初級者向けのピアノ曲集『黒猫のおしゃべり』から、4曲を選んで弾いてみました。
連弾曲1曲を含めて全14曲のうちの4曲しか弾いていませんが、異なった雰囲気になるように選んでみました。
エリック・バウムガートナーさんの、ピアノ曲の雰囲気が少しでも伝わればと思います。
参考にどうぞ。
関連記事→『黒猫のおしゃべり』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。
「黒猫のおしゃべり」
まずは、曲集のタイトルにもなっているこの曲です。3曲目に収録。
作曲者本人による「曲目解説」によると、
2匹の猫がふざけておしゃべりをしています。
1匹は右手で、もう一方は左手で表現しています。
とあります。
楽譜には、「Slyly,at a moderate tempo おちゃめに、ほどよい速さで」とあります。
ちょっと怪しげな雰囲気で、2匹の猫がじゃれるのではなく「おしゃべりしている」感じが出せるといいなと思いました。
「ファンキー・モンキー」
次は、5曲目にある「ファンキー・モンキー」です。
「曲目解説」にはこうあります。
あなたの手が鍵盤の上を動くのと同じように、このファンキーなモンキーも木を登ったり降りたりしている様子が目に浮かぶでしょう?
楽譜には「Playfully 楽しく陽気に」とあります。
公園の木々を小さなサルが登ったり降りたり、ちょこまか動き回っている様子をイメージしました。(って、それはリスか?)
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「街の灯火」
3曲目は「街の灯火」。10曲目です。
「曲目解説」には、
とあります。
「Adagio(♩=ca.88)」と書かれています。
とても不思議な雰囲気の曲です。
静まり返った街を、明かりがちらちらと照らしている。そんなイメージを持ちました。
「ボッサ・リオ」
最後は「ボッサ・リオ」です。連弾曲を残して1番最後に載せられています。
「曲目解説」は、
となっています。
楽譜には「威厳を持って With authority(♩=ca.144)」とあります。
このリズムを表現するのは難しいです。
解説には「自信をもって」、楽譜には「威厳をもって」と書かれています。とにかくこのことを考えて弾きました。
まとめ 弾いていて楽しい曲集です
街中の風景や動物のさりげない仕草などをそのまま曲にしたような、楽しい曲集です。
弾いていていろいろな情景が浮かびます。
副題には「小さなピアニストのためのレッスン・発表会曲集」とありますが、子どもに限らず、大人がレッスンなど関係なく弾いて楽しむのにも、とてもいいのではないかと思います。
楽譜選びの参考になればうれしいです。
(公開日:2018年6月12日 最終更新日:2024年1月23日)
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