初心者向けのピアノ楽譜『ビーニー動物園』から、8曲を選んで弾いてみました。
いろいろと弾いてみて、改めておもしろくて楽しい曲ばかりだなと思いました。
私の教室のレッスンでもこれまでよく使っている曲集ですが、子どもたちに人気。
それがよく分かるってもんです!
そして、奥が深いことも再認識。いい曲集ですね。
選曲は、完全に私の好みです。でも迷いました~。どれも捨てがたい。
関連記事→『ビーニー動物園』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。
『ビーニー動物園』難易度順になっていない曲集です
この曲集、難易度順には並んでいません。
なので、どの部分から何曲、という選び方はできませんでした。
全25曲の中から8曲を弾いています。大体全体に散らばっているかな。
でも、それは偶然に近いです。完全に自分の好みで選んでいます。
どの曲もいいなと思い、迷いました‥。
「わたしのカエル」
まずは、「わたしのカエル」。3曲目ですね。
ほとんど5指固定で弾けます。
ぴょんぴょん飛び跳ねている感じが楽しい曲です。
発表会で弾いてもらったこともあります。
「ロックン・ラクーン」
次は「ロックン・ラクーン」5曲目です。
楽譜にSolid rock beat(ロックビートにのって)と書かれていて、ロックのリズムですね。
しかもブルースサウンドという!
シンコペーションもあって難しいですが、かっこいい曲です。
「ビーニー雄うし」
3曲目は「ビーニー雄うし」です。8曲目になります。
楽譜には、With a strict tango tempo and dramatic flair(はっきりとしたタンゴのリズム、そしてドラマチックに)とあります。
きっちりしたリズムで、歯切れよく弾かなければいけませんね。
ペダルも出てきます。
私の演奏は、ちょっとドラマチックさに欠けるかも。
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「ふしぎなユニコーン」
4曲目は「ふしぎなユニコーン」です。11曲目ですね。
こちらは雰囲気ががらりと変わり、流れるような柔らかい曲です。
楽譜には、Tranquilly and sweetly(おだやかにやさしく)とあります。
ほとんどペダルを踏みます。
こちらも、発表会で弾いてもらったことがあります。
「なかよしパピー」
次は「なかよしパピー」。14曲目です。
この曲集唯一の6/8拍子です。
アウフタクトにもなっていて、転調もします。一番難しいかな。
とてもかわいらしい曲で、この曲が一番好きですね。
こちらも、発表会で弾いてもらいました。
「ロッカドゥードル コッカドゥードル!」
次は「ロッカドゥードル コッカドゥードル!」。19曲目です。
ニワトリがみんなを起こしている曲。
「早く!早く!!」とせかしているような雰囲気があります。
大きく音が飛ぶことはないですが、スラーとスタッカートのキッチリとした弾き分けや、8分休符の入ったリズムなど、なかなか難しい曲です。
「ビーニー蝶々さん」
7曲目は、「ビーニー蝶々さん」。22曲目です。
お花畑(かな?)を蝶々がひらひら飛んでいる曲です。
曲集唯一の調号♯2つ、ニ長調ですね。
8分音符での“ひらひら”がたくさん出てきます。それがうまく弾けると雰囲気が出ますよね。
ほとんど5指固定で弾けるのに、単純で簡単な感じはしませんね。
「おしゃべりなアヒル!」
最後は「おしゃべりなアヒル!」です。最後から2番目、24曲目になります。
クァックァッと言いながら水浴びをしているという様子の曲。
楽譜にはPlayfully(おどけて)とあって、かわいらしい感じの曲です。
こちらもほとんど5指固定で弾くことができます。
まとめ 曲の良さだけではなく教育的な目的も
はじめにも書いた通り、どの曲もおもしろいな、いい曲だな、と思うものばかり。
ビーニーの動物がモチーフなのでかわいらしい雰囲気はありつつも、
雄々しい雰囲気
不思議な雰囲気
やさしいもの
おどけたもの
少し怖いもの・・
いろいろあります。
そして、ピアノの先生目線で見ると、
この曲はリズム練習の曲だな、
左メロディーの曲だな・・
などなど、身に着けてもらいたいテーマもはっきりあると感じます。
やっぱり、ピアノ教育用の曲ではあるんですよね。
でも、そんなこと関係なく、曲として楽しいものばかり。
これからもレッスンで使っていきたいし、いろんな人に弾いてほしいですね。
(公開日:2018年5月17日 最終更新日:2025年1月7日)
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