ピアノの体験レッスンはこんな内容です【子ども編】

体験レッスンについて

体験レッスンでは、お互いに初対面。お互いに緊張しています。

私の教室では、基本的な内容は決めていますが、あまり型にはめず、柔軟に行うようにしています。

「私ってこんな人です」と知ってもらうことを第一に。

そして、私の側は、「こんな子かなぁ」とちょっと知るために行います。

体験レッスンって何のため?

体験レッスンをする目的は、次のようなことと考えています。

  • 私自身を知ってもらうこと
  • 実際にレッスンに入る前に「どんな子かな」をある程度知っておくこと

第一は、指導者である私のことを知ってもらうことです。

どんな雰囲気の人か、どんな話し方、かかわり方をするのか、など、お子さんや親御さんにとって今後長く付き合っていけるのかを見定める、ということだと思います。

そして、どんな教え方をするのか。

教材の提示の仕方、説明の仕方、などについて、親御さんとしては確かめたいところだと思います。

就職の面接試験のようなものですよね。

一方で、私の側にも目的があります。

それは、今後長くレッスンをしていくことを前提に、「どんな子かな」を知ることです。

ピアノや音楽に対する興味、今の時点でできること、などを、事前に知っておきたいと思っています。

そうすることで、実際にレッスンを行うことになった場合、スムーズに進めていくことができます。

限られた時間の中では、すべてを知ることはできません。

それでもある程度知っておくことで、その後が違ってくるのではないかと考えています。

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体験レッスンはどんなことをするの?

ピアノのレッスンは、まず「ピアノが弾けるようになる」ことが目的となるので、「体験レッスン」の内容もある程度は決められます。

それでも、年齢が低かったり、障碍があってピアノのレッスンを望まれる場合など、決めた内容通りにいかないことは多くあります。

可能な限りやることとは?

ある程度決められる、その内容とは何かというと・・・

  • 弾ける曲を弾いてもらう→テキストの曲を弾いてみる
  • 歌をうたってもらう

この2つです。

まずは、何か弾ける曲があれば弾いてもらう、ということです。

何でも構いません。童謡を片手でメロディーだけ、などでよいです。

小学生の子たちは、今でも友達同士で「猫ふんじゃった」を弾きあったり教えあったりするようですね。

私が子どもの頃もそうでした。

そうした曲でもいいです。

指使いなどは気にせず、とにかく、何か弾けるものを弾けるように弾いてもらえればよいです。

そうすると、弾くときの指の形、リズム感、どんな曲が好きか、などがある程度分かります。

そして、教室で普段使っているテキストの中から好きな曲を選んでもらい、弾いてみます。

実際のレッスンに近い形で、行うことになります。

楽譜を使うことで、どの程度読めるのかを知ることができます。

比較的小さな子には、歌をうたってもらうこともよくします。

歌の絵本を拡大コピーしたものがあるので、そこから選んでもらったりして、好きなうたを一緒に歌います。

歌をうたってもらうことで、音感やリズム感などを知ることができます。

他にはこんなこと、かなりバラバラ・・・

その他は、ひとりひとりによって内容が違ってきます。

具体的に弾けるような曲がなくても、鍵盤に強く興味を持っているようなら、できるだけ触ってもらいます。

遊び弾きでもなんでもよいです。

5本の指を使って弾くような様子があったり、「ドってここ?」などと訊かれるようなことがあれば、教えることもします。

他には、リズム遊び。

タンバリンや手作りの太鼓などを使って、リズム模倣などをします。

比較的よくやるのは、色とりどりの1オクターブのベルを使って、色音符の楽譜を見ながら演奏すること。

これは人気で、楽しそうな様子がよく見られます。

こういうもの↓

関連記事この楽器のこと、こちらに詳しく書いています。

楽しいひと時になるように

体験レッスンの具体的な内容は、本当にいろいろです。

その時の様子を見ながら、興味を持ってもらえそうなことをあれこれと提示していきます。

できるだけ鍵盤に、そして音楽に絡めていきたいとは思っていますが。

子どもたち自身には、とにかく楽しんでもらうこと。

そして、私の側は、今後のレッスンにつなげていくことを念頭に置いて、この子のことを知っていくために行います。

体験レッスンの時は、お互いに初対面。なにかと難しいことがでてくるのも事実です。

気持ちよく過ごせる空間をつくることが、何より大切と感じます。

(公開日:2016年7月16日 最終更新日:2023年1月25日)

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