こちらは2ページ目になります。
flowkeyでできること「基礎知識やテクニックの学習」についてまとめます。
料金や使ってみて気になることも書いています。
「基礎知識やテクニックの学習」の具体的な内容は?
「flowkey」は、「たくさんの曲が収録されていて、楽譜と実際に弾いている画像を見ながら曲の練習ができる」というだけではありません。
もう一つの特長は、「学習ができる」ということです。
楽譜についての知識や弾く際のテクニックなど、曲を弾くだけにとどまらない「学び」の部分も備えています。
その内容について、詳しく紹介します。
初心者から上級者までの8つのコース
学習部分についても、初心者から上級者まで使うことができます。
全8つのコースに分かれていて、それぞれさらに細かくなっています。
各コースは、曲を選ぶ際の”レベル”と同じ色で色分けされています。
⇩下の囲み部分の後ろに、初心者、中級者などと書いてあるのはそのレベルです。
- 初心者コース
- ピアノにふれてみよう(8レッスン)・・初心者
- 両手で弾く練習(7レッスン)・・初心者
- 中級ピアノテクニック(7レッスン)・・中級者
- テクニック&エクササイズ
- 読譜の練習(8レッスン)・・初心者
- 音階(10レッスン)・・中級者
- 音階Ⅱ(12レッスン)・・上級者
- 長調のアルペジオ(15レッスン)・・中級者
- マイナー・アルペジオ(15レッスン)・・中級者
- コード&即興演奏
- コードをマスターする(6レッスン)・・中級者
- コードを使った即興演奏(6コース)・・上級者
すべてのコースについて紹介すると膨大な量になるので、初心者コースのみ詳しく紹介します。
初心者コースの内容は?
「flowkey」で初心者コースと位置付けられているのは、「ピアノにふれてみよう」「両手で弾く練習」「中級ピアノテクニック」です。
詳しい内容は以下の通り。
- 「ピアノにふれてみよう」
- 最初のステップ
- 右手で簡単なメロディーを弾いてみよう(有料)
- 楽譜の読み方(有料)
- 左手で弾いてみよう(有料)
- ヘ音記号の音符(有料)
- 音符の長さとリズム(有料)
- リズム練習(有料)
- 右手のその他の音符(有料)
- 「両手で弾く練習」
- 両手で弾こう-入門編
- その他の音符(有料)
- 弱起と付点音符(有料)
- 付点四分音符(有料)
- 四分音符とタイ(有料)
- 片手で複数の音を弾く(有料)
- コードを弾く(有料)
- 「中級ピアノテクニック」
- 指かぶせのテクニック
- シャープ記号(♯)(有料)
- フラット記号(♭)(有料)
- 3/4拍子記号(有料)
- 指を広げる練習(有料)
- 8分の6拍子(有料)
- ナチュラル記号(有料)
右手→→左手→→両手の順に進み、楽譜の読み方、音符の種類、リズムの取り方等を徐々に学んでいく内容ですね。
ビデオ学習形式+実技
学ぶ方法は、ビデオ学習の形です。音声での説明と共に動画を観て学ぶわけですね。
でもそれだけではなく、曲の練習と同じように弾いている画像と楽譜が示されて、実際に弾いてみる、という課題も入っています。
先で紹介した「待機モード」と同じ形で、音を認識して正しい音で弾けているかをチェックしてくれます。
具体的に一番初めのコース「最初のステップ」を見てみると・・
- 「椅子の位置と姿勢について」←ビデオ
- 「手の位置」←ビデオ
- 「黒鍵について」←ビデオ
- 「真ん中のド」←ビデオ
- 「Cポジション」←ビデオ
- 「Cポジションの練習」←自分で弾いてみる
- 初めての曲です←ビデオ
- 「歓喜の歌」←自分で弾いてみる
- まとめ←ビデオ
1~5のビデオ学習の部分は一つ一つがとても短いですが、音声説明付きの動画ですし、それぞれ必要な方向から撮られているので分かりやすいです。
8の「歓喜の歌」はベートーベンの交響曲第9番の中のあの有名な一節ですね。
全部で8小節のこのメロディーを、2小節、2小節、4小節に分けて「見本演奏を聴く→自分で弾いてみる」を繰り返すようになっています。
そして最後に、8小節通して「見本演奏を聴く→自分で弾いてみる」をして終了です。
細かいですよね~。ちょっとビックリ!
これはあくまで「最初のステップ」のみの内容。
こんな感じで、初心者向け全21コースが進められていくわけですね。
いやいや、なかなか配慮の行き届いた、丁寧な内容なのではないでしょうか!
「flowkey」は有料です 無料期間もあります
魅力的な機能満載のこの「flowkey」。すべての機能を使うには料金が必要です。
⇩料金体系はこちら。
【個人プラン】
1ヶ月プラン | 2,300円 |
12ヶ月プラン | 13,800円(月額換算:約1,150円) |
【ファミリープラン】最大5プロフィール
1ヶ月プラン | 3,450円 |
12ヶ月プラン | 20,700円(月額換算:約1,725円) |
表を見ていただけると分かると思いますが、長く使うほどお得になっていますね。
無料期間がありますが、7日間の無料期間ののち、12ヶ月プランへ自動移行されます。
お試しで使ってみて必要ないと思ったら、忘れずに解約をしなければいけません!
料金について詳しくはこちら→どのような購読プランがありますか?
無料でも使えないことはないですが、使える範囲はかなり限られます。
以下にまとめました。
無料で使える範囲は?
無料で使える範囲は以下の通りです。(2024年1月18日現在)
曲については以下の通り⇩
無料で練習できる曲は8曲ありますが、初心者、中級者、上級者、プロ合わせて8曲です!
そのうち、初心者向けの曲がこの5曲ということです。
つまり、同じ曲でも、例えば「初心者は無料だけど中級者は有料」ということもあるわけですね。
学習部分についてはこちらの通り⇩
それぞれの最初の項目だけですね。かなり限られます。
あくまでも、「試してみてください!」ということですね。
ピアノ独学初心者の強~い味方!でも気になることも・・
ピアノ学習アプリ「flowkey」を、自分でいろいろと試しつつご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
曲はたくさん入っていますし、これからもどんどん追加されるでしょう。
楽譜と共に実際に演奏している動画が示され、それを観ながら同時進行で弾いて練習することができます。
ピアノを独学で始めた初心者の方に、とてもいいのではないでしょうか。
もちろん、中級、上級者の方にもおススメです。
中級以降の方にとっては、学習面よりも、楽譜をたくさん持てる、というのが大きなメリットになるのではないでしょうか。
少なくとも、私にとってはそこですね。
あえて難点を示すとすれば・・
楽譜全体を俯瞰してみることができない
ということでしょうか。
これまでの画像でも分かると思いますが、「flowkey」は一段のみの楽譜が演奏動画の演奏に沿って流れていく形で示されます。
1曲全部の楽譜を一度に見ることはできません。
曲を演奏するとき、楽譜全体を見通して、どのような流れになっているのかを把握することはとても大切です。
演奏計画を立てるわけですね。
それをするからこそ、1曲をひとつの流れととらえて、物語を語るように演奏することができるんです。
「flowkey」だけでもピアノを弾けるようにはなるのではないかと思いますが、芸術として表現をする、という大事な要素が抜け落ちたままになってしまわないか・・
そんな心配をちょっとしますね。
弾きにくいところを、演奏動画で指の動きなどを確認しながら練習する、という部分練習をするにはとてもいいと思います。
それにプラスして、
1曲の楽譜全体を見渡せるようなこともできるようになれば最高だな!
と思います。
(公開日:2021年4月27日 最終更新日:2024年1月18日)
コメント