ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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ピアノを弾くことはマインドフルネスになる?

私の考え
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「マインドフルネス」という言葉、最近よく聞きませんか?

ピアノを演奏することは、もしかしたらマインドフルネスになりえるのでは・・

ちょっとそんなことを思ったので、考えてみました。

マインドフルネスとは

まずは、「マインドフルネス」とは何なのか、を確認します。

本学会では、マインドフルネスを、”今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること”と定義する。   なお、”観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。

引用元:日本マインドフルネス学会

ウィキペディアには、こんな説明が。

マインドフルネスは、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる。

マインドフルネスの語義として、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることであるとか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことであるといった説明がなされることもある。

引用元:ウィキペディア「マインドフルネス」

つまり、「今やっていることそのものに集中して、他のことに意識を向けない」ということかと思います。

”他のこと”というのは、頭の中に様々に浮かんでくる「雑念」のこと。

これにとらわれないようにする、ということですね。

現代人のストレス対策として

「マインドフルネス」は、メンタルヘルスとして行われるのが主のようですね。

企業の研修や学校、刑務所などでも実践されているとのことです。

また、精神疾患の治療の一つとしても行われていて、「マインドフルネス認知療法」というものもあるようです。

マインドフルネス認知療法は、マインドフルネスを基礎に置いた心理療法で、第3世代の認知療法の1つ。心に浮かぶ思考や感情に従ったり、価値判断をするのではなく、ただ思考が湧いたことを一歩離れて観察するという、マインドフルネスの技法を取り入れ、否定的な考え、行動を繰り返(自動操縦)さないようにすることで、うつ病の再発を防ぐことを目指す。

引用元:ウィキペディア「マインドフルネス認知療法」

昨今、その効果についていろいろと発表がなされ、研究が進んできているようですね。

ピアノを弾くことはマインドフルネスになる?

私が初めて「マインドフルネス」を知ったのは、2016年6月にNHKで放映された「NHKスペシャル シリーズ キラーストレス」という番組においてでした。

その「第2回 ストレスから脳を守れ~最新科学で迫る対処法~」の中で、ストレス対策の一つとして紹介されていました。

それは、瞑想をべースにした方法ですが、それを行う中で「わいてくる雑念や感情にとらわれない」というところに引っかかったのです。

私は以前、「ピアノを弾くと雑念に邪魔される」という状態に悩まされていて、そこで、ピアノを弾くこととマインドフルネスが結びついたのです。

ピアノを弾くと雑念が!

ピアノを弾くと、雑念が次から次へと湧いてきて集中できない。

実は、以前はこんなことが本当によくありました。

あの時こうすればよかった、こんな風に思われちゃったかも、あんなことが起きなければ、などなどなど・・・

ストレスたまってたんですねぇ。その自覚もありましたが。

こんなネガティブ感情が頭の中をぐるぐる回り、そして、弾けなくなっちゃう。

しかも、ピアノを弾くとこれが際立ってくるような感じでした。

これっていったい何なの??ずっと謎だったんです。

ついていた先生に「あら~、ピアノ弾いたら嫌なこと忘れちゃう、くらいじゃなきゃ」なんて言われ、もしかして私だけ?と思っていたことも。

でも、教室を始めてから大人の生徒さんに同じようなことを悩みとして言われ、私だけではないんだ、と。

その時は私自身「?」だったので、対処法などとても答えることはできなかったんですが。

そして、観た「NHKスペシャル」。

「ピアノを弾くと雑念が」という状態を思い出し、もしかしてこういうこと?、と思いました。

つまり、ピアノを弾くことは、わりと神経を研ぎ澄まされること。そして、雑念が次々とうかんで来る。

でも、それにはとらわれないようにして弾くことに集中することができれば、「マインドフルネス」になるのでは、と。

ピアノを弾くことで自分に集中する

私の考えはとても単純です。

ただただ、

  • ピアノを弾くと雑念に惑わされる
  • 雑念にとらわれないようにすることが「マインドフルネス」なんだぁ
  • じゃぁ、ピアノを弾くときにそうすればいいんじゃないか?

と思っただけ。

でも、あながち的外れでもないような気がしています。

現代人は集中が足りない

今の世の中、何か一つのことに集中することが難しくなっていますよね。

少し考えてみても分かります。

まわりにモノがあふれ、情報があふれ、刺激的にすぐ身近にあり、それらはすぐに手に入れることができ・・・

目移りして落ち着かない状態は、「今」にじっくり向き合うことを難しくしているように思います。

そこに何らかのストレスがかかってくると、もうどうしようもなくなってしまう。

ストレスも悪い意味で刺激的なので、それに我を忘れて振り回されてしまうのかな。

そんな時に、何かに「集中」する。「没頭」する。

そうすることで、「今」を生きている自分を取り戻す。

「マインドフルネス」って簡単に、単純に言ってしまうと、そういうことかな、と思います。

集中しようとすると雑念が浮かんできてしまうけれど、あえてそれは横に置いておいて、今やっていることを考える。

そうすれば、少なくとも気持ちは少し落ち着くのではないかな。

「マインドフルネス」は、瞑想をベースにして行われますが、その方法に限らないのかも。

自分の好きなことに「集中」する時間を持つことが大事。

ピアノを弾くことが好きな人は、ピアノを弾くことに「集中」すればいい。

弾いている手や指の感覚を感じたり、聴こえてくる音を聴いたり、こんな風に弾きたいという気持ちを意識したり・・。

その時に、「わいてくる雑念や感情にとらわれない」ということを意識的に行うことが大事なのではないかな。

ストレス対策として「趣味を持つこと」ということはよく言われますよね。

一見、仕事にも、人生にも、特に役に立つわけではない、意味のないもの、と思われがちですが、やっぱり大切なんだな、と思います。

「生きる」という意味において。

趣味に没頭、つまり「集中」する時間を持つことが、ストレスにさいなまれることなく生きることにつながるのではないかな。

私の考えは、たぶんとっても単純。

「マインドフルネス」の神髄は、もっともっと深いものだと思います。

書籍もたくさん出ていますよね。興味のあるかたは、いろいろ読まれてみるといいのかなと思います。

先日新聞に紹介されていたのはこちら。

「スタンフォード大学 マインドフルネス教室」スティーブン・マーフィ重松 著 講談社

 

 

 

 

でも、その入り口としては、私の考えもアリかな、と思います。

 

 

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