音楽には「楽譜」というものが存在し、何か楽器をやろうと思ったら楽譜を読めることがとても重要になります。
本来「楽譜を読む」とは、音符はもちろん、リズム、強弱などの記号すべてを読んでいくことです。
こちらでは、その中で「音符を読む」ことのみに特化して、スラスラと読めるようになるための手順をまとめます。
⇩こんな方におススメです!
楽譜を読むことを一から始めようという方は、その段階でこちらを見つけていただけたのはとてもラッキーです!
この順序に沿って一つ一つクリアしていくことで、最短距離で確実に読めるようになります。
新米ピアノ教師の方、お子さんに楽譜の読み方を教えたいと思われている方なども、音符を読めるようになるための指導順序を知ることができます。
読めないわけではないけれど、スラスラと読んでいけない方は、この手順を一つ一つ確認して、どの部分でつまずいているのかを知りましょう。
つまずいている部分が分かったら、そこから順に丁寧に進めていくことで、読めるようになります。
楽譜を見ながら同時に弾いていけるようになりたい方、いわゆる”ブラインドタッチ”でピアノを弾けるようになりたい方にもおすすめです。
この文書では、音符1つ1つを読むのではなく、横の流れで先へ先へ読んでいくコツをお伝えしています。
耳コピが得意な方は、楽譜を読める必要はないかもしれません。
でも、耳コピと楽譜を読むことの両方できるようになりたいと思いませんか?
耳コピには限界があります。両方ができれば、鬼に金棒ですね!
音符をスラスラと読めることは、楽譜をスラスラと読むことに大きく関連します。
ぜひ以下を読んでいただき、音符を読めるようになるためのノウハウを知り、効率よく音符を読むスキルを身につけていただきたいと思います。
では、どうぞ!
「楽譜を読む」とはどういうことか(音符を読める≠楽譜を読める)
本題に入る前に、まず、「楽譜を読む」とはどういうことか、について整理します。
一般的に、「音符を読む」よりも「楽譜を読む」という言い方をすることの方が多いかもしれませんが、タイトルはあえて「音符を」としました。
それは、「音符を読む」ことと「楽譜を読む」ことは、厳密に言うと違うからです。
「楽譜を読む」とは、「音符を読む」「リズムを読む」「記号を読む」という3つのことを同時にすることです。
つまり、音符を読むことは楽譜を読むことの一部であって、「音符を読める」イコール「楽譜を読める」ではない、ということです。
楽譜には音楽が書かれているわけですが、この3つがそろって初めて、紙の上に形として残されている音楽がどのようなものなのかが分かる、ということになります。
ここでは、「音符を読む」ことに焦点を当て、スラスラ読めるようになることを目指して、その練習手順を解説していきます。
音符をスラスラ読めるようになるための4つの手順
「音符をスラスラ読めるようになるために」どのような順序で学習を進めていけばよいか。
以下の4つの手順で行うことが大切です。
この4つを、それぞれ詳しく説明していきます。