おすすめピアノ教材『シニア・ピアノ教本』大人の超初心者向け ホントに弾ける・・?と心配な人へ

ピアノ導入教材
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大人の初心者向けの教本はたくさん出版されていますが、「超初心者」の方向けとして、こちらの『シニア・ピアノ教本』を紹介します。

ピアノは全く初めて、指が動くかどうか不安、楽譜を読むのも自信がない・・・

そんな方にお勧めします。

1~3までありますが、今回は『1』のみ詳しくまとめます。

初めの1冊でどこまで進むのか、参考にしていただければと思います。

『シニア・ピアノ教本』とは

『シニア・ピアノ教本』はどういうテキストかをまずは見てみましょう。

『シニア・ピアノ教本』は、1997年にドレミ楽譜出版社から初版が出されています。今年2019年から遡ること22年前ですね。

『シニア・ピアノ教本』という名前で出版されているのは1~3の3冊あります。

実はこのテキスト、同じ著者(橋本晃一さん)による『おとなのためのピアノ教本』の簡単版なんです。

「はじめに」の部分に以下のようにあります。

「おとなのためのピアノ教本」全5巻の導入部分を、よりやさしく、どなたにも無理なく進めるように改編したものです。

引用:シニア・ピアノ教本「はじめに」より

「『おとなのためのピアノ教本』の導入部分」というとどのくらいか。

『おとなのためのピアノ教本』を開いてみると、

  • 第1巻 バイエル前半程度
  • 第2巻 バイエル後半程度
  • 第3巻 ブルグミュラー程度
  • 第4巻 ソナチネ・アルバム程度

 

とあります。ちなみに、第5巻はソナチネ~ソナタ程度のレパートリー曲集になっています。

「導入」というとバイエル程度を指すのが一般的です。

なので、『シニア・ピアノ教本』は、シリーズ3冊を使ってバイエル終了程度まで進む、ということになります。

3巻を終えたら、『おとなのためのピアノ教本』の3巻に進めるということですね。

関連記事こちらの記事で『おとなのためのピアノ教本』について詳しく紹介しています。

関連記事『おとなのためのピアノ教本』と『シニア・ピアノ教本』を比べてみました。

 

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『シニア・ピアノ教本1』1曲目に入るまでに

シニア・ピアノ教本(1)

それでは中身を見てみましょう。

第1巻は、鍵盤の説明や楽譜の読み方といった基礎の基礎から始まります。

1曲目に入るまでに6ページが割かれています。

何について書かれているかというと・・

  • ピアノの鍵盤
  • 楽譜の読み方
  • 右手の練習
  • 左手の練習

 

それぞれについて書いてみます。

「ピアノの鍵盤」

これには1ページ使われています。

ピアノの鍵盤の図が載せられていて、黒鍵から白鍵の音を見つけるよう説明されています。

つまり・・

2つの黒鍵部分から「ドレミ」を。3つの黒鍵部分から「ファソラシ」を探します。

「どの指でもいいから音を言いながら弾いてみる」ということが促されています。

「楽譜の読み方」

このことに3ページ充てられています。

1ページ目には5線の説明

  • 加線について
  • ト音記号とヘ音記号について
  • 小節について(小節線や終止線)

 

の3点について書かれています。

2ページ目には音符の説明

4分音符、2分音符、全音符の3種類のみです。

それと、4分休符、2分休符、全休符も載せられています。

基本の3つ、ということですね。

このテキストでは、この3つ+付点4分音符、付点2分音符、8分音符が出てきます。

休符については、この3つ+8分休符が出てきますね。

3ページ目には拍子記号指番号

2/4拍子、3/4拍子、4/4拍子の3つです。

拍子については、出てくるのはこの3種類のみです。

指番号は、左右の手の写真にそれぞれ番号がつけられています。

「右手の練習」

いよいよここから実際に弾いていきます

右手の1,2,3の指を使って、ドレミを弾きます。鍵盤に手をのせ、指番号が付け加えられている写真が1番上にあります。

そして、手の形についても書かれていて、良い例、悪い例が写真で示されています。

その下に鍵盤と楽譜とを対応させた図が乗っていて、1番下に4小節の楽譜があります。

楽譜には、4分音符、2分音符、全音符が使われています。先に出てきた基本の3つですね。

1,2,3,4・・・と拍のかぞえ方として数字が書かれています。

「左手の練習」

今度は左の1,2,3の指を使ってドシラを弾きます。

右手同様、手を鍵盤の上に乗せて指番号がつけられた写真があります。

そして、鍵盤と楽譜を対応させた図があり、下に4小節の楽譜も載っています。

こちらも右手と同様、使われている音符は4分音符、2分音符、全音符のみで、拍のかぞえ方の数字もあります。

 

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『シニア・ピアノ教本1』進み方は?

基礎的な説明と弾き方が終わり、さあ、いよいよ曲を弾いていきます。

具体的にどのようにレッスンが進んでいくのかを見てみましょう。

収録曲は?

まずは、掲載されている曲についてです。

大人のためのテキストは、よく知られている曲で練習するというものが多いですね。

こちらもやはりそうです。

どんな曲が載っているのかというと・・

  • 月の光に(フランス民謡)
  • ボルガの舟歌(ロシア民謡)
  • オーラ・リー(プールトン)
  • ビッグ・ベンの鐘(外国曲)
  • 愛の喜び(マルティーニ)
  • 赤い河の谷間(アメリカ民謡)
  • 竹田の子守歌(京都地方民謡)
  • アンダンテ(ハイドン)
  • 峠の我が家(アメリカ民謡)
  • 愛の夢(リスト)
  • ラ・クカラチャ(メキシコ民謡)
  • 聖者の行進(アメリカ民謡)
  • さよなら(ドイツ民謡)
  • ジングル・ベル(ピアポント)
  • 喜びの歌(ベートーベン)

 

簡単バージョンと少し難しいバージョンと2回載せられている曲もいくつかありますが、曲としては以上の15曲です。

ああ知ってる、と思うものが多いのではないでしょうか。

レッスンの進み方

基本的に、「1つのテーマに1曲」という形で進んでいきます。

表にまとめてみます。

 曲名(拍子、小節数)テーマ内容
1月の光に
(4/4拍子、全8小節2段)
両手の練習大譜表の説明
片手ずつ弾く(右手→左手)
全休符
2ボルガの舟歌
(4/4拍子、全8小節2段)
4指の練習左右4の指まで音域広がる(右ドレミファ、左ドシラソ)
2分休符
3オーラ・リー
(4/4拍子、全12小節3段)
反復記号(1)曲の頭に戻るリピート記号
4分休符
4ビッグ・ベンの鐘
(3/4拍子、全12小節3段)
4分の3拍子3/4拍子
付点2分音符
最後の4小節のみ両手同時弾き
5愛の喜び
(3/4拍子、全16小節4段、アウフタクト)
タイタイ
6赤い河の谷間
(4/4拍子、全16小節4段、アウフタクト)
5指の練習左右5の指まで音域広がる(右ドレミファソ、左ドシラソファ)
7竹田の子守歌
(4/4拍子、全8小節2段)
8分音符8分音符
8アンダンテ
(2/4拍子、全8小節2段)
4分の2拍子2/4拍子
9峠の我が家
(3/4拍子、全16小節4段、アウフタクト)
付点4分音符付点4分音符
8分休符
10愛の夢
(3/4拍子、全24小節4段、アウフタクト)
新しいポジション(1)右レミファソラの場所で5指固定
11ラ・クカラチャ
(3/4拍子、全16小節2段(リピート含む))
反復記号(2)1カッコ2カッコのリピート記号
12聖者の行進(1)
(4/4拍子、全16小節4段、アウフタクト)
新しいポジション(2)左 中央ドの1オクターブ下のドからドレミファソの場所で5指固定(曲は左のみで弾く)
13聖者の行進(2)
(4/4拍子、全16小節4段、アウフタクト)
両手のオクターブ(1)両手ユニゾン弾き
14さよなら(1)
(3/4拍子、全12小節3段)
両手のオクターブ(2)同上
15ジングル・ベル(1)
(4/4拍子、全16小節4段)
両手のオクターブ(3)同上
16喜びの歌(1)
(4/4拍子、全16小節4段)
両手のオクターブ(4)同上
リピート記号間のリピート
17さよなら(2)
(3/4拍子、全12小節3段)
両手の独立右メロディー左伴奏
スラー
18喜びの歌(2)
(4/4拍子、全16小節4段)
強弱記号p、mp、mf、f
19ジングル・ベル(2)
(4/4拍子、全16小節4段)
速度標語アンダンテ
アンダンティーノ
モデラート
アレグレット
アレグロ

基本的に見開きで1テーマという形の構成です。左ページ説明、右ページ楽譜ですね。

すべて、伴奏譜が載っています。

「弾く」ということに関しては、まずはメロディーを両手受け渡しで弾く形から始まり、途中から両手奏になります。

進み方は、メロディー受け渡しが11曲あり、両手ユニゾンで4曲弾いた後、右メロディー左伴奏という形(3曲)になります。

この1巻は、右手メロディー左手伴奏という形での両手奏まで進む、ということですね。

左手の伴奏はほとんど動きがありません。全音符(3/4拍子なら付点2分音符)か、2分音符、4分音符しか出てきません。

音も2音のみ。すべてハ長調の曲ですが、ドかソ(主音か属音)だけです。

『シニア・ピアノ教本1』楽譜の見た目はこんな感じ

実際の中身はこんな⇩感じです。

まずは、はじめの説明のページです。

そして、はじめの方の曲の部分。

最後の曲の部分です。説明部分も。

余白がかなり広いのではないでしょうか。混みこみしていない印象です。

個人的には、ある程度枠で囲ってあった方が見やすいような気がするのですが、でも、1ページにいろいろ書かれているよりはずっといい!

楽譜は大きめですね。初心者用ですし。わかりやすいと思います。

『シニア・ピアノ教本1』まとめ 不安な人の初めてのテキストに

大人向けの教本をいくつか持っていますが(ものすご~くたくさんではないですが)、これはかなり分かりやすくまとめられていると思います。

1歩1歩着実に、といった印象ですね。

1巻の内容を要約すると次の様な感じでしょうか・・

  • 音域・・・中央ドから上下に3音⇒4音⇒5音⇒5指をそのまま移動。
  • 両手弾き・・・メロディー両手受け渡し⇒両手ユニゾン⇒右メロディー左伴奏
  • リズム・・・8分音符まで
  • すべて5指固定で演奏可能

 

紙面も余白が多くて見やすいと思います。

CDやDVD付きではないので安い(1冊800円+税)です。

「はじめに」の部分にこうあります。

「頭ではわかっていても、指が動かない」というのが大人の方に共通の悩みです。本書はどの段階でもそのことに十分な考慮を払い、ゆっくりと一歩ずつ着実に進んでいきます。

引用:シニア・ピアノ教本「はじめに」より

著者の橋本晃一さんは、『ピアノひけるよ!』シリーズを始め、多くのテキストや曲集を手掛けられている方。

もう共著者の大岩桂子さんは、実は私の元先生ですが、大人のピアノ指導のパイオニア的存在の方です。

私が先生の教室に通っていたのは今からもう20年位前ですが、多くの大人の生徒さんがいらっしゃいました。70代80代というかなり高齢の方まで。

引用にある「頭ではわかっていても、指が動かない」というのは、実際に指導された先生方の実感なのではないでしょうか。

ピアノをやってみたいけど本当に弾けるようになるかな・・と不安に思っている方。

まずは、試しにこの教本から始めてみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

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