ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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ピアノを弾くときのミスタッチ、なぜ起こる?どうすればいい??

ピアノの練習について
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練習を始めて間もない曲は、なかなかうまくいかないものです。

音は分かってる。なのに、指は違う音を弾いてしまう。

こんなことが起こりがち。

なぜこんなことが起きるの?そして、これ、どうすればいいの?

ミスタッチの原因と対策を考えてみました。

ミスタッチにイライラ!のレッスン風景

クリスマスの曲に取り組んでいる「音楽室ゆう」の子どもたち。

だいぶスムーズに弾けるようになってきましたが、まだまだ、どうしてもうまくいかない!という部分を抱えている子もいます。

お家で練習もしているようで、少しずつ弾けるようにはなっていますが、ホントに少しずつ・・。

先週との違いがあまり感じられず、停滞してしまっています。

レッスンでの様子を見ていると、だんだんイライラしてきている感じ。そして、悲しくもなってきてしまう。

え!?泣いちゃう??と心配になってしまう子も(泣かなかったけど)。

気持ちはわかるよ~。私だって、なんだってスラスラ弾けちゃうわけじゃない。

発表会での指導者演奏の曲の練習では、やっぱりイライラしたり悲しくなったりしながら、それでも地道に練習をするんだから!

「も~~!この曲ホントに弾けるようになるんかしら」

そんな不安を抱えつつ、でも、弾けるようになりたい!と思うから、練習を続けます。

子どもたちも、自分で「この曲にする」と決めた曲。乗り越えてほしいですね。

音は分かってるのにミスタッチ・・原因は2つ

子どもたちは、「音は分かっているのに弾けない」という状態です。

音を読んでもらうと、キチンと読める。

でも、実際に弾くと、指が右往左往して、結局違う音を弾いてしまう。

堂々と間違えている、つまり、音が鳴って初めて違う音を弾いちゃったと気づく、というわけではありません。

「うっこれ違う!」と思いつつ、指を動かしちゃう、という感じ。

どうして、こうなってしまうのでしょう。

この場合、考えられる原因は2つあるよ思います。

「準備」の時間がない

ピアノを弾くとき、次々に鍵盤を押して音を出していくわけですが、必ず、弾く前に弾くための「準備」をしています。

ほんの一瞬ではありますが、しているはずです。

ピアノを弾くときには、次の3つのことをしています。

  1. 音を「認識」し
  2. 指を鍵盤の上に「準備」し
  3. 動かす「動作」をする

本当に一瞬、それこそ無意識ではありますが、毎回毎回これだけのことをしているはずです。

でなければ弾けないと思うんです。

その中の2つめ、「準備」をする間がない。足りない。

音は分かって(認識して)いるし、指を動かす動作もしている。でも、準備が間に合っていないから、違う音になっちゃう。

これが、1つの原因ではないかと思います。

「今」しか考えていない

そして、もう1つは「今のことしか考えられていない」ということも挙げられるのでは、と思います。

つまり、上に挙げた1番目の「認識」が遅れる、ということです。

1ができていなければ、2も3もどんどん遅れてしまいます。間に合わせようと思ったら、違う音でも出してしまいます。

「え~っと、次の音なんだっけ・・」と考えているうちに弾かなきゃいけなくなっちゃう、ということですね。

練習を始めたばかりの時は、どうしてもこうなりがちですよね。まだ、この曲の細かい部分まで分かっていない状態ですし。

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ミスタッチ対策「弾くスピードを落として先へ先へ」

こんな状態の時、まず、少し弾くスピードを落とすことを提案します。

上の1,2,3の、特に1,2、をする時間を作る、ということです。

結局は、曲を弾くスピードに手が追い付いていない、ということだと思うのです。

「次の音」「手の準備」を意識できる、その余裕を持てる速さで弾く、ということです。

子どもたちは、全ての音を間違えてしまうわけではなく、部分部分、ちょこちょこと間違える、という状態。

上の1,2,3、を無意識にできてしまっている音だってたくさんあります。

なので、弾けていない音が弾ける程度の速さでいい。「必要以上にゆっくりにする必要はない」と思います。

スピードを落として弾いて、1や2をする余裕ができて、「弾ける」という状態が増えてくると、だんだんその余裕が必要なくなってきます。

そうすると、元のスピードに戻しても、弾けるようになっているはずです。

音楽を先へ先へ進めよう

そして、もう1つ。先へ先へ、の意識を持つこと。

ピアノを弾くとき、「今」の音を弾いているとき、頭はすでに次の音のことを考えています。

そうでなければ「準備」は遅れますし、理想の音を出すこともできません。

音量や音色の調整をすることはできない、ということです。

「このメロディーはこんな風に奏でたい」という思いがあるのであれば、先、先、を考えていなければ無理です。

この「音楽を、先へ先へ進めていこう」という意識。これが薄いと、ミスタッチが起きるのではないかな、と思います。

そして、その際、音一つ一つをバラバラではなく、まとまりで捉えることが大事かなと。

「次に来るのはこんなフレーズで、その中の一音」という認識。

音楽を奏でよう、という意識。結局はそれが大事かな、と思います。

「意識的」な練習を

当たり前なんですが、人間の動きはすべて、その人の脳から発せられる指令で行われることですよね。

無意識でやっていることもすべて。ピアノを弾くこともしかり、です。

無意識にできないことは、意識的にやる。意識して、脳に覚えてもらう。

こういうイメージが必要かな、と思います。

苦手な部分を練習するとき、「とにかく何回も何回もひたすら弾く」というのは、効率が悪いのではないかと。

一つ一つ「意識」して弾く。

音楽は先へ先へ流れていくものなので、その意識を持ちながら、苦手な音を意識できる速さで弾く。

これを繰り返すことで、無意識の領域に入っていけるのでは、と思います。

 

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