ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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レッスンを受けている子どもたちの本音は?レッスン内容アンケートを取ってみた

生徒の様子
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ピアノなど習い事のレッスン内容は、指導者主体で決めることがほとんどだと思います。

ピアノもそうですが、習得できている人(先生)がそのために必要な事柄を順序立てて指導していくことになります。

でも中には、絶対に必要というわけではない、というものもあります。

具体的な細かな内容について、本当に必要なんだろうか・・そもそもこの子(生徒)はこの事を望んでいるんだろうか・・

ちょっと気になってしまったので、レッスンを受けている子どもたち自身(その保護者の方も含めて)アンケートを取ってみました。

ホントのところが分からない・・・

レッスンに来ている子どもたち、みんなそれぞれです。

よ~くおしゃべりする子もいれば、ほとんどしゃべらない子も。

ここ「音楽室ゆう」は、とってもちっちゃな教室ですが、それでもみんな個性的です。

普段から、学校や家庭であったことや、あれが好きこれが嫌いといったことをよく話してくれる子は、レッスンのことをどう思っているのかつかみやすい。

「さあ、〇〇をやろうか」「え~~」なんてことも言ってくれるので。

でも、ほとんど話さない子はなかなかわからない。

レッスンはお休みなく来るし、言われたことは素直にやる。

でも、楽しんでる?ここに来たくて来てる?

私の方が、不安になってしまうんです。

アンケートを取ってみようと思ったきっかけは、こんなことからです。

主体的にレッスンを受けてほしいから

レッスンを受けているのは誰?習いに来ている子どもたちです。

毎回毎回ここに来てやっていることの中身を、しっかり認識してほしい。

自分は何のためにここに来ているのか、なんでこんなことをやっているのか。

そのことを自覚して、主体的にレッスンを受けてほしいと思います。

先生がやれっていうからやってる。

これでは、私がさみしい、悲しい。

受け身な気持ちでここに来ていたって、意味はない。ピアノは生きていくうえで絶対に必要なことではないから。

積極的な気持ちで、ピアノに向かってほしいですよね。

「ご意見ご要望はいつでもどうぞ」と言われても・・

アンケートは「保護者の方も一緒に考えてください」という部分も作りました。

それは、次のようなことからです。

「音楽室ゆう」では、1年に1回「レッスン報告書」をひとりひとりにお渡ししています。

1年に1回「レッスン報告書」をお渡ししています
「音楽室ゆう」では、レッスンが1年経過するごとに「1年間のまとめ」と題したレッスン報告書をお家の方へお渡ししています。 お家の方へ、レッスン内容をお知らせすることが目的ですが、指導の振り返りをする大事な作業でもあります。

そこに、お家の方に自由に記入していただける欄を設けています。

また、実際にお迎えの際などに声をおかけすることもあります。

でも、なかなか反応は得られません。「お任せします」といった感じ。

その理由の一つは、具体的ではない、ということではと考えました。

”これ〟について、”あれ〟について、とした方が答えやすいですよね。

なので、アンケート。ひとりひとり専用のものを作成しました。

ひとりひとりにぴったりの具体的なアンケートを

レッスンに来ている子どもたちは、ひとりひとり微妙にレッスン内容が違います。

同じ30分のレッスンでも、色々なことをやれる子もいれば、曲のレッスンだけで時間切れになってしまう子も・・

しっかり練習してくる子もいれば、なかなか練習しない(できない)子も・・

レッスンの進度のほか、性格や生活状況、障碍を持つ子もいますので、そのようなことも関係してきます。

みんな同じレッスン内容、というわけにはいきません。

なので、ひとりひとり違った内容のアンケートにならざるを得ません。

項目は次のようなもの。

  1. 今現在レッスンで行っているものの中で、好きだなぁ楽しいなぁと思うことは?
  2. 今現在レッスンで行っているものの中で、好きじゃないなぁやりたくないなぁと思うものは?
  3. こんなことがやりたい、というものは?
  4. 今現在レッスンで行っているものの中で、特にしっかりやっていきたいと思うものは?
  5. レッスンに〇〇を取り入れたいと思っていますが、やってみたいですか?
  • 「今現在レッスンで行っているものの中で」は、ひとりひとり違うものを具体的に記しています。
  • 4と5は「お家の人と一緒に考えて」としました。
  • 5の「〇〇」もひとりひとり違います。

アンケートを取って分かったこと

実際にアンケートを行ってみて、子どもたちの気持ちがよくわかりました。

もっと早くやればよかった、と思いました。

アンケートから見えてきたこと、それは・・

みんなやっぱり「弾けるようになりたい」

まず分かったことは、

「いろんな曲を弾きたい」「いろんな曲を弾けるようになりたい」

と全員が思っている、ということです。

ま、当たり前といえば当たり前なんですが・・。

練習をしっかりしてくる子はそうなのでしょうが、練習あんまりしてこないよね~という子もです。

障碍を持つ子も、もちろんそう。

いろんな曲に触れ、弾いてみたい弾けるようになりたい。

ピアノを習いたい、と思った原点は、やっぱりこういうことなんですよね。

この事を思い出した、自覚した、だけでも、アンケートをやった意味はったかも、と思います。

「楽譜を書けるようになりたい」と思ってる?

もう一つ見えたこと、それは、「楽譜を書く」という内容を求める傾向があるかも・・ということです。

5番の項目に「聴音を取り入れてみませんか」と記したものを複数作りましたが、みんな「やってみたい」という回答でした。

また、「実際の楽譜を使って書いたり読んだり弾いたりしたい」といった内容の回答(原文のままではありません)もあり、そうしたことからもそう思いました。

実践的なことを求めてる、ということでしょうか。

とにかくアンケートの数が少ないのでたまたまかもしれませんが、ちょっと興味深く感じました。

譲れないこともある!

アンケートの2の項目。書かれていないものもありましたが、正直に書いてくれた子も。

例えば、「テクニックのテキストはやりたくない」とか・・

でも、書いてあったからといってやらないわけにはいきません!

「ピアノを弾けるようになる」ために絶対に必要なことはあり、それはやります。

内容を工夫する、といったことは多少するとしても。

なぜやるのか。なぜ必要か。

この事をしっかり伝えることが、まず大事ですね。

やってよかったアンケート

こうした試みは初めてでしたが、やってよかったと思います。

今回、年度替わりの時期を区切りとして行いましたが、これからも定期的に行うとよいかも、と思っています。

ピアノのレッスンは「ピアノを弾けるようになること」が第一のレッスン内容になります。

それは、楽譜が読めて弾く技術があれば可能です。

私もとても大事だと思っているソルフェージュ的な内容は、必ずしも必要ではないものもあり、どこまでレッスンに取り入れるかは正直悩むところです。

なぜ大事だと考えるのか、この事を行うとどんないいことがあるのかを要所要所で伝えつつ、レッスンでどこまで取り入れるのかはその都度相談。

それが良いのかも、と思います。

音楽を自ら演奏することを楽しんでほしい、楽しいと感じてほしい。

そのためには、とにかく、主体的に積極的な気持ちでレッスンを受けてほしい。

レッスンを受けるのはあなたたち(レッスンに来ている子どもたち)自身なんだから。

ただただ、そんな思いです。

 

 

 

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