記事内に広告が含まれています

家にピアノがない!練習場所を紹介 簡易ピアノやグッズも

私の考え

大人も子どもも、趣味や習い事の選択肢が増えたとはいえ、ピアノを弾きたい、習いたい、という人はまだまだ多いように思います。

でも、家にピアノがないとなると練習ができません。ピアノに練習は必須です。

というか、なんでもうまくなるためには練習が必要。

だからといって、ピアノはそう簡単に購入できるものではないという現実も。

決して安価なものではないので経済的に難しい場合もあるでしょうし、住宅事情ということもありますね。

ピアノの先生として、またピアノ好きの一人として、ピアノを弾く人が増えるといいなと思っている私。

今回は、ピアノがなくても練習できる方法(場所・物)を、考えうる限り紹介してみようと思います。

「ピアノがないけど習いたい」は多い~私の実感~

ピアノ教室を始めて10年以上が経ちました。

この間、「ピアノはないけれど習いたい」と体験レッスンに来られる方は多いという印象です。

ここは田舎で持ち家率が高く、アップライトピアノをお持ちのご家庭が多いように思います。

ピアノ全盛期だったころの名残かな。

自宅にはなくても近くのご実家にある、とか、

ご実家に同居されていて、親御さんが子どものころ習っていたピアノがある、とか、

そんな感じですね。

でもやはり、鍵盤数の少ないいわゆるキーボード程度しかない、というご家庭は多いです。

ご自分は経験がなくピアノはないけれど、お子さんが興味を持って習いたいと言っている、ということですね。

鍵盤系の楽器を全く持っていないという方もおられますが、キーボードならお持ちの家庭は多いです。

一軒家にお住まいの方がほとんどなので、スペースはさほど問題ではないようで、習うからにはいずれ電子ピアノを購入予定、と言われる方がほとんどです。

そうは言われても、なかなか購入に至らずレッスンを続けてきた子もいます。

鍵盤の数は少ないけれど、タッチはアコースティックに近いような楽器でそのまま、という子もいますね。

「必ず楽器を購入してください」という形をとっていないので、そういうご家庭もありますね。

私の教室では、こんな感じです。

家にピアノがない場合は、どのように練習をしているか。

以下に、実際の生徒の様子と、私の思いつく限りの方法をまとめてみようと思います。

関連記事家にピアノがなくても習う意味はあると思っています。

スポンサーリンク

家にピアノがない生徒の練習場所

まずは、家にピアノがない子が実際にはどこで練習をしているか、ということです。

学校のピアノで練習

まずは、学校で練習する、という方法です。

やっている子は多いです。

先生に一言いえば、音楽室のピアノを貸してもらえるそう。

あらかじめ練習するつもりで学校へ楽譜を持っていき、放課後(かな?)に練習するようです。

一人で集中して練習できるのか?

どのくらいの時間貸してもらえるのか?

など、気になることは多いですが・・

そのまま楽譜を忘れてきてしまう、ということもあったりして・・オイオイ・・

ピアノを習っている友達同士、わいわい言いながら教えあったりするのも楽しいでしょうね。

刺激になったりしていい経験かもしれない、とも思います。

何より、学校でわりと自由にピアノが弾ける、という環境がいいなと思います。

普段は自宅のキーボード 週末はピアノ

平日はキーボード。週末はピアノ。そんなご家庭もありました。

このご家庭は、近所にある親御さんのご実家にアップライトピアノがある、ということでした。

なので、平日は自宅にあるキーボードで練習し、週末はおじいちゃんおばあちゃんの家へ遊びに行きがてら練習する、という形ですね。

おじいちゃんおばあちゃんに演奏を聴いてもらったり、という交流もあったようです。

ほほえましいですね。

全くピアノがない、という状況とはちょっと違うので、あまり参考にはならないかもしれませんが・・

スポンサーリンク

自宅以外でピアノを練習できる場所

家で練習できないのなら、どこか別の場所を探すしかありませんね。

いくつか挙げてみます。

公共施設で

街の公民館やホールなど、公共施設で練習する方法があります。

1時間いくら、という形で貸してもらえるところは多いと思います。

例えば我が家の近所では、隣街のホールの練習室が借りられます。グランドピアノです。

日中か夜間か、その街の住民かどうかで多少値段が変わりますが、500円以上1000円以下といったところです。

この田舎町の近辺でも2,3か所ありますね。

もっと大きな都市なら、もっとたくさんあるのではないでしょうか。

ただ、毎日練習というわけにはいかないですね。1回数百円とはいえお金がかかります。

他に使う方もいるので、いつも空いているというわけではないですし。

楽器店の貸しピアノで

楽器店には練習室を貸しているところもありますね。

昔住んでいたところの近所にそういうところがあって、よく弾きに行きました。

その頃はアパート暮らしで電子ピアノしかなく、発表会前などきちんと練習したいときにはしょっちゅう行っていました。

そこは、防音室でグランドピアノが置いてありました。

値段ははっきりと覚えていませんが、1時間数百円だったと思います。

その楽器店のピアノ教室で、レッスンにも使う場所だったので、空いているとき限定でしたね。

やはりお金がかかるし、毎日というわけにはいきませんでしたが、重宝しました。

大手の楽器店で、その中で教室をしているようなところなら、レッスンのない時間帯は貸し出しをしているのではないでしょうか。

私が昔通っていたところは、大手楽器店の系列ではありましたが小さなお店で、楽器も1台のみのこじんまりしたところでしたが。

保育科等のある学校で

これは、その学校に通う学生さんしかダメかもしれませんが・・

保育の勉強にはピアノは必須ですよね。なので、こういった学校にはピアノを練習できる場所があるはずです。

実は私、音大は出ておらず、保育科のある大学に通っていたのですが、そこにはピアノの練習棟があり、そこでよく弾いていました。

私は保育科の学生ではありませんでしたが、借りることはできました。

各部屋のドアのところにホワイトボードがあり、借りたい時間帯を書き入れておくんですね。

借りる方法はそれだけ。お金もかかりません。

大学の近所に下宿していて、それこそ部屋にピアノなどない状態。ちょくちょく行って弾いていました。

スポンサーリンク

「家にピアノがないんです」先生に練習の相談を

もし先生についてレッスンを受けているのなら、またそう考えているのなら、その先生に相談するのが最も良い方法ですね。

「ピアノ買えないんです」「ピアノ置けないんです」などというのは言いづらいかもしれませんね・・。

でも、良い先生ならしっかり相談に乗ってくれるはずです。

また、先生の側からすると、生徒さんの練習環境は把握しておくべきことです。

生徒さんから話がなくても先生側から確認するべきとも思います。

もし私にそのようなお話があり、お答えするとすると・・

レッスン回数やレッスン時間を多くとる

ピアノのレッスンというと、週1回というのが一般的かと思います。

そして、ほぼ毎週同じ曜日時間にレッスンする、という形ですね。

それを、週2回や3回にする、または、1回のレッスン時間を通常よりのばす、などの方法です。

私の教室では最も短くて1回30分ですが、それを例えば1回1時間にする、といったことですね。

週1回1時間で毎週レッスン、とか、週2回で1回30分を毎週、とか。

可能なら、週2回とか3回とか、レッスン回数を増やした方がいいですね。

時間を延ばすのは集中力の問題もありますので。

その人の状況をいろいろと考えつつ、とにかく、なるべくピアノに触れる機会を多くする、ということです。

「レッスンをする」ので、お金はいただくことになりますね。

全くの初心者という場合、しばらくはこのような形をとり、練習の仕方などが分かってきたらどこかピアノを借りられる場所で自分で練習する。

こんな方法もあるかと思います。

レッスン室を借りる

どこか別の場所を借りて練習する、ということなら、いっそのことレッスンをしている場所が借りられれば良いですね。

すでに、こういうことをしているピアノ教室もあるのではないかと思います。

私のところでも、もし希望があればしてもよいと考えています。

ただ、防音室にはなっていないので、練習している音は丸聞こえ。

「先生に聞こえてる」と思うと練習しづらいかも。

私の方も、つい口を出してしまったりして・・

お金は少しいただきたいですね。ピアノは維持費がかかるので。

でも、別の場所を借りるよりは安くしたいです。

スポンサーリンク

家にピアノがなくても練習できるグッズ

住宅事情によっては、鍵盤の数の少ない一般的にキーボードといわれる楽器を置くのも難しい、という場合もあるかもしれません。

そんな時には、こういうものもあります。

ぺっちゃんこなピアノ

くるくる巻いて、小さくしまえるピアノがあります。

⇩こういうもの。(「ロールアップピアノ」ブランド:SMALY(スマリー)

スマリー(SMALY) 電子ピアノ ロールアップピアノ 88鍵盤 フットペダル付き SMALY-P88A

「ロールピアノ」「ハンドロールピアノ」「ロールアップピアノ」といった名前で出ています。

いろいろなメーカーから出されていて、鍵盤の数もピアノと同じ88鍵、数の少ない49鍵とか61鍵というものもありますね。

実は私も49鍵のものを持っています。

昔、音楽療法の勉強をしているとき「どこにでも持ち運べる」ということで紹介されて購入しました。

ぺっちゃんこで、くるくる巻いて片づけます。専用のケースに入れて持ち運びます。縦17㎝、横27㎝くらいになるかな。

小さくなって場所は取りません。音の少ない童謡とかなら十分弾けます。

でも、なんせぺっちゃんこなので、「弾く」という感じじゃない。

本当に習い始めのころなら、「指づかいを確認」とか「音を確認」とかいうことで使うことはできるかもしれません。

いつまでもこれで練習、というのは絶対に無理です!!というか、物足りなくなります。

というのが、もう10年以上前に購入した私が持っているロールピアノに対する感想です。

今販売されているものはもっと高性能のようですね。検討してみてもいいかもしれません。

参考「ロールピアノ」検索結果(Amazonへ飛びます)

紙鍵盤

紙の鍵盤で練習する、という手もありますね。

⇩例えばこういうもの。(「鍵盤トレーニング・シート」

ピアノ・レッスン・サポート 鍵盤トレーニング・シート -88鍵用-

こちらはピアノと同じ88鍵で大きさも同じ。でも、紙なので音は出ません!

「音出し練習ができないときのイメージトレーニングに」と説明に書かれています。

音が出ない、というのは大きなマイナスですが、楽譜と鍵盤の位置の一致や指使いの練習などに使えますね。

音だけを別で録音して、それに合わせて指を動かす、というのもいいかもしれません。

これだけで練習を続けて弾けるようになる、というのは無理です。

でも、実際のピアノを弾くことと組み合わせて、うまく使うことができそうです。

関連記事こちらの記事でも紹介しています。

スポンサーリンク

家にピアノがなくても練習はできる!要はヤル気

家にピアノがない場合の練習場所や練習グッズなどについて、いろいろと書いてきました。

わざわざ出かけていかなければいけないなど、いろいろと大変ではありますが、家にピアノがなくても練習することはできます。

要はどれだけ本気か、ということですね。

ピアノを買えない、置けない、というだけでピアノを弾くことをあきらめてしまう。

それは、ピアノに関わっている身としてはさみしく感じます。

この記事がそっと背中を押すことになれば、とてもうれしく思います。

(公開日:2018年6月20日 最終更新日:2024年9月18日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました