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ピアノの先生は忙しい!?~ピアノ講師のある日の一日~

先生の仕事

ピアノの先生は、レッスンをしているときだけが仕事だと思っていませんか?

自分が生徒だったころは私もそんなイメージを持っていましたし、あまり先生の仕事内容を深く考えたこともありませんでした。

でも、自分が先生になってみると・・!

結構忙しいということを実感しています。

レッスンの入っていなかった、ある日の一日を書いてみます。

4月初旬のある日 ピアノの先生の一日

レッスンの入っていなかった、4月初旬のある1日を書いてみます。

個人で教室運営をしている私は、午前9時~午後6時を仕事時間と決めています。

ピアノ教室で「午後6時まで」って閉まるの早いと思いますが、レッスン室が完全に独立していないことや家族との関係から、今はこれが限度です。

お昼休憩1時間として、実働8時間、ということですね。

レッスンの入っていなかったある日の一日。以下の通りでした。

午前9時~12時買い物
園芸店:9時半頃~10時過ぎ
楽器店:10時半過ぎ~11時半頃
午後帰宅後~1時過ぎ昼食・休憩
1時半~3時半頃おたより臨時号の作成
3時半頃~4時半頃臨時号に一人一人へコメント作成
4時半頃~6時前年間予定表作成

午前は買い物

まず、午前中。

当時保育園児だった子どもを園へ送ったその足で、園芸店と楽器店へ行きました。

もちろん車です。

だいぶ暖かくなってきたので、玄関まわりに花など植えて少し明るくしたいと考え、まず園芸店へ苗などを買いに。

それから、楽譜購入のため楽器店へ。

楽譜は普段ネットで購入してしまいますが、どうしても中身を確かめたいということもままあり、今回もそのために出かけました。

園芸店は9時から開いています。でも楽器店は10時から。

無駄な時間をつくることなく、時間配分はうまくいきました。

午後は事務作業

午後は事務作業に追われました。

まずは、年度末に行った教室行事「グループレッスン」、その当日の様子をまとめたおたよりを、「臨時号」として作成しました。

A4サイズ2枚になりました。(普段のおたよりはA4サイズ1枚)

そして、グループレッスンではひとりひとりに演奏してもらっているので、その感想を個別にまとめたものも作成。

おたよりにくっつけて渡します。

最後は、年間予定表の作成。

子どもの通う保育園の1年間の行事等の予定表。

そして、教室所在地である町から出される、町内にある各学校の主な予定が書かれたカレンダー。

それらを見ながら、教室の予定を立てていきます。

この日は子どもの用事が入っている。学校行事があるからお休みする子が出そう。

こういったことを考慮に入れ、規約で定めた年間レッスン回数をきちんとクリアーできるように組んでいきます。

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年度替わりの時期だからの忙しさも でもそれだけじゃない

この「ある日」というのは、4月の初めです。ちょうど年度替わり。

特に、午後に行った事務作業は、まさにこの時期ならではです。

早く作って、早くみなさんに配らなくちゃ!ということです。

なので、余計に忙しかった、というのはありますね。

場所柄や個人の能力も

忙しさは、時期の問題だけではないですね。

例えば午前中の買い物。

ここは田舎なので、園芸店へ行くのも楽器店へ行くのも時間がかかる!

車でそれぞれ30分はみておかないと。

これだけで、半日使っちゃうんですよね。

なので、出かける必要があるときは、無駄な時間ができないよう、行動経路をけっこうあれこれ考えます。

また、私はどうも文章を書くのに時間がかかるようです。

おたよりの作成など、もっと早くできてしまう人はたくさんいるでしょう。

そういう人は、効率よく仕事を終わらせることができ、「そんなに忙しくない」となるかもしれません。

忙しいかどうかは、場所柄や個人的な能力の違いもあるでしょうね。

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ピアノの先生の仕事 すべて自分でやらなければいけないから

個人で教室を運営しているピアノの先生は、当然、すべてのことを自分一人で行わなければなりません。

上に挙げた「玄関まわりにお花を」というのは、「環境整備」に当たると考えています。

また、年間予定表も、生徒たちの学校行事や自分の家庭の状況等をふまえ、きちんとレッスンをしていけるよう、自分でしっかりと立て、管理していかなければなりません。

その他、重要なこととしては「金銭管理」がありますね。

それほど複雑なお金の動きはありませんが、落とすことなく帳面に付けて、確定申告をしなければいけません。

一方で、今回作成したおたよりは、必ずしも必要なことではないかもしれません。

私も、以前は月のレッスン予定のお知らせを主な内容として、毎月1回ずつの発行しかしていませんでした。

でも、もっと教室でやっていることの中身を知っていただきたい、レッスンへの思いもお伝えしたい、と考えるようになり、最近は、行事のあるときに臨時号を出すようになりました。

こうした教室からの「おたより」は、各ご家庭とのコミュニケーションの手段として、とても重要だと考えています。

関連記事教室の「おたより」についてこちらの記事にまとめています。

コミュニケーションということでは、おたより以外にも、個人面談や保護者会などを行っている個人教室の先生もいらっしゃいますよね。

おたよりだって、もっともっと中身の濃いものを作成している先生、たくさんおられます。

他に、ひとりひとりのレッスン計画作成、教材研究、研修参加、自分の練習・・・。

自分一人ですべてをやらなければならず、やろうと思えばいくらでも仕事はある。

個人の能力の差はあれど、いくらでも忙しくなるんです。

本気で、情熱をもってやろうと思ったら、ピアノの先生ってすご~~く忙しいんです。

「レッスンだけが仕事」だなんてとんでもない!

なかなか見えないかもしれませんが。

(公開日:2017年4月12日 最終更新日:2024年6月27日)

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