ドイツ発のピアノ学習アプリ「flowkey(フローキー)」。独学初心者のピアノ弾きの方に超おすすめのアプリです。
関連記事→flowkeyの詳しい紹介はこちら。
初心者から上級者、プロ向けまでの、あらゆるジャンルの曲が収録されています。
今回は、「初心者向け」となっている曲を6曲選んで弾いてみました。
どんなアレンジになっているか、ぜひ確かめてみてください。
また、終わりに、弾いてみての感想もまとめています。
「桜」河口恭吾
まずは、河口恭吾さんの「桜」です。
サビの部分のみ、8小節にまとめられています。
左手は、2分音符と全音符のみ。ファソドーが3回(3回目はドーが無い)。
とってもシンプルです。
Official髭男dism「Pretender」
次は、髭男の「Pretender」。
こちらもサビのみ。「桜」よりは、ちょっと長めの17小節です。
原曲よりゆっくり目になっていますね。(スロー再生にはしていませんよ)
付点のリズムや♯♭もあって、音域も広めで指づかいもきちんと考えて弾かなければいけないですし、ちょっと難しめでしょうか。
左手は、一部、付点4分音符+8分音符のタ~ンカのリズムが出てきますが、それ以外はほとんど全音符です。
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ドビュッシー「月の光」
3曲目は、ドビュッシーの「月の光」です。
曲の冒頭部分ですね。
2つめのセクションまで入っているので、少々長め。
いかにも途中、という感じで終わっていますが、1分強の長さがあります。
原曲は9/8拍子。それを、3/4拍子に変えています。
音をタイでつなげて長く伸ばすので、拍子が崩れがちに。そこが難しいかな。
それから、この楽譜には指づかいが入っています。他の曲にはついていませんが。
LiSA「炎」
こちらの曲は、2024年7月現在flowkyには入っていないようです。
鬼滅の刃「炎」です。
こちらもサビの部分のみですね。
曲は短いですが、音域が広いので指替えが必要ですし、指づかいもしっかりと確認しなければいけないですね。
左は2分音符で動きます。♯♭出てきます。
こちらの曲は、2024年7月現在flowkyには入っていないようです。
坂本龍一「戦場のメリークリスマス」
2つ目は、「戦メリ」です。
あの有名なメロディー部分のみ。とっても短いです。
特徴としては、左手はすべて和音になっているということでしょうか。
近い音での和音ではなく、5度や7度離れています。(ファソラシドやソラシドレミファ ということです)
全音符がほとんどですが。
合唱曲「旅立ちの日に」
最後は、合唱曲として有名な「旅立ちの日に」です。
へ~こんな曲も、と思ったので、入れてみました。
こちらはメロディーすべて入っていて、曲として完結していますね。長さも1分半あります。
変ロ長調なので、♭がいっぱい出てきます。(調号としてではなく、それぞれの音符に付けられています)
音域が広いので、指づかいが大事です。こちらは指番号は書かれていません。
左手はほとんど全音符ですね。
弾いてみての感想 やっぱり紙の楽譜が欲しい!
flowkeyの中かから、「初心者」となっているものを選んで弾いてみました。
初心者向けは、「右手でメロディー、左手は全音符や2分音符でのばす」ということを基本にアレンジしてあるようです。
でも、曲そのものの難易度によって、同じ「初心者向け」でも難易度が変わるな、と思います。
シンプルな曲ならやはり弾きやすいですし、リズムが難しくて音域が広い曲なら、たとえ左はのばして弾く音ばかりでも難しめになりますね。
あとは、原曲のどの部分にするのか、どこまでを採用するのか、によっても違いますよね。
え?これだけ⁉というのものもありますね。
やっぱり紙の楽譜が欲しい!
それから、これは難易度に関係なく言えることですが、私は、やはり紙の楽譜が欲しい!と思いました。
このアプリは、実際に演奏をしている様子を見ながら練習ができます。
この見本演奏は、機械ではなく、実際に人が演奏しています。
とても音楽的な演奏になっていて、聴くだけでよい勉強になると思います。
でも、楽譜はその演奏に沿って横へ流れていくので、その動きに合わせるのは難しいんです。
自分は自分の演奏テンポがあるんですよね。
なので、部分練習で見本を見て指の動きなどを確認するのにはとてもいいですが、一通り弾けるようになったら見本演奏はいらない。
1枚の紙になった楽譜があればいい。
1曲全体を俯瞰して見ることができて、曲の全体像を考えながら弾くことってとても大事です。
それに、アプリには書き込みできないし。指番号、書きたかったよ・・
このアプリ、最強!だと思っていますが、楽譜をプリントアウトできるようになったらもっといい!!
(公開日:2021年6月25日 最終更新日:2024年7月23日)
改めて思いました。
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