ピアノを弾くとき「小指は弱い」は思い込み!本当は強い小指のすごさ

ピアノの弾き方・練習法

小指って、細いし短いし・・見るからに弱そう・・・

この音小指だから強く弾けない!

などなど・・日々のレッスンでも、たまに聞かれるこんな言葉・・

でも、本当に小指って弱い指なんでしょうか?

イイエ!案外強い指なんです!

スポンサーリンク

小指の構造

まずは、小指の構造を見てみます。

小指の骨格

手の、親指とは反対の端にあるのが小指ですね(画像⇩でいうと向かって右端)。

引用『ピアノストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』P.107より

人差し指、中指、薬指と同じような形で伸びています。指の中では、親指だけがちょっと違う付き方をしていますね。

関節は4つ。

ちなみに、下から2つめの関節(MCP関節)が、手をグーにしたときに手の甲側に飛び出る部分です。それより下は、手のひら(手の甲)の皮膚に隠れて見えないということですね。

小指の筋肉

体を動かすのは筋肉です。指だって同じ。

小指を動かす筋肉は、どうなっているでしょう。

参考「フィットネスの勧め」体に関してより

画像は、右の手のひら側の筋肉の様子です。

小指を動かすための筋肉は、以下の4つです。

これらを「小指球筋」と言います。小指の下の少し膨らんでいる部分です。

親指の方にも「母指球筋」があり、やはり4つの筋肉に分けられます。

つまり、小指は、小指だけを動かすために、手のひら内に4つも筋肉があるということです。

そして、前腕には「小指伸筋」があり、この5つの筋肉で小指を動かしていることになります。

関連記事親指の使い方についてはこちらの記事をどうぞ。

 

スポンサーリンク

 

小指でしっかりした音を出すために

小指を動かすための筋肉が、手のひらに4つ、前腕に1つあることが分かりました。

こうしてみると、小指は単独で動かしやすい指だということが分かります。

この筋肉とともに、腕の回転をうまく利用することが大切です。

ピアノは、そもそもそれぞれの指を大きく持ち上げ、振り下ろすようにして弾くものではありません。

上腕を上げて前腕から手にかけてをしっかりと支え、指の付け根(手の甲の上部)にある関節(MPC関節)をへこませないように指を下げて弾くものです。

関連記事ピアノを弾くときの手の形など、基本をまとめています。

その際、腕を回転させることで、指だけに負担をかけずに弾くことができます。

「腕の回転」って?

「腕の回転」とは、前腕を回転させることで、肘関節で行われる動作です。

肘関節の役割は、腕を曲げたりのばしたりすることと、手のひらを上にしたり下にしたりとクルッと回転させることの2つです。

回転ー前腕のもう1つの重要な動きは回転です。前腕の回転によって、手のひらが上を向いたり(=回外)、下を向いたり(=回内)することができます。前腕を自由に動かすことで、完全に回外した状態から完全に回内した状態まで、およそ180度に及ぶ動きが可能になります。

(中略)

前腕の回転は、ピアノ演奏では常に使われている動きです。非常に有能なピアニストのなかには、指の動きと前腕のかすかな回転とを協調させるテクニックを使うために、この回転動作を意識的に練習している人もいます。

引用:『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』よりP.92

ピアノを弾くときには、手のひらは下を向いています。その状態ですでに前腕を回転させているということになります。

そして、小指の音を弾くためには、小指側に回転させて音を出すことになりますね。

関連記事引用した文献の紹介記事です。

回転と筋肉を連携させて

上の引用文にもありますが、音を出す際に大切なことは、腕の回転の動きと小指を動かすための筋肉の動きとが連携していることです。

回転だけをさせて小指がフニャフニャな状態では、やはり音は出ません。

逆に、小指の動きだけで音を出そうとすると、指に負担がかかり痛める元になります。

腕の回転とともに、筋肉を緊張させて指を動かすことも必要です。

大事なのは、指だけを動かして弾こうとしないこと。

2つを同時に行うことで、小指はしっかりした音を出すことができます。

 

スポンサーリンク

 

まとめ 小指の見た目に惑わされないで

他の指より短く、細く、弱々しく見える小指。「赤ちゃん指」なんて言い方もするし、名前からして弱そう・・。

でも、どうして案外しっかりした指なんです。

これ、私自身の実感です。

親指同様いちばん外側にあるため単独の筋肉があり、ピアノを弾く際、腕の回転効果の出やすい指でもあるんです。

ピアノを弾くこと以外の動きを考えても、例えば重たいものを持ち上げたりする場合、しっかりと下から支えているのは小指だったりします。

重たいものを持ったりしっかりと握ったり、といった大きな力が必要な時、小指が活躍するわけですね。

小指は案外しっかり者。ちょっと見方を変えて練習してみるといいかもしれません。

 

 

 

このカテゴリーの人気記事

「左右別々」が必要なピアノ 手がつられないように弾く練習法
ピアノ教材『ハノン』の練習法 いつからやる?その効果は?そもそも必要?
ピアノの練習キーボードでもできる?できる事とできない事まとめ
ピアノを弾くときに小指が立つ!立たないようにする練習法
ピアノを弾くときには爪を短くしなければいけない3つの理由

 

コメント

関連コンテンツ

タイトルとURLをコピーしました