おすすめ初心者ピアノ教材『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』ちょっと弾ける人向け

ピアノ導入教材

以前、『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』の紹介記事を書きました。

その時、「ちょっとでも経験があれば『基礎編』からはじめてもいいかも」とまとめましたが、今回はその『基礎編』を詳しくご紹介します。

やはり、『入門編』よりはちょっと難しくなっている『基礎編』。

『入門編』との違いもあわせてまとめてみます。

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『大人のためのピアノ悠々塾』って?

まずは、『大人のためのピアノ悠々塾』という教本そのものについてまとめておこうと思います。

『大人のためのピアノ悠々塾』は、3種類全6巻で構成されています。

  1. 入門編テキスト 入門編レパートリー集
  2. 基礎編テキスト 基礎編レパートリー集
  3. 初級編テキスト 初級編レパートリー集

 

入門編は2000年発行でそのままのようですが、基礎編、初級編は改訂版が出版されています。

『入門編』『初級編』は別の記事でご紹介しましたので、今回は『基礎編』テキストについてまとめます。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』をこちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』をこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

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『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』の内容は?

もう一度基礎からはじめたい 大人のためのピアノ悠々塾 基礎編 [改訂版]

それでは中身を見ていきます。

1曲目に入るまでに

実際に曲を弾く段階の前に、6ページにわたって解説があります。

その内容は・・?

  • ピアノの歴史
  • 鍵盤図と五線・音の高さ
  • ♯・♭のおはなし
  • いろいろな音

 

それぞれの中身を少し紹介します。

ピアノの歴史

まずは「ピアノの歴史」です。見開き2ページが使われています。

これは、『入門編』と同じ内容です。

数行で簡単に歴史がまとめられ、ピアノのもとになった楽器や最初のピアノなどが写真で紹介されています。

また、グランド・ピアノ、アップライト・ピアノと電子ピアノの写真も載せられています。

下部には、主な作曲家の生没年の年表があります。日本の各時代もあわせて書かれていて分かりやすいですね。

鍵盤図と五線・音の高さ

次の2ページは「鍵盤図と五線・音の高さ」についてです。

中央ドから右へ1オクターブ、左へ1オクターブ半にわたる鍵盤図(実物大)があり、それと対応させた楽譜が書かれています。

楽譜はト音記号、ヘ音記号になっていますね。

楽譜と鍵盤図の間に、階名(ドレミ・・)日本音名、英語音名の3つが書かれています。

右上には、指番号と手の形・指の形を示した写真があります。

『入門編』にもこうしたページがありますが、『入門編』は楽譜はト音記号のみ、音域も中央ドの下のソから上へ2オクターブ半になっています。

また、『入門編』にあった「白鍵と黒鍵がある」ということや「ドの探し方」については書かれていません。

実際のページの写真です⇩

♯・♭のおはなし

1ページを使って♯と♭についての説明があります。これは『入門編』にはありませんでしたね。

♯がついた音は右隣りの鍵盤、♭がついた音は左隣の鍵盤を弾く、という説明があります。

どちらも「黒鍵を弾く」と書かれていますが、その下の「異名同音」の項目で半音関係にある「シとド」「ミとファ」に♯♭がついた場合について書かれています。

つまり、「シに♯がつくとドを弾く」「ドに♭がつくとシを弾く」ということですね。

いろいろな音

最後がこの「いろいろな音」のページです。音の名前についての説明ですね。

これも『入門編』には無いページです。

まずは、

  • イタリア語
  • 日本語
  • 英語
  • ドイツ語

 

の4つの音の呼び方について表になっています。英語、ドイツ語については読み仮名がついています。

そして次に、♯と♭がついたときの読み方です。日本語、英語、ドイツ語について書かれていて、読み仮名もついていますね。

曲のページ

ここから、実際に曲を弾いていくページになります。

曲目は?

まずは、どんな曲が載せられているのかをまとめます。

  1. 四季より「春」(A.ヴィヴァルディ)
  2. ます(F.シューベルト)
  3. ほたるの光(スコットランド民謡)
  4. 埴生の宿(H.ビショップ)
  5. アニー・ローリー(スコットランド民謡)
  6. きよしこの夜(F.グルーバー)
  7. マイ・ボニー(イギリス民謡)
  8. 旅愁(J.P.オードウェイ)
  9. ムーン・リバー(H.マンシーニ)
  10. マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン~タイタニック・愛のテーマ~(J.ホーナー)
  11. 愛の夢(F.リスト)
  12. プレリュードop.28-7(F.ショパン)
  13. チョップスティック(メキシコ民謡)
  14. 私のお気に入り(R.ロジャース)
  15. 草競馬(S.C.フォスター)
  16. ひき潮(R.マックウェル)
  17. 愛のロマンス(スペイン民謡)
  18. エリーゼのために(L.v.ベートーベン)

 

全18曲ですね。

民謡、映画音楽、クラシックといろいろなジャンルの曲がありますね。

3行程度にまとめられた曲目解説のページもあります(9曲ずつにまとめられています)。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』の中から数曲選んで演奏してみました。

レッスンの進め方の特徴

ここから18曲にわたってだんだん難しい曲をレッスンしていくことになりますね。

レッスン内容の特徴をまとめます。

  • すべての曲で音名入り
  • すべての曲で使う音域の図入り
  • すべての曲で注意すべき点を「point」として別ページで説明

 

こうしたレッスンの進め方は『入門編』と同じですね。

基本的には同じですが、少し違うこともありますのでまとめます。

「すべての曲で音名入り」について

『入門編』では、曲の始めから終わりまで音名が書かれていますが、この『基礎編』はところどころ書かれていない部分があります。

例えば、同じメロディーが再び出てきたところとか、同じことを繰り返す形の伴奏とかですね。

「すべての曲で使う音域の図入り」について

これについては『入門編』と同じです。

曲の1番最初の音の場所には色が付けられ、使う指が手のイラストで示されているのも一緒です。

こんな感じ。⇩

「すべての曲で注意すべき点を『point』として別ページで説明」について

楽譜の中には「point1」「point2」という形で書かれているだけ。そして、別のページでそれぞれについて説明がされています。

これは『入門編』も同じです。

でも、ポイントについて説明されている場所が・・『入門編』では必ずその曲の後にまとめられていますが、『基礎編』では後だったり前だったりしています。

つまり、先にポイント解説ページがあってから楽譜、という順番になっている曲もあります。

ページ構成の関係ですかね・・

なお、強弱や速度標語、音楽記号などは「point」とは別に、各曲の楽譜の下に別枠で説明されています。

「コラム」「音楽用語の基礎知識」のページ

「コラム」は各曲とともに、「音楽用語の基礎知識」は1番最後にあります。『入門編』にも同じようにありますね。

「コラム」について

「ポイント」のページに別枠で「コラム」と題して演奏に必要な知識がまとめられています。

「コラム」は『入門編』にもありますが、内容は違います。

内容を目次通り書きます。(内容の分かりにくいもののみ・・・の後に説明を入れました)

  • アウフタクト(弱起)
  • ヘ長調のスケール(音階)
  • 重音
  • 「アニー・ローリー」で使われている重音
  • シンコペーション
  • 和音のおはなし1・・・3和音の説明、コードネームC,F,G
  • 分散和音(アルペジオ)
  • ペダル・・・3つのペダルの違い、いろいろなペダル記号
  • 和音のおはなし2・・・長3和音、短3和音、7の和音、属7の和音
  • プレリュード
  • 8ビート
  • イ長調のスケールと「ド♯」・「ファ♯」・「ソ♯」のポジション

 

これを見ると『初級編』の内容が大体わかる気がします。

音階、和音、アルペジオやペダルも出てくるということですね。

「音楽用語の基礎知識」について

そして、1番最後に「音楽用語の基礎知識」というページが4ページあります。

内容は『入門編』と全く同じ。

  • 音名
  • 臨時記号(♯と♭と♮)
  • 楽譜のしくみ
  • タイとスラー
  • 音符と休符
  • 3連符
  • 強弱記号
  • 速度記号
    • メトロノーム記号
  • 拍子記号
  • 奏法の記号
  • 繰り返し記号

 

こうしたことが表にまとめられています。

 

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『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』レッスンの進みかたのまとめ

最後に、曲の内容がどのように進んでいくのか(難しくなっていくのか)を表にまとめます。

  音符記号リズムその他
1四季より「春」4分
2分
8分
付点2分
f
mf
mp
Allegro
アウフタクト臨時記号
2ます付点4分
16分
Andantino
1カッコ2カッコ
付点4分+8分
付点8分+16分
右-指くぐり
右‐指変え
3ほたるの光ナチュラル右-指こえ
ヘ長調
4埴生の宿左-重音
右-同音を含むスラー
5アニー・ローリーシンコペーションメロディーのオクターブ移動
左-臨時記号の音を含む重音
6きよしこの夜フェルマータ
クレッシェンド(線)
左-3和音(コードネームCのみ)
7マイ・ボニーlegato左-アルペジオ
右-指よせ
左右の音のバランス注意
8旅愁左‐8分分散和音(すべてコードネーム付き)
9ムーン・リバーModerato
ペダルマーク
rit.
加線の音
1拍目休符
10マイ・ハート・ウィル・ゴー・オンsimile
アルペジオ記号
連続ペダル
左‐オクターブ分散
11愛の夢Poco allegro
con affetto
dolce
cantando
12プレリュードop.28-7左‐オクターブ飛び
13チョップスティックスD.C.to Coda右‐連続連打
14私のお気に入り右‐4分の2音スラー+4分(3拍子を感じて)
15草競馬左右とも1音ずつ区切って弾く(馬が走る雰囲気で)
16ひき潮8ビート
17愛のロマンスダブル・シャープ転調(イ短調⇒イ長調)
18エリーゼのためにpp
Poco moto
dim.
a tempo
左‐オクターブ移動(ミ→ミ→ミ)

まとめると『基礎編』の特徴は以下のような感じですね。

  • 伴奏(左)が複雑に(単音⇒重音⇒3和音⇒アルペジオ⇒オクターブ飛び)
  • 臨時記号多い
  • コードネームが付く(途中から)
  • ペダルが付く(途中から)
  • 聴かせ方に注目(左右の音量のバランス、○○のイメージで・・など)

 

曲そのものはよく知られているものばかりなので、弾きやすいのではないかと思います。

連続16分音符は出てきませんし、そもそも連続8分音符も出てきません。リズムも難しいものではありません。

左手の伴奏は後ろへ行くほど難しくなっていきます。また、音楽的に弾くことが求められるようになります。

『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』まとめ 伴奏は難しくなるけれど‥

『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』について『入門編』との違いもまじえてまとめてみました。

確かに『入門編』よりは難しい。でも、それは主に左の伴奏部分。メロデイーを担当する右手はそれほど難しくはなっていない。

というのが私の印象です。

鍵盤楽器の経験が全くない、という人には難しいです。

でも、家にピアノがあってちょこちょこ触っている、とか、知っているメロディーなら弾ける、とか。

そんな人が、本格的にやってみよう、というのにちょうどよい教本ではないでしょうか。

いずれにせよ、『入門編』は簡単すぎると感じる人は、すっ飛ばして『基礎編』からはじめてしまってよいと思います。

CD付きもあります。こちら↓は無いタイプ。

 

 

 

 

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