「音楽室ゆう」では、初めてピアノを習う子どもたち用のテキストを、いくつかご用意しています。
一番初めのテキストは、その中からお好きなものを選んでいただいています。
どの様なテキストか、ご紹介します。
おすすめはこの4冊
「音楽室ゆう」には、導入期のテキストをいくつか準備していますが、”おすすめ”としてご紹介しているのは、次の4冊です。
(リンク先はAmazonです。評価等をお知りになりたい方はご覧ください。)
⇩それぞれのテキストを、こちらで詳しく紹介しています。




何を基準に選んだの?
導入期のテキストとして、これら4つのものをおすすめしている理由は・・・
- 楽譜が大譜表で書かれている
- 早い段階から両手で弾く
- 音域中央ドから上下広がる
- 挿絵が豊富
ピアノは両手を使う楽器だから
上に挙げた4つの理由の1番目の「大譜表」とは、ト音記号ヘ音記号の両方が同時に書かれている楽譜のことです。
ピアノの楽譜は、「大譜表」で書かれることが一般的です。
⇩「大譜表」の楽譜です。引用:『ピアノひけるよ!ジュニア1⃣』より
こうした楽譜は、早いうちから1曲の中で右手も左手も使うことになります。(両手を同時に使うようになるのは、もう少しレッスンが進んでからです)
ピアノは両手を使って演奏する楽器です。なので、早い段階からそのような形に親しむことは、大切だと考えています。
ト音記号とヘ音記号はつながっている
上に挙げた4つの理由の3番目「音域が中央ドから上下に広がる」というのは、この様な⇩ことです。
引用:『新版みんなのオルガン・ピアノの本1』より
この図は、中央のドから”ドレミ””ドシラ”の上下3音まで音域が広がった状態です。レッスンが進むにつれて、この先さらに広がっていきます。
このような形での進め方は、「ト音記号とヘ音記号は別物ではない」ということが理解しやすく、音符を読む力も身につけやすいと考えています。
つまり、「ト音記号は読めるけれど、ヘ音記号は読めない」ということになりにくいということです。
見た目もすごく大事!
導入期のテキストを主に使うのは、小さな子どもたち。小学校入学前後の頃を想定しています。
そのため、見た目はとても大事だと思っています。
楽譜が大きく、分かりやすく書かれていることは当たり前。
それプラス、イラストが親しみやすく、可愛らしく描かれていることも大事な要素です。
小さな子たちは、画像からいろいろなイメージや意味合いを読み取っていきます。
なので、イラストを見て、これがどんな曲なのかを想像していけるようなものがよいと思っています。
みなさんは何を選んでる?
「音楽室ゆう」では、基本的に、始めのテキストはみなさんに選んでいただいています。
これまでよく使ってきたベスト3を挙げると・・
- ピアノひけるよ!ジュニア
- ピアノランド
- 新版オルガン・ピアノの本
といったところでしょうか・・最近は、2と3が入れ替わりそうです。
『ピアノひけるよ!ジュニア』は子どもたちに人気です。理由は、やっぱり「知っている曲が多く入っている」というところのようですね。
体験レッスンで楽譜を見てもらい、やってみたい曲を選んでもらいますが、たいてい『ピアノひけるよ!ジュニア』の曲が選ばれます。
そして、入会される場合、そのまま使用テキストになることが多いです。
子どもたちにとって「知っている曲を弾ける」ということの意味は、こちらが思うよりずっと大きいようですね。
他にもあります
こちらから”おすすめ”としてご紹介しているのは上記の4冊ですが、「音楽室ゆう」には他にも導入期のテキストを何冊か用意しています。
詳しい内容はこちら⇩をお読みください。3冊とも海外のテキストの日本語版です。



こちらのテキストは、上に挙げた4つのおすすめ理由に合っていない部分があるなどしているため、「おすすめ」に入れていませんが、世界的に使われて評価の高いテキストです。
あまりにたくさんのテキストが出ていて・・・
今は、本当にたくさんのテキストが出版されています。正直、どれがよいのか迷ってしまいます。
いろいろと見た結果、以上の4種類を良いと考えて選んでいますが、他にももっと良いものがあるかもしれません。
これからも研究を続け、今後、新たに加わったり外したりする可能性もあります。
ですが、上に挙げた「4つのおすすめ理由」については変わることはないと考えています。この4点を基準に、今後も良いテキストを探し続けていきたいと思っています。
関連記事→4冊のおすすめテキストを詳しく紹介した記事はこちら⇩です。




