ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」のご案内

【超初心者向け】おすすめのピアノテクニック教本『バーナム ピアノ テクニック ミニブック』

おすすめ楽譜
スポンサーリンク

ピアノを練習するとき「弾きたい曲を弾けるようになれば」ではなく、「基礎もきちんと身につけたい」という方も多いのではないでしょうか。

そんな場合は、テクニックに特化した教本が必要になりますね。

そこで今回は、『バーナム ピアノ テクニック ミニブック』を詳しくご紹介します。

”超初心者”の方へ、ぜひおすすめです!

『バーナム ピアノ テクニック』とは?

『バーナム ピアノ テクニック』は、アメリカのピアノ教育家で作曲家のエドナ・メイ・バーナムさんによるピアノテクニックの教本です。

詳しくは、こちら(全音楽譜出版社ホームページ「バーナムの歴史」)をどうぞ。

ミニブック、導入書、1~4の6冊から成っていて、ミニブックは1番はじめのものですね。

『バーナム ピアノ テクニック』はピアノの先生の間では超有名。初心者のレッスンで最もよく使われているテクニック教本ではないでしょうか。

ご多分に漏れず、私も使っています。

特徴は、なんといってもシンプルな棒人形のイラスト

そして、「走ろう」「スキップしよう」「すべり台」「なわとび」など子どもたちの遊びや動きが題名になっていること

さらに、一曲が短いこと。ですね。

短いっていうのは、ホントにいい!何のための練習なのかがわかりやすく、集中が途切れにくいですよね。

そこの辺りが、多く支持されている理由だと思います。

『ミニブック』の特徴

超初心者向けの『ミニブック』。その特徴、おすすめ理由は以下のようなことです。

  • すべての曲が4小節
  • 使用音符は8分音符まで
  • 中央ドから左右へ広がる
  • 両手同時はほとんどない
  • 同じような形の繰り返しでだんだん難しくなる

すべての曲が4小節

『バーナム ピアノ テクニック』は、そもそも1曲が短いのが特徴です。

その中で『ミニブック』はすべての曲が4小節です。とってもシンプル!

曲はグループ1~5に分けられ、それぞれ12曲ずつあります(『バーナム ピアノ テクニック』すべてがその形)ので、全部で60曲。

60曲がすべて4小節です。

使用音符は8分音符まで

『ミニブック』は、ほとんどが4分音符までの曲です。

拍子もほとんどが4分の4拍子。なので、出てくる音符は4分音符、2分音符、全音符のみ。

グループ3以降に4分の3拍子が6曲あるので、それには付点2分音符が出てきますね。

8分音符はグループ5に入るまで出てきません。グループ5には、№1,2,11,12の4曲あります。

それも、ドレミファといった隣り合った音のみです。

指の動きがスムーズになってきたところで、さぁ8分音符を弾いてみましょう!という感じですね。

中央ドから左右に広がる

音域は、中央ドから左右に広がる形です。つまり⇩こういうことです。

音符を読みやすいし、鍵盤の位置の把握もしやすいですね。

今は多くの初心者用テキストがこの形になっていると思いますが、テキスト選びの重要な要素だと思います。

両手同時はほとんどない

『ミニブック』は、はじめの段階からどんどん左手も使います。でも、「両手同時に弾く」という曲はほとんどありません。

1曲の中で右も左も使う、というものは多くありますが、左右の手で弾き継いでいく形です。

つまり、右手で弾いているときは左手は弾いていない。左手で弾いているときは右手はお休みです。

両手同時に弾く曲は60曲中5曲。しかも、すべて「指が同じで音が違う」という形です。

「左右同じ指で弾く」というのは、最も弾きやすい形です。そうした配慮がされているということですね。

同じような形の繰り返しでだんだん難しくなる

『バーナム ピアノ テクニック』は、12曲を1グループとして1~5のグループに分かれています。『ミニブック』も同様。

これは、一つのグループの中で様々な指の動きを経験して、グループが進むごとにそれがだんだん難しくなっていく、という形です。

なので、同じような曲が何度も出てきます。この繰り返しがきちんとした技術を身につけるのにいい、と思います。

『ミニブック』難易状況

『ミニブック』は、進むにつれて少しずつ移難易度が上がるようになっています。

各グループの中身は以下のような感じです。

  • グループ1
    • ドレの2音の曲から始まって、ドレミ、ドシラ、の3音まで
    • スタッカートが出てくる
    • 両手とも2和音が出てくる(指1,2と1,3)
    • 2音のスラーが出てくる
    • 保持音が出てくる
  • グループ2
    • 音域はドレミファソ、ドシラソファまで広がる
    • ドミ、とかドファ、ドミソなどの飛ぶ音が出てくる(上5度、下4度まで)
    • 3和音が出てくる(右のみ)
  • グループ3
    • 上下とも1オクターブ飛ぶ音がある
    • 両手とも指くぐりが出てくる
    • クロスハンドが出てくる
    • 4分の3拍子が出てくる(5曲)
  • グループ4
    • ♯♭が出てくる(長短調、半音階)(右のみ)
    • 黒鍵を使う3和音(短3和音)が出てくる(右のみ)
    • 両手とも同音指変え(2→1)が出てくる
    • 両手とも指変えの同音スタッカートが出てくる
  • グループ5
    • 両手とも8分音符が出てくる
    • ドレミファソなど並んだ音のスラーが出てくる

難点に感じるところ

とってもいいテキストだと感じる半面、う~んちょっと・・と思うところもないわけではありません。

それは・・・

  • スタッカートや和音の出てくるのが早い
  • 保持音の出てくるのも早い
  • クロスハンドの出てくるのも早い

スタッカートは2曲目に早々と出てきます。和音もグループ1で2和音、グループ2で3和音が出てきます。

スタカートや和音は普通に曲の中でどんどん出てくるものなので、早くから練習するに越したことはないと思いますが、ちょっと早いような。

きちんと弾くには結構難しい技術です。もう少し後ろのほうになってからでもよいのではないかと・・。

さらに、保持音やクロスハンドは曲の中でそれほど出てくるものではありません。

技術的にも難しいものだし、『ミニブック』でやらなくてもいいんじゃないかと・・。

もう少し手や指の形を保つ力がついたり、鍵盤上の視線の行き来をスムーズにできるようになってからでもよいのでは。

いずれはやらなければいけないものだと思いますが、ちょっと早すぎではないかと思っています。

なので、もし『ミニブック』を使ってみるのなら、こうした曲は難しければ飛ばしてしまってもいいと思います。

スポンサーリンク

楽譜の見やすさは?

楽譜の見やすさも初心者にとっては大きなポイントです。

『ミニブック』は、1ページに3曲ずつ載せられています。

⇩一番はじめのページです。

 

 

⇩一番最後のページです。

 

楽譜部分はもちろん、題名の文字も大きく、とても見やすいと思います。

イラストがシンプルなだけにゴテゴテした感じがなく、その分楽譜に集中しやすいかもしれません。

でも、このシンプルな棒人形が「かわいい~」なんて人気だったりします。

何度も弾いて指の動きをスムーズに

初心者の方がまず目指すべきは、指を思うように動かせるようにすることではないかと思います。

まずは『ミニブック』のようなシンプルで短い曲を何度も弾いて、ドだと思ったらすぐドに、ミだと認識したらすぐにミに、指を持っていけるようにすることだと思います。

ゆっくりでいいので、確実に楽譜通りに弾いていけるようにするとよいと思います。

でも、弾き方も大事。楽譜通りの音になっていても、ただただ音を出しているといった雰囲気ではなく、音の流れを感じながら弾けるといいですね。

それには、ちゃんと題名を読んで棒人形のイラストを見て、イメージを持って弾くといいですよね。

そのための題名であり、イラストです。

とにもかくにも、初心者にはとってもおすすめの、シンプルで弾きやすいテクニックの教本です。

 

『バーナム ピアノ テクニック 導入書』についてもこちら⇩に詳しく紹介しています。

【初心者向け】おすすめのピアノテクニック教本『バーナム ピアノ テクニック 導入書』
初心者向けのピアノテクニック教本をご紹介します。『ミニブック』より少し難しい。両手がスムーズになってきたかなという人向けです。

コメント