瞬時に考えて判断して、適切な動きをとらなければいけない。

そうなると、手首が固まっていては、動作が遅くなり素早い動きはできません。

どのような動きにも即座に対応できるように、手首は柔軟にしておく必要があるのです。

 

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「手首を柔らかく」ってどういうこと?「脱力」とはちょっと違う

ここまで読んでくると、「『手首を柔らかく』って要するに脱力するってことでしょう!」と思うかもしれません。

書いている自分もそんな気がしてきてしまいます。

でも、ちょっと違うと思うんです。

「手首を柔らかく」は、力を緩めること

「手首を柔らかく」するということは、手首の力をフッと緩めることだと考えています。

「脱力」は力を抜くことですよね。手首の力を抜いてしまったら、手首が下がり、指だけで手を支えながらピアノを弾くことになってしまいます。

そりょあ無理だわ!と思うと思います。

「緩める」とは、次のような意味を持ちます。

①強く締めつけていたものなどの力を弱める。ゆるくする。

②精神の緊張を弱くする。

③規制・取り締まりなどを弱くする。緩和する。ゆるくする。

④速度を弱める。

引用:コトバンク 緩める・弛めるより

ここで今話していることの意味としては①が最もふさわしいかと思いますが、①~④すべてに共通していることがあります。それは「弱」です。

つまり、「手首の力を緩める」とは力を抜いてしまうのではなくて「弱める」ということなんですね。

音を出す瞬間は手首を固める必要がある

指が鍵盤を押すその瞬間は、実は手首を固めておかなければいけません。

ピアノを弾くための手の形を作ったら、そのままの状態を保って鍵盤を押すようにします。

手首はフニャフニャになっていては、それこそ上に書いたように指だけがすべてを担うような状態で、無理な音の出し方になってしまいます。

それでは、音を出すだけで精一杯ですよね。

でも、だからといってガチガチに固める必要はなく、指が鍵盤を押すのに必要な分だけの力でよいです。

つまり、指だけで鍵盤を押すのではなくて、指だけに負担がかからないように手首で支える形で弾くということですね。

「手首で支える」形をつくるのは、上腕にある「上腕二頭筋」の働きによるものです。

レッスンで「手首を上げて~」というと、手首だけをぴょこんと上げることがありますが、上腕から動かして手首を上げるようにしなくてはいけません。

関連記事ピアノを弾くときの基本の手の形と動かし方をまとめています。

音が出たら即緩める

上腕を使って手首の支えで音を出したら、すぐに手首の力は緩めます。

音が出てしまったら弾くために固めた手首の力は必要なくなります。その分だけ力を「弱める」ということです。

そして、次の音を出すための準備に入ります。

どこへ移動させるのか、どの指を使うのか、行った先でどんな音を出すのか・・そういったことを瞬時に判断し、即動かさなければいけません。

スムーズにその行動へ移るために、手首の力を緩めます。

緩めると同時に、上へ上げる必要があります。もちろん、手首だけを上げるのではなく、上腕にある筋肉を使って上げる、ということで、腕から動かすことが大切です。

例えば、さっき弾いた音が全音符だったりすると、4拍分音を出していなければならないわけで、そのあいだは動かせません。

でも、すぐ次の音の場所へ移動できるように、音が切れない程度に手首を浮かせておくんですね。

自由にスムーズに動かすために、手首の力を必要最低限まで緩め、なおかつ少し上へ上げて即応できるようにしておくんです。

ピアノの演奏は「固める」→「緩める」の繰り返し

ピアノを弾くのは、「手首を固めて音を出し⇒即、力を緩めて次へ備える」の繰り返しです。

力を「入れる⇒緩める⇒入れる⇒緩める・・・」をどれだけ短時間でサッとできるか。

これが「手首が柔らかい」ということなのかな、と思います。

サッと緩める、しかも適切な弱さまで、というのが難しい。そしてその逆、さっと必要な力を入れる、ということも。

その時どんな手の形で弾いているか、も大きく左右すると思いますし。

今回は、練習法というところまではとても書けませんが、ピアノを弾くときに常に意識しておくことが大事ではと思います。

今必要な、力の入れ具合、緩め具合はどの程度か。それを常に頭において練習する。

これしか思いつきません。

 

 

 

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