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大人向けピアノテキスト『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』から7(+1)曲選んで弾いてみました

ピアノ導入教材

大人向けピアノ教材『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』。その中から7曲を選んで弾いてみました。

全18曲からあまり偏らないように選びました。

『基礎編』の難易度を知りたい方の参考になれば。

関連記事『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』の楽譜をこちらで詳しく紹介しています。

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「四季より『春』」

まずは、1番最初の曲、ヴィヴァルディ作曲の「四季」より「春」です。

右手メロディー左手伴奏の両手奏ですが、左手は全音符が多いです。

メロディー担当の右手も、動きはありますが、音域はドレミファソラの6音。

五指固定では弾けませんが、それほど難しくはないですね。

アウフタクトの曲であること、強弱をつけること、左に出てくる♯に注意することが「point」としてまとめられています。

「埴生の宿」

次は、4曲目に掲載の「埴生の宿」です。

左を和音(ドソ、シソの重音)で弾くことになるのが1つのポイントですね。

でもほとんど全音符です。

「point」として解説されているのは、「和音の弾き方」と「アウフタクトの曲」という2点です。

和音の弾き方については、「メロディーの音より大きくならないように」ということ。

もう1点は、「アウフタクトで始まる音からフレーズを意識して弾き、付点4分音符+8分音符のリズムで、8分音符を短く切らないように」ということです。

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「マイ・ボニー」

次は「マイ・ボニー」。7曲目です。

左の伴奏が、分散和音になっています。

そのため、左右どちらも結構動くことになります。少しずつ難易度上がっていますね。

「point」は、やはり左の分散和音ですね。

和音を弾いて確認してから分散和音で弾くようになっています。

「メロディーよりも音が大きくならないように」と「One Point Advice」として書かれています。

ちなみに、左伴奏部分は以下のように進みます。

  1. 上に挙げた「埴生の宿」・・ドソ、シソという5度と6度の和音
  2. 「アニー・ローリー」・・ドミやドファなど3度や4度の和音
  3. 「きよしこの夜」・・ドミソやドファラなどの3和音

そして、この「マイ・ボニー」で分散和音になります。

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン~タイタニック・愛のテーマ」

2021年発売の新版では、この「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」は収載されていません。「グリーンスリーブス」に変更になっています。

10曲目にある「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」です。映画「タイタニック」のエンディングテーマですね。

ペダルを使うことが、大きな特徴になりますね。

「point」としてまとめられているのは、音が濁らないようにペダルを踏むこと、左手がオクターブにわたる分散和音になっていること、アルペジオ記号(和音左側の波線)についての3点です。

ペダルの初登場は、前曲の「ムーン・リバー」ですね。

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「プレリュードop.28-7」

12曲目に掲載されている、ショパン作曲「プレリュードop.28-7」です。

楽譜4段。短くまとめられています。

右のメロディー、タッカタンタン(付点8分+16分+4分+4分)の部分の指くぐりが「point」の1つになっています。

後は、メロディーに加線のある高い音が出てくることなどですね。

「私のお気に入り」

14曲目、「私のお気に入り」です。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌ですね。

『基礎編』の中で最も長く、楽譜は3ページ半にわたっています。

「point」となっているのは、3拍子をよく感じること、5小節にわたる長いクレッシェンドがあること、黒鍵を含む3和音の全音符での移動があること、の3つです。

「エリーゼのために」

『基礎編』最後の曲、「エリーゼのために」です。言わずと知れた、ベートーベン作曲の名曲ですね。

有名な冒頭部分のみになっています。

最後の曲というのもあって、他の曲よりだいぶ複雑ですね。

「point」となっているのは、左手の音域の広い分散和音に注意すること、「ミミミ」と1オクターブずつ移動する部分の弾き方、です。

*この動画は、こちら↓の記事の参考動画でもあります。

参考記事「【ピアノ初心者向け】「エリーゼのために」簡単アレンジ楽譜の紹介」

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おまけ

別の機会に録画した、こちらも紹介します。

11曲目、リスト作曲「愛の夢」です。

こちら↓の記事の参考動画として撮ったものです。

参考記事「【ピアノ初心者向け】リスト「愛の夢」の簡単アレンジ楽譜の紹介」

まとめ 弾けると楽しい曲ばかり

『入門編』と比べると、だいぶアレンジも複雑で、弾けると楽しいうれしい曲になっているのではないでしょうか。

本書の「はじめに」の言葉を紹介しておこうと思います。

基礎編では、入門編に引き続き、音楽用語や音楽知識も取り入れながら進めていきます。指のトレーニングなども積極的に取り入れてください。レパートリーのメロディーも少し細かくなり、左手の動きも押さえる音も多くなってきます。音楽をより美しく表現するための音の動きや、よりよく響かせるための和音(コード)の導入など、より音楽的に発展させられる要素が多くなっています。

しかし、基本は音楽を心から楽しむことです。ゆっくり焦らずに挑戦していただきたいと思います。

『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』「はじめに」より

楽譜選びの参考になればと思います。

(公開日:2019年1月24日 最終更新日:2024年1月19日)

CD付きもあります。こちら↓は付いていないものです。

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