ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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【音楽関連本の紹介】おすすめの音楽辞典『早引き 音楽記号・用語事典』

音楽関連本の紹介
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音楽をやる人にとって、音楽辞典は必携の書ですよね。

私も何冊か持っていますが、今は、もっぱらこちら『早引き 音楽記号・用語事典』を使っています。

どこが気に入っているのか、書いてみます。

これ1冊で事足りる

とにかく内容が充実していて、これ1冊で不足を感じたことはありません。

探しやすいし、見やすいし、分かりやすい。

具体的には、以下のようなところを気に入っています。

  • 携帯に便利なポケットタイプ
  • 2種類の索引
  • 記号(形)から調べられる
  • 目次が分かりやすい
  • 説明が詳しい
  • 読み物としても面白い

詳しく書いてみます。

携帯に便利なポケットサイズ

持ち運びにとても良い大きさです。

サイズは、縦17.6×横11.4×厚さ1.8㎝。A5より一回り小さい大きさです。

本棚からスッと出して、サッと見られる。

コンサートや習い事などに、カバンに入れて持って行ってもかさばらないですね。

ビニールのカバーがされているので、傷みにくいのもいいですね。

2種類の索引

索引は2種類ついています。50音順と欧文索引です。

音楽用語は、基本的にイタリア語です。

だいたいローマ字読みをすれば読めますが、読みづらいものもありますよね。

それに、すべてイタリア語なわけではない。ドイツ語や英語もあります。

そうしたことから、検索方法が複数あるのはありがたいと思います。

記号(形)から調べられる

上に挙げた「検索方法」とも関連しますが、記号そのものから調べることができるのも、大きな特徴だと思います。

記号のその形しか分からない、読み方は分からない、ということはままあることのように思います。

この事典は、目次にその形のまま載せられています。もちろん読みも。

なので、目次を順に見て探すことができます。

目次が分かりやすい

上で目次のことを書きましたが、とても分かりやすくなっていると思います。

記号の種類ごとにカテゴライズされています。

つまり、「楽譜」「音部記号」「音符と休符」「拍子記号」「変化記号」・・・といった具合です。

なので、例えば調べたい記号が「これは音符だな」と分かっていれば、目次の「音符と休符」のカテゴリーを見ていくと、その記号が見つかるということです。

上に書いたように、読み方が分からなくても、「形」がそのまま示されているので、見つけやすいですね。

説明が詳しい

記号や用語の意味を知りたくて調べるためのものなので、説明は詳しく、かつ簡潔にまとめられていてほしいものです。

こちらは、それが十分ではないかと思います。

基本的に、1ページに2つ、見開き4つの記号・用語が載せられています。

調べたい記号や用語が、わりと大きく分かりやすく表示されています。四角でくくられて。

そして、読み方と欧文表記が示され、意味の説明があります。

その説明は、「一言」で終わらせるものではなく、その語源や「〇〇の意味も含まれる」といったことまでまとめられています。

例として「Adagio」の説明を転記します。

ゆるやかに、遅く。イタリア語では他に「慎重に」という意味もある。ゆとりをもち、かつ気を配りながら進むというニュアンスが込められる。

この説明文は短い方。似たような意味の言葉との違いや、「〇〇が付くと✕✕の意味になる」といった、使い方なども説明され、もっと長いものが多いですね。

また、その記号や用語の使われている譜例が載せられているのも特徴です。

そして、さらにありがたいと思うのは、一覧にまとめられているページがあることです。

例えば、「速さに関する記号」の項目では、最後のページに「遅い⇒速い」の順に表になっています。

「発想に関する記号」の項目では、主なものが上に転記したような形で丁寧に説明されていて、まとめのページには「その他の発想記用語」として、2ページにわたって表になっています。

なんだかもう、至れり尽くせりな感じです。

読み物としても面白い

「読み物としても面白い」と書きましたが、記号や用語に関連した内容の解説文がけっこうあります。

まず一つは、記号・用語の説明の下部に”一歩進んだ解説”として、さらに詳しい説明が所々に載せられています。

それがけっこう「へ~~」な内容だったりします。

例えば、「D.C.」「D.S.」の説明の下に、「ダ・カーポ・アリア」についての解説があります。

他には、「コード」の項目には、「コード・ネーム」としてそもそもコードとは、といった説明がされていたり、「コードネームの書き方」の解説があったりします。

また、「形式と曲種とジャンル」の項目には、「オペラの種類と歴史」について1ページ割かれていますし、「西洋音楽史」の項目は、古代から近・現代までの音楽の歴史が文章でまとめられています。

「指揮者のエッセイ」と銘打たれたコラムも3つ載せられています。

 

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掲載語数はいくつ?

いくら解説が詳しいといっても、結局「主だったものだけ詳しく」ではあまり意味ありませんよね。

項目別に数えてみました。

  1. 楽譜・・・15
  2. 音部記号・・・4
  3. 音符と休符・・・22
  4. 拍子記号・・・11
  5. 変化記号・・・5
  6. 調号・・・6
  7. 速さに関する記号・・・37
  8. 強弱に関する記号・・・18
  9. 発想に関する記号・・・28+84(その他として表にまとめられている)
  10. 反復記号・・・12
  11. 奏法に関する記号・・・76+5(その他としてまとめられている)
  12. コード・・・17+4(「コード・ネームではないその他の用語」としてまとめられている)
  13. 楽器・声域略号・・・36
  14. 形式と曲種とジャンル・・・25
  15. 音楽理論・・・解説文7ページ
  16. 西洋音楽史・・・解説文14ページ

ざっと足して405。

でも、他に「ギター奏法に関する用語」として10ページにわたって解説されていたり、「形式と曲種とジャンル」の項目では、「舞曲の種類」「様々な音楽ジャンル」として、関連語の解説がされています。

こうしてみると、かなり広範囲にわたって多くの記号・用語が取り上げられているのが分かると思います。

分からないことは引けばいい

音楽用語って、頻繁に出てきて嫌でも覚えてしまうようなことは覚えて、あとは、こうした辞書で調べればいい、と思います。

無理して覚える必要はない。

「分からなければ調べればいいのよ」

大人になって師事した先生は、こう言っていました。

そっかぁ、そうだよね、と肩の力が抜けた気がしました。

今、レッスンの中で子どもたちの前で調べたりすることもあります。

分からないままにしておくのが一番ダメ。

こうした手軽に取り出せる辞書が手元にあるというのは、力強い味方ですよね。

そうしたことから、これだけ内容が充実していてポケットサイズのこの辞書は、とっても使い勝手がいい!

購入して大正解でした。

 

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