初心者のためのリズムの読み方キホンのキ~同じ音符が並ぶ場合

ピアノの弾き方・練習法

音符が読めれば楽譜が読める、ということにはなりません。

楽譜に書かれている音符が、ドなのかミなのか、はたまたソなのか・・

それが分かっても、この楽譜に書かれている曲がどんなメロディーなのかは⁇です。

音符、そしてリズムが読めて、初めてどんな曲なのかが分かります。

まずは音符を読めるようになることを重視しがちですが、この「リズムを読む」ということもとっても大事!

でも、なかなか難しいものですよね。

その辺りを、できるだけ分かりやすくまとめてみようと思います。

今回は、キホンのキ「同じ音符が並んでいる場合」を説明します。

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「リズムを読む」まず必要なのは「拍子」

楽譜からリズムを読み取るために、まず重要になるのは「拍子」です。

「拍子」と「リズム」は密接に関連しています。拍子が分からないと、リズムを読むことは困難です。

そのため、楽譜を読もう、となった時に、まず始めに確認するべき部分になりますね。

拍子って何?

では、「拍子」とは何かというと・・。

楽譜の一番最初、左側にある数字、これが「拍子」を表しています。ト音記号やヘ音記号のすぐ右に書かれていますね。

『おとなのためのピアノ教本1』『シニア・ピアノ教本1』より

赤丸で囲われた数字です。「拍子記号」といいますね。上の画像は「4分の4拍子」です。

楽譜が線で区切られていますが(この線を「小節線」といいます)、この線から線までの間(1小節)に、「4分音符が4つ入る」という意味です。

拍子記号は他に、「4分の3拍子」や「4分の2拍子」、「2分の2拍子」、「8分の6拍子」などがありますが、それぞれ以下のような意味です。

  • 4分の3拍子・・・1小節に4分音符3つ
  • 4分の2拍子・・・1小節に4分音符2つ
  • 2分の2拍子・・・1小節に2分音符2つ
  • 8分の6拍子・・・1小節に8分音符6つ

拍子のかぞえ方

拍子記号の意味は分かった。ということで、その数え方ですが・・

それぞれもとになる音符(分母の数字)を「1拍」ととらえます。上の画像にも「4分音符を1拍に数える」とありますね。

画像にある「4分の4拍子」は、「1小節に4分音符が4つ」という意味なので、「1小節に1拍が4つある」ということになります。

ということで1小節内を「1,2,3,4」と数えることになります。

「1拍目、2拍目、3拍目、4拍目」と来て1小節が終わり、また、次の小節に入って「1拍目、2拍目、3拍目、4拍目」という具合に進んでいくわけですね。

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「拍子」から考える「リズム」の読み方

拍子の意味と数え方が分かったでしょうか。

ということで、いよいよリズムの読み方へ入っていきます。

リズムは1拍ずつ捉える

リズムを読むときは、1拍ずつ分けて考えると分かりやすいのではないかと思います。

楽譜が4分音符だけで書かれている場合は、「4分音符1つ=1拍」なので1,2,3,4と数えると同時に音を出していけばOKです。

難しくなるのは、4分音符以外の音符の場合ですね。

以下に、8分音符と16分音符で考えていきます。

8分音符の場合

『おとなのためのピアノ教本1』より

上の画像は、4分の4拍子の楽譜です。1小節目を1拍ずつ分けてみました。楽譜の真ん中に書かれている数字は拍子を表しています。

1拍目と3拍目は4分音符です。なので、1拍につき1音ととらえればいいですね。

2拍目と4拍目は、音符が2つになっています。8分音符2つがつながっているものです。

ということですね。

8分音符は、4分音符の1/2の長さです。

↑こういうことになりますね。

1拍の中に音符が2つなので、1拍数える間に2つ音を出すことになります。

⇩3小節目も1拍ずつ分けてみました。

3小節目は、8分音符だけになっています。8分音符は、4つ並んでいれば4つでつなげてしまうことが多くあります。

でも、「リズムを読むときは1拍ずつ分ける」ことを原則とすると、4つをさらに2つずつに分けて、1拍につき8分音符2つと考えた方が分かりやすいと思います。

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16分音符の場合

次に16分音符についてです。⇩単独の場合、こんな形の音符です。

長さは、4分音符の1/4、8分音符の1/2です。

♬♬♪♪

↑こういうことになります。

『おとなのためのピアノ教本2』より

こちらは4分の2拍子の楽譜です。上の段に書かれていますね。1小節に4分音符が2つ入ります。拍子は「1,2」「1,2」・・と数えていくわけですね。

16分音符が出てくる小節を、1拍ずつに分けてみました。

16分音符は、4つで1つにつながっています。それが、1つの〇にくくられていますね。

16分音符は4分音符の1/4の長さなので、4つ集まると4分音符1つ分になるということです。なので、「1」と数える間に4つの音を出すことになります。

拍子を打ちながらリズムをとる

理屈としてリズムの読み方は分かっても、いまいちうまくリズムを取ることができないかもしれません。

リズムをきちんと取れないと、結局は演奏に影響してしまうことになります。

リズムを正確に取るための方法と注意点を、以下にまとめてみようと思います。

リズムを声で表す

リズムを声に出すと、少しリズムが取りやすくなるのではないかと思います。

リズムを声に出して読むと、次の様になります。

  • 4分音符・・・タン
  • 8分音符・・・タ
  • 16分音符・・・チ

このような言い方が一般的かな、と思います。

4分音符1つ分のリズムは、以下のように言うことになります。

  • ・・・タカ
  • ♬♬・・・チキチキ

「タン」と言う代わりに、「タカ」とか「チキチキ」と言うわけですね。

この、リズムを声に出して言う言い方は、いろいろとありますね。上に書いたのは、私はこう教わったかな、という程度のもので、決まっているわけではありません。

自分で考えてもいいと思いますが、同じ音符が並ぶ形を言う時は、「タ」と「カ」とか、「チ」と「キ」といった風に変えた方がいいかもしれません。

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1拍を均等に

リズムを決まった言い方で声に出すと、少しリズムが分かりやすくなると思います。

でも、「タカ」とか「チキチキ」とただ言えばいいというものではありません。

「タカ」も「チキチキ」も共に4分音符1つ分になるわけですが、その4分音符1つ分=1拍を均等に分けて言わなければ意味がありません。

♫「タカ」なら、「タ」と「カ」をきっちり1/2ずつの長さで。

♬♬「チキチキ」なら、「チ」「キ」「チ」「キ」ときっちり1/4ずつです。

「チキチキ」と一気に言ってしまって次の拍まで一瞬の無言がある、ではダメ!ということです。

⇩ちょっと動画を撮ってみました。

リズムの取り方の基礎

レッスンで使っている手作りのリズムカードを2段に並べています。上の段は4分音符4つ、下の段は♩、♫、♬♬、♩の4枚を並べました。

つまり、4/4拍子1小節分を4分音符、8分音符、16分音符を使ってリズムを作った、ということです。

リズムを声に出して言っていますが、1回目はきっちり均等に分けた言い方、2回目は一気に言ってしまう悪い例です。

違いが分かっていただけるでしょうか。

正確にリズムを取ることができれば、あとは、それを音にしていけばいいですね。

⇩市販のリズムカードがいろいろ販売されています。その一つを紹介します。初心者の方はリズムカードを持っていると便利だと思います。

まとめ 音符もリズムも両方大事!

「楽譜を読む」というと、まず「音符を読む」ことを考えがちかと思いますが、「リズムを読む」ことも同じくらい大事です。

音だけが分かっても、音の羅列でしかないですもんね。

今回は、リズムを読むことと密接に関係している「拍子」の説明から始め、同じ音符が並んだ形(8分音符のみや16分音符のみ)のリズムの取り方についてまとめました。

これが、もっと複雑なリズムを読むための基本となるかと思います。

ぜひ、リズムもスラスラと読めるようになることを目指してください。

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