『おとなのためのピアノ教本』の併用曲集『おとなのためのピアノ曲集』。その「ポピュラー編1」から、9曲を選んで弾いてみました。
3段階に分けられている、それぞれの中から3曲ずつ選びました。
明確な選曲基準はありませんが、だいたい各章の始めの方、真ん中あたり、最後の方の3曲になっています。
楽譜選びの参考にどうぞ。
関連記事→『おとなのためのピアノ曲集ポピュラー編1』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。
『おとなのためのピアノ曲集〈ポピュラー編1〉』の難易度について
はじめに、この曲集の難易度についてまとめておきます。
こちらの曲集は、大人向けのピアノ導入教材『おとなのためのピアノ教本』の併用曲集です。
この〈ポピュラー編1〉は、5冊ある『おとなのためのピアノ教本』の1巻~3巻に対応しています。
『おとなのためのピアノ教本』の難易度は以下の通りです。
- 第1巻・・バイエル前半程度
- 第2巻・・バイエル後半程度
- 第3巻・・ブルグミュラー程度
なので、〈ポピュラー編1〉のみで「バイエル~ブルグミュラー」の難易度になっているということですね。
曲順は、「第1巻程度」「第2巻程度」「第3巻程度」と分けられています。
参考記事→『おとなのためのピアノ教本1』についてこちらで詳しく紹介しています。
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第1巻程度
こちらは全部で11曲。次の3曲を選びました。
「500マイル」
まずは、1番最初に載っている「500マイル」です。
原曲はアメリカのフォークソングらしく、『曲集』には「American Folk Song」とあります。
いろんな人がカバーしている名曲ですね。
この曲、『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』第1巻にもほぼ同じアレンジで載っています。
参考記事→『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』1,2をこちらで詳しく紹介しています。
「荒野のはてに」
2曲目は「荒野のはてに」。有名なクリスマスソングですね。
こちらの『曲集』、いくつかクリスマス曲が入っています。
- きよしこの夜(第1巻程度)
- おめでとうクリスマス(第2巻程度)
- 星に願いを(第2巻程度)実際には関係ないんだけどクリスマス曲集によく入っている
- 戦場のメリー・クリスマス(第3巻程度)これもクリスマス曲とは言わない‥?
クリスマス曲集じゃないのにこれだけ入っているというのは、なかなかないように思います。
「エデンの東」
3曲目は「エデンの東」。「第1巻程度」の中の1番最後に入っています。
同名映画のテーマ曲ですね。有名な曲。
「第1巻程度」の最後の曲ということで、少し難しくなってきました。
これだけが見開き2ページあります。
第2巻程度
「第2巻程度」に入ります。16曲ある中の次の3曲です。
「エーデルワイス」
まずは、「エーデルワイス」。「第2巻程度」の1番はじめにあります。
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中で歌われる曲ですね。
トラップ大佐がギター片手に語り掛けるように歌うシーンが印象的です。
音楽の教科書にも載っていたような・・
シンプルな、それでいてとっても美しい・・名曲ですね。って好きなんだよね~この曲。
この曲『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』の第1巻にあります。こちらは4小節の前奏付きです。
参考記事→『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』1,2をこちらで詳しく紹介しています。
「いつか王子様が」
2曲目は、ディズニーアニメ白雪姫の「いつか王子様が」。7曲目にあります。
映画の中で、白雪姫がうっとりと「いつか王子様が・・」と歌います。かわいらしい・・
この曲も『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』の第1巻にあります。ほぼ同じですが、こちらは少し短いアレンジになっています。
参考記事→『バイエル併用 ポピュラー・ピアノ曲集』1,2をこちらで詳しく紹介しています。
「ひき潮」
3曲目は「ひき潮」。12曲目に載っています。
う~ん、この曲私よく知らない。聞いたことあるような気もするんだけど・・という程度です。
この曲から楽譜にペダルがついていますね。
第3巻程度
最後の「第3巻程度」に入ります。全部で13曲あります。
「ある愛の詩」
まずは、「ある愛の詩」です。この章の2曲目です。
同名映画のテーマ曲です。有名な曲ですね。
この章「第3巻程度」は、難易度ではブルグミュラーくらい。はじめと比べるとだいぶ難しくなってきました。
ちなみに、この『曲集』の元の『おとなのためのピアノ教本』の第5巻に、原曲通りのアレンジの楽譜が載っているようです。
第5巻はソナチネ~ソナタ程度の難易度。かなり難しそうですね。
「ウィーアー・オール・アローン」
2曲目は「ウィアー・オール・アローン」。8曲目になりますね。
シンコペーションだらけのいかにもポピュラーという感じ。
名曲ですね。弾いていて気持ちいです。
でも、このくらいになってくるとなかなか一筋縄ではいかなくなる・・結構弾き直しました。
「虹の彼方に」
最後は「虹の彼方に」。『曲集』としても1番最後に載っています。
ミュージカル映画「オズの魔法使い」の曲ですね。名曲です。
右も左もよく動く。最後の曲だけあってまあまあ難しくなっています。
でも、アレンジいい感じですよね。
まとめ 難易度広めでちょっと高め?
始めに書きましたが、この曲集はバイエルからブルグミュラーまでの難易度が1冊になっています。
けっこう幅が広いんですよね。
弾いてみた印象としては、全体的にもうちょっと難しめでは・・と感じました。
1番最初の曲も、全くの初心者ではちょっと難しいかもと思いますし、最後の曲も、ブルグミュラーを頑張っているくらいだとかなり苦戦するかも。
その分(と言っていいかわかりませんが)アレンジはいい感じだなと思います。
特に「第3巻程度」になると、弾きごたえ聴きごたえ共にありますね。
選曲もおとなの方に好まれそうな曲が並んでいると感じますし、長く使うつもりで、また、まあまあ弾ける人の演奏を楽しむ1冊として良いのではないでしょうか。
(公開日:2018年4月11日 最終更新日:2024年1月19日)
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→『おとなのためのピアノ曲集〈ポピュラー編1〉』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。
あわせてチェック→『おとなのためのピアノ曲集クラシック編』もあります。
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