記事内に広告が含まれています

『バイエル』のレベルを知るためにバイエル№40~67から数曲を弾いてみた

ピアノの弾き方・練習法

ピアノの難易度を表すとき「バイエル程度」という言い方をよくします。

そのレベルを具体的に知りたいと思い、数曲選んで弾いてみました。

両手奏に入り、5指固定から5指固定では弾けなくなる辺り、の数曲です。

それが、『バイエル』№40~67の間です。

こちら⇩の記事の参考にしていただければと思います。

関連記事「『バイエル』の内容を詳しく見てみました。

⇩使用楽譜は『全訳バイエルピアノ教則本』です。

『バイエル』№40,№43 5指固定で弾ける

まずは、『バイエル』№40と№43です。

『バイエル』は、№8から右手と左手が別々の動きをする形になっていきます。

№7まで両手ユニゾンで弾いていた形が、左手の音が少しずつ増えていってだんだん5指すべてを使うようになり、完全に左右別々の動きになります。

そして、№44から8分音符が加わり、リズムが少し複雑になっていきますが、その直前の№41,42,43は両手ユニゾンの形です。

ここでは、ユニゾンになる前の№40と、ユニゾンの最後の№43を弾いてみました。

⇩『バイエル』№40です。

⇩『バイエル』№43です。

スポンサーリンク

『バイエル』№45、№46 左手が5指固定では弾けなくなる

『バイエル』№44で、8分音符が初登場します。

№44は、8分音符と他の音符との、音の長さの関係を確認するための曲になっています。

全音符→2分音符→4分音符→8分音符と順に弾いていくようになっています。

№45から曲の形になります。8分音符の曲の始まりです。

⇩『バイエル』№45

そして、№46は、 左手が5指固定では弾けなくなります。

ドソミソ、シソレソの分散和音になるためです。

⇩『バイエル』№46

さらに、№51は右手が5指固定では弾けなくなります。指を1音だけ広げて弾きます。

⇩『バイエル』№51

スポンサーリンク

『バイエル』№60、№62、№67 右手の動きが複雑に

『バイエル』№51で、右手を1音分のみ広げることで、5指固定で弾けない曲になりますが、その先の№60、№62は、曲の途中で5指が大きく動きます。

⇩『バイエル』№60

⇩『バイエル』№62

そして、『バイエル』№65から音階(調)に入り、指くぐりをしてさらに広い音域を弾く曲になっていきます。

その中で、№67は6度の重音(和音)の移動をする曲です。特徴的な曲なので、選んでみました。

⇩『バイエル』№67

スポンサーリンク

まとめ 『バイエル』のレベルってこんな感じ

『バイエル』で、両手奏になって徐々に難易度が上がっていく頃の曲を数曲選んで弾いてみました。

これ以降、広い音域を、指くぐり、指広げなどいろいろしながら弾いていくことになります。

♯や♭が付き、転調をしたりします。№86から16分音符が加わり、リズムも複雑になります。

本格的な「曲」になっていきますね。

通常、『バイエル』の次の段階が『ブルグミュラー』とされていますが、『バイエル』もこのあたりまで進むと、どっちが難しいかしら‥と思ってしまいます。

『バイエル』のレベルはこんな感じ。

少しでもイメージをつかむことができれば、と思います。

(公開日:2020年3月17日 最終更新日:2024年11月14日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました