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【中身紹介】『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』 初心者でも指が動く人向け

ピアノ導入教材

大人のピアノ初心者用の教本『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』をご紹介します。

ピアノは全く初めてという初心者向けですが、指を動かすことはさほど苦ではない、という方向けかな。

まあまあ進み方は早い、という印象です。

でも、系統立ててきっちり学んでいけると思います。

教本選びの参考にどうぞ。

\こんな人におススメ!/
  • ピアノは初めてだけど、指はまあまあ動く、という人。
  • 楽譜は読めない。または、苦手な人。
音符の読み方からはじめる 大人のためのピアノ悠々塾 入門編
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
¥1,320(2024/04/25 00:33時点)

チェックCD付きもあります。

『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』は、2021年10月26日に新版が発売されています。
以下の内容は、旧版の基づいて書かれていますので、新版とは若干内容が違う可能性があります。
収載曲は同じです。

『大人のためのピアノ悠々塾』って?

まずは、『大人のためのピアノ悠々塾』そのものについて。

『大人のためのピアノ悠々塾』は、3種類全6巻で構成されています。

  1. 入門編テキスト 入門編レパートリー集
  2. 基礎編テキスト 基礎編レパートリー集
  3. 初級編テキスト 初級編レパートリー集

メインテキストが3冊に分かれていて、それぞれ曲集がある、ということですね。全部で6冊。

入門編から始めなくても、自分のレベルに合わせてスタートラインを選べますね。

これはけっこううれしいかも。

今回は、「入門編」のテキストのみを詳しくご紹介します。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』をこちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』をこちらの記事で詳しく紹介しています。

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『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』1曲目に入るまでに

音符の読み方からはじめる 大人のためのピアノ悠々塾 入門編

1曲目に入るまでが長いです!なんと16ページが割かれています。

何が書かれているのかというと・・目次を載せます。

  • ピアノの歴史(2ページ)
  • 鍵盤図と五線・音の高さ(2ページ)
  • 指と手(1ページ)
  • 姿勢(1ページ)
  • すぐに役立つリズム・トレーニング(1ページ)
  • ピアノの楽譜(1ページ)
  • 楽譜を読んでみましょう(1ページ)
  • チョッとお得な手・指のトレーニング(2ページ)
  • 弾いてみましょう(2ページ)

以下にもう少し詳しく書いてみます。

「ピアノの歴史」

見開き2パージにまとめられています。

簡単に歴史が説明され、元になった楽器や現代のピアノ(電子ピアノも)の写真が載せられています。

ページに下1/3くらいのところに、主な作曲家の生没年が表になっています。

日本の各時代も書かれていて、対比できて分かりやすいですね。

「鍵盤図と五線・音の高さ」

こちらも見開き2ページです。

紙面いっぱいに楽譜と鍵盤の対比図が載っています。

鍵盤図は実物大とのこと。で、でっかい!!

階名(ドレミ・・)、日本音名、英語音名も書かれています。

ページの上部に、「黒鍵と白鍵があること」や「ドの音の探し方」が説明されています。

「指と手」

「指番号」についてと「手指の形」についてが、1ページに収められています。

指番号については、両手の写真に番号が振られています。

手指の形は、鍵盤に手を置いた状態を上部から見た写真が載せられていていて、手の置き方や指の形などについて、少し説明書きがあります。

「姿勢」

1ページでまとめられています。

こちらも写真が2枚。「座り方」「腕の角度」についてです。

どちらも、注意するべき点が、それぞれ文章でまとめられています。

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「すぐに役立つリズム・トレーニング」

こちらは、リズムについて1ページにまとめられています。

”3・3・7拍子”のリズム譜があり、これを打ってみることで拍子感を感じるということですね。

次に”3・3・7拍子”の曲「ちょうちょう」や「チューリップ」の楽譜があり、拍子を意識して歌うようになっています。

4拍子の曲なので、4拍ずつの拍の数字も書かれています。

右ページはコラム「音符と休符の長さ」

このページの右側は、コラムとして「音符と休符の長さ」について書かれています。

  • 全音符
  • 2分音符
  • 4分音符
  • 8分音符
  • 16分音符

の各音符と休符の長さやそれぞれの関係が表にまとめられています。

なぜあえて「コラム」?重要事項だと思うんだけど・・

「ピアノの楽譜」

こちらは見開き2ページにまとめられています。

「右手の楽譜」として、ト音記号で4/4拍子4小節の楽譜が載っています。

小節や小節線、終止線について、また、4/4拍子の説明がされています。

音域は中央ドからドレミファソ音符には音名が書かれていて、4拍子をカウントするための数字もあります。

「左手の楽譜」として、ヘ音記号で4/4拍子4小節の楽譜が載っています。

音域は、中央ドから1オクターブ下のドレミファソの音符が。

やはり、音名が書かれ、4拍子のカウント数字も記されています。

最後に「両手・ピアノの楽譜」として、大譜表の説明があります。「右手の楽譜」「左手の楽譜」のそれぞれの楽譜が1つの楽譜になっています。

右ページには、楽譜の読み方について書かれています。

「かえるの合唱」の歌を使って、リズムの読み方、音符の読み方が5段階に分けて説明されています。

「チョッとお得な手・指のトレーニング」

2ページにわたって、指をリラックスさせるような運動が載っています。

グーパーを繰り返したり、指を折っていったりする内容です。

「弾いてみましょう」

最後がこの「弾いてみましょう」です。

右手、左手、それぞれ1ページずつ。つまり片手ずつ弾くということですね。

大譜表ではなく一段譜になっています。

出てくるのは、右手は中央ドからドレミファソ、左手は中央ドの1オクターブ下のドレミファソ。

右手は、「きらきら星」を弾くようになっています。指番号、音名、4拍子のカウント数字が書かれています。

左手は、ドレミファソを弾いてみた後は、全音符や2分音符でドとソを交互に弾くという形です。

左手は伴奏を担当することが多く、離れた音を弾くことが多くなるため、ということです。

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『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』進め方はどうなっている?

ここから、実際に曲を弾いていくことになります。メインの部分といえるでしょうか。

各曲を練習することで、リズムや楽譜の記号などを順次学んでいくことになります。

収録曲は?

まずは、どんな曲が載せられているのかをまとめます。(リンク先は演奏動画です)

  1. きらきら星(フランス民謡)
  2. 喜びの歌(ベートーベン)
  3. ジングル・ベル(J.S.ピーアポント)
  4. 家路(ドボルザーク)
  5. ロング・ロング・アゴー(T.ベイリー)
  6. ダイアナ(P.アンカ)
  7. フレール・ジャック(フランス民謡)
  8. 見よ、勇者は帰る(ヘンデル)
  9. オーラ・リー(アメリカ民謡)
  10. シューベルトの子守歌(シューベルト)
  11. 河は呼んでいる(G.べアール)
  12. ピアノ・ソナタ(モーツァルト)
  13. エデンの東(L.ローゼンマン)
  14. ユー・アー・マイ・サンシャイン(デイビス&ミッチェル)
  15. ハッピー・バースディ・トゥ・ユー(M.J.ヒル&P.S.ヒル)
  16. 婚礼の合唱(オペラ「ローエングリン」より)(ワーグナー)
  17. 渚のアデリーヌ(P.deセンヌヴィーユ)

全17曲ですね。(楽曲、曲順とも旧版と同じです)

クラシック曲から映画音楽まで、大人の方ならみなさん知っているであろう有名曲ばかりですね。

1曲に3行程度ですが、各曲の解説がまとめて書かれているページがあります。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』の収録曲を演奏してみました。

進め方の共通していること

全部で17曲。

後ろへ行くほど難易度が上がるので、最初から順に練習すると無理なく進めていけそうです。

1曲の進め方として共通していることがあります。

  • すべての曲が両手奏
  • すべての曲が音名入り
  • すべての曲が使う音域の図入り
  • すべての曲が曲のポイントを別項目で説明

まず1つ目は、はじめの曲からすべて両手奏だということです。大譜表の楽譜で右手メロディー左手伴奏という形になっています。

そして、最初の「きらきら星」から、五指固定では弾けません。(左はドとソのみなので可能)

これ、結構重要です。

片手ずつや左右の手でメロディー受け渡しではなく、最初の曲から両手で弾き、なおかつ五指固定ではないというのは、導入テキストとしては少々難易度高めです。

でも2つ目として、すべての曲で音名が書かれています。音を読むことから始める必要はないですね。

3つ目は、すべての曲にこの曲で使う音域を示した鍵盤図があるということです。

この鍵盤図には、左右それぞれの曲の始めの音の場所と使う指が、手の図も添えて記されています。

4つ目は、曲の演奏に大事なことが別にまとめられているということです。

楽譜に”point1″”point2″・・という具合に書かれていて、次のページにそれぞれ詳しく説明があります。

例えば、1曲目の場合・・・

楽譜の”point1”として、右手の指番号1→4でド→ソと弾く際の指の動きについて書かれています。

各曲2つ~4つくらい”point”があります。

コラムやまとめのページも

1曲目に入る前の説明ページにも「音符と休符の長さ」というコラムページがありますが、他にも曲途中に様々なテーマのコラムが挟まれています。

各テーマは次の様になっています。

  • ダイナミックス
  • 手・指のトレーニング1,2,3
  • 拍子のおはなし
  • ソナタのおはなし
  • アウフタクト(弱起)

「コラム」ではありますが、演奏するに必要なことの説明でもあり、大事なことが書かれています。

そして、一番最後には「音楽用語の基礎知識」として、4ページにわたって楽譜や音符、記号についてまとめられています。

内容は・・

  • 音名
  • 臨時記号
  • 楽譜のしくみ
  • タイとスラー
  • 音符と休符
  • 3連符
  • 強弱記号
  • 速度記号
    • メトロノーム記号
  • 拍子記号
  • 奏法の記号
  • 繰り返し記号

何かわからないことがあったらこちらを見ればまず大丈夫、といった具合ですね。

なお、このページは、『基礎編』『初級編』にも同じものが掲載されています。

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『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』まとめ 「入門」編だけど・・

今回は『大人のためのピアノ悠々塾』の「入門編」をまとめました。

確かに、はじめてピアノを弾く人向けということで、鍵盤のこと、楽譜のこと、指番号や弾く時の姿勢のこと、など超基礎的な内容から始まります。

ここに多く割かれていて、はじめに基本的なことをきっちりやってから曲へ、という形ですね。

曲を弾きながら覚えるのは、リズムや弾きかたのみ、という感じです。

でも、初めから両手奏。そして、初めから5本の指を使い、五指固定ではない。

この辺りは、ちょっと敷居が高いかなと感じます。もっと簡単なところから始められるテキストもあるので。

ピアノは初めてといっても、5本の指をバラバラに動かすということにさほど苦労を感じない方。

そういった人向けかなと思います。

でも、そういう人なら、この『入門編』からではなく『基礎編』あたりからはじめても大丈夫なような気もします。

入門編では単音の全音符、2分音符程度だった左の伴奏が、基礎編では、4分、8分や休符などが加わり複雑になります。また、左右とも和音が加わります。

すべてに音名が書かれているので、音符を読むのが苦手・・という人にはいいですね。いつまでもそのままでは読めるようになりませんが。

指を動かすのはそれほど難を感じない。それよりも早く曲を弾きたい!という方にはとてもいい教本だと思います。

(公開日:2018年2月14日 最終更新日:2024年3月27日)

⇩こちらはCD付きです。

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