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ピアノを弾くときの消費カロリーってどのくらい?意外に体力を使う!

音楽コラム

以前、わが子の風邪が自分にうつり「あ゛~う゛~」と唸る少々つらい日々が続いていた時、それでもピアノの練習が必要で弾いてみたところ

だめだ、こりゃ

ピアノを弾くことは、結構体力を使うものだと再認識しました。

そこで調べてみた、ピアノを弾くことでの「消費カロリー」。

その結果は?

ピアノは座って弾くもの それでも結構動いている

ピアノは座って演奏します。他の楽器ではあまりないことです。

オーケストラではどの楽器も座って演奏しますが、ソロとなると立ったりしますよね。

ピアノはソロでも座って弾きます。そもそもピアノは立って演奏するものではありません。

なので、さほど体力を使わないのかと思ったらそうでもない。それは実感していました。

寒い時期は少し着込んで練習したりしますが、弾いているうちに暑くなり、一枚脱ぐのが常。

体動かしているからですよね。

上半身がよく動いているのは見た目でもわかります。

手だけではなく腕から動かし、それに伴って体も動きます。

そして、下半身も結構使っています。

ペダルを踏むということもありますが、両足でしっかりと踏ん張っているんですよね。

そうしなければ上半身は思うように動きません。

両足をしっかり地面につけて、体を安定させているんですね。

椅子の前の方に座ること、両足が床に付き踏ん張れる高さに調整することは、ピアノを弾く上でとっても大切なことです。

こうしてみると、ピアノを弾くことは結構全身を使っているのだということが分かります。

頭も動く これがしんどい・・

ピアノを弾くとき全身を使う、と書きましたが、もう1つ、頭もよく動かします。

実は、体調悪い中ピアノを弾いて、いちばん「もうダメ・・」と思ったのはこれです。

まだまだ練習段階の曲を弾くとき、視線は楽譜と鍵盤を行ったり来たりします。

そのせいで頭をしょっちゅう上下させることになります。

この時私がかかったのはひどい鼻かぜ。鼻は詰まり頭はぼ~~。頭痛も少々。

こんな状態で頭を上下させるのは、ま~しんどかったです。

弾いた曲が特に跳躍の多いものだったので、余計にそうなりますね。もう少し違った曲ならよかったかもしれません。

でも、上に書いたようにピアノを弾くときは上半身を動かすので、おのずと頭も動きます。

一緒かぁ。

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ピアノ演奏の消費カロリーってどのくらい?

こんなことがあったので、ちょっと調べてみました。

通常の家のピアノ演奏(練習)では、0.038~0.04kcal/min/kgの値がピアノ演奏時の運動によって燃焼されるエネルギーであると思われます。

ON-KN SCOPE 「音楽演奏のエネルギー消費(1)」

つまり、1分間に体重1㎏当たりの消費カロリーが0.038~0.04kcalだということですね。

消費エネルギーは体の大きさに比例するので、

「Kcal/min/kg=毎分のエネルギー量を奏者の体重で割った値」

ということです。

これが、どの程度のものなのかというと・・

こちらのサイトによると、

  • 立って料理をする・・0.025~0.04kcal/min/kg
  • 家の掃除・・・・・・0.04~0.05Kcal/min/kg

となっていて、この程度だということですね。

でも、きちんとピアノの練習をしようとすると結構時間をかけます。

仮に、体重55㎏の私が1時間(60分)練習したすると・・

上に引用した「ON-KN SCOPE 音楽演奏のエネルギー消費(1)」に書かれている通りに計算してみます。

  • 演奏時のエネルギー消費・・0.038kcal/min/kg
    • 0.038×60分×55kg=125.4kcal
  • 安静時のエネルギー消費・・0.022kcal/min/kg
    • 0.022×60分×55kg=72.6kcal
  • 演奏時から安静時を引く
    • 125.4-72.6=52.8kcal

体重55kgの人が1時間(60分)ピアノを練習すると、52.8kalのエネルギーが消費されるということになります。

これってどのくらい?と思って調べてみると・・

ご飯1杯のカロリーは、「クックパッド ご飯1杯のカロリー」によると

  • 普通盛り(140g)・・235kal
  • 大盛り(240g)・・403kal
  • こども茶碗1杯(100g)・・168kcal

とのこと。

ということは、こども茶碗の1/3程度のご飯の量のカロリーと同じくらい、ということになるでしょうか・・

まあまあ消費してるな~というのが、私の感想です。

音大生やプロの演奏家は、日ごろから何時間も練習するでしょうから、もっともっとカロリー消費しているということですよね。

また、上記のサイトには次のようなことも書かれていました。

一方、演奏会などでは、観客を前にして緊張状態になりますので、精神活動に伴う脳機能や内臓の亢進(こうしん)と多少の緊張性の筋活動も加わる可能性がありますので、消費エネルギー量も多少増大するかもしれません。

ON-KN SCOPE 「音楽演奏のエネルギー消費(1)」

人前で演奏するということを、甘く見ていてはいけません。しっかりと体の管理が必要ですね。

体調の悪いときはピアノを弾かない方がよさそうです・・

ピアノを弾くって、やっぱり体力使う。

と私は思いましたが、これを読まれた皆さんはどうでしょう・・?

舞台で何曲も演奏するピアニストの方々は、体力作りも重要になりそうですね。

少なくとも、体調が悪いときはピアノを弾かずに安静にしているのが一番!ですね。

(公開日:2016年11月22日 最終更新日:2024年8月23日)

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