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『ピアノひけるよ!ワークブック1』最低限の内容で併用しやすい!

おすすめ楽典ワーク

私の教室では、ピアノ導入教材として一番人気の『ピアノひけるよ!ジュニア』

今回は、併用のワークブック『ピアノひけるよ!ワークブック』を紹介します。

併用なので、テキスト準拠。

ワークブックもテキスト同様1,2,3巻に分かれています。

テキストの進みに合わせてワークブックも進めていけますね。

今回は、1巻を詳しく紹介します。

参考になればうれしいです。

関連記事こちらでテキスト『ピアノひけるよ!ジュニア』を紹介しています。

『ピアノひけるよ!ジュニア』って?

まずは、メインテキストの『ピアノひけるよ!ジュニア』についてまとめます。

出版元は「ドレミ楽譜出版社」。初版は1998年。長く使われ続けている教材ですね。

多くのピアノテキストを手掛けている橋本晃一さんによる、子ども用テキストです。

もっとも大きな特長は、よく知られている童謡や唱歌がレッスン曲になっていること。

そこが人気の秘密で、子どもたちに選ばれ続けています。

関連記事詳しくは、こちらをご覧ください。

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『ピアノひけるよ!』シリーズのワークブックはいろいろある

では、ワークブックはどういうものか。

実は、『ピアノひけるよ!』シリーズのワークブックはいろいろあります。

『ピアノひけるよ!』シリーズのワークブック
  1. ワークブック1、2,3
  2. ワークブックもんだいしゅう1,2,3
  3. 楽典ワーク

1つ目が、今回ご紹介する『ピアノひけるよ!ワークブック』です。

2つ目の「ワークブックもんだいしゅう」は、1つ目の「ワークブック」の内容をしっかり定着させるもの。

〈ワークブック①~③〉の課題を反復し定着させる併用問題集で、読譜力や楽典の知識をより確実なものにすることができます。

『ピアノひけるよ!』巻末のシリーズ一覧説明文より

とあり、すでに学んだ内容を答える「問題集」だということですね。

そして、3つ目の『楽典ワーク』は、シリーズ後半の『ピアノひけるよ!シニア』向けのワークということになります。

さらに高度な楽典の内容になっています。

関連記事『ピアノひけるよ!楽典ワーク』をこちらで紹介しています。

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『ピアノひけるよ!ワークブック1』とは?

それでは、『ピアノひけるよ!ワークブック』はどういうものなのか。

ワークブック1、2.3巻全体に関して、「はじめに」に以下のように書かれています。

「ピアノひけるよ!ワークブック①~③」は、「ピアノひけるよ!ジュニア①~③」にそれぞれ併用して、読譜力をつけ、楽典の知識を確実にするためのサブ・テキストです。
各項目ごとの課題や、それを定着させるための”もんだい”、そしてリズム打ちのための”リズムれんしゅう”は、いずれも「ジュニア」で弾く曲と関連がありますので、対応ページを参考にしてください。
(後略)

『ピアノひけるよ!ワードブック』「はじめに」より

各ページに必ず「ジュニア1⃣ p.〇併用」といった具合に、対応ページが書かれています。

「ジュニア」に出てきた事柄を「ワークブック」でさらに学ぶことで、しっかりと身に付けられるということですね。

『ピアノひけるよ!ワークブック1』実際の”もんだい”は?

かいておぼえておんぷがよめる ピアノひけるよ!ワークブック(1)

それでは、実際にどんな”もんだい”が掲載されているのか、1巻について詳しく見ていきます。

内容は、大きく2つに分けられます。

  • 音符を書いたり読んだりする「読譜」のための問題
  • 音符の種類を学び、リズム打ちをする問題

そして、音楽記号に関するものもあります。

ただ、まだ数が少ないので、”もんだい”も多くありません。

また、導入テキストの1巻のため、指番号黒鍵白鍵を見分ける課題もあります。

以下に、「読譜」と「リズム」の2つについて、それぞれ詳しくまとめます。

「読譜」のための”もんだい”について

まずは、読譜に関連する部分についてまとめます。

具体的には、以下のような内容が出てきます。

  • 点線をなぞって音符を書く
  • 指定された音を弾く場所を鍵盤図から探す(例:ドのけんばんはどれですか)
  • ランダムに並んだ音符から、指定の音を探す(例:みぎてのドはどれですか)
  • ランダムに並んだ音符の音名を書く
  • メインテキストの対応曲から指定の音の数を数える(例:みぎてのミは( )こ)

こうした課題が、メインテキストの順番に沿って出てきます。

メインテキストで新しい音が出てきたら、ワークブックもその音に関する”もんだい”が出てくる、ということですね。

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リズムに関する”もんだい”について

もう1つ、リズムに関する内容です。

具体的には、以下のような”もんだい”です。

  • 音符の名前、のばす長さを書く または正しい組み合わせにする
  • メインテキストの対応曲の中から指定の音符の数を数える(例:にぶおんぷ( )こ)
  • リズム譜どおりにリズムを打つ
  • 拍子を数えながらリズム譜どおりに打つ
  • 音符の足し算

こちらも、メインテキストの進みに合わせて”もんだい”が出てきます。

『ピアノひけるよ!ジュニア1』は一番始まりのテキストのため、しばらくは4分音符と2分音符、そして全音符のみしか出てきません。

そのため、はじめのうちは読譜に関する”もんだい”が多くなっています。

リズム打ちがないわけではありませんが、後半に入って付点2分音符が登場し拍子を学んで以降から、リズム打ちの課題が多くなっていきます。

最後にまとめの問題が

最後の2ページは「できたらごうかく!」というまとめの問題になっています。

メインテキストの対応ページは書かれていません。

1巻で出てきた記号、音符、そして音がすべて出てきて、正しく線で結ぶ問題になっています。

紙面の状況

紙面の様子についてもまとめます。

文字は大きく、1ページの”もんだい”数も少なく、余白が多くてとても見やすく感じます。

五線は大きく、1ページ3段程度しか入れられません。

実際、五線が3段入っているページはなく、多くても2段。

音名を書くなど五線を使う”もんだい”2段と、新しい音を示す図や鍵盤図に書き入れる”もんだい”になっていたりしています。

リズム譜は1ページに4段入っています。こちらも大きいので、4段でいっぱいですね。

余白にはかわいいイラストが描かれています。

メインテキストと同じ絵柄ですね。

「はじめに」に

”ぬりえ”として楽しむことができます。

とあり、メインテキストのようにカラーイラストにはなっていません。

塗り絵らしく最小限の線で書かれていて、子どもなら思わず塗りたくなってしまいそうです。

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『ピアノひけるよ!ワークブック1』まとめ

『ピアノひけるよ!ワークブック』1巻について内容をまとめてきました。

メインテキストである『ピアノひけるよ!ジュニア』1巻に対応していて、テキストの進みに合わせて使うことができます。

文字や五線などが大きくて見やすく、”もんだい”の数が少なく、ピアノを始めたばかりの子にちょうどよく使いやすいのではないでしょうか。

”もんだい”は最低限の内容のみになっていて、例えばメインテキストだけが先に進んでしまうといったアンバランスな状態にもなりにくいと感じます。

はじめのうちからワークを効率よく取り入れていきたいと思ったら、まずはメインテキスト準拠のワークを検討するのがよさそうです。

あわせてチェック

→こちらで様々な楽典ワークを紹介しています。

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