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「調」の基礎ワーク『WAKU WAKU調の勉強ドリル』とっても分かりやすい!

おすすめ楽典ワーク

読譜の力をつけたり曲をより深く理解したりするために、調性についての知識を持っておくことはとても大事です。

そこで、実際にレッスンで使っている『WAKU WAKU調の勉強ドリル』をご紹介します。

基本がきっちり抑えられていて、一から順序だてて進めていける、とても良いものだと思っています。

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『WAKUWAKU調の勉強ドリル』で学べることは?

1日1枚ハギトリ式 WAKU WAKU 調の勉強ドリル

このドリルでどこまで学べるのか。まずそこをまとめます。

キホンのキから「近親調」まで

この”ドリル”、基本の”き”から始まります。つまり、♯や♭を書くことから

調号を自分で書けるようにするためです。

最終的には、近親調の理解まで進みます。

流れは以下の通り。

  1. ♯を書く(並び順も)
  2. ♯の調の見つけ方(調号から調の名前を導き出す)
  3. ♭を書く(並び順も)
  4. ♭の調の見つけ方(調号から調の名前を導き出す)
  5. 長調の調号の付け方(調の名前から調号を導き出す)
  6. 音階
  7. 並行調、属調、下属調、同主調について
  8. 長調の音階と主和音
  9. 短調の音階の種類
  10. 短調の音階と主和音

基本的なことについてきっちり抑えられているのではないかな、と思います。

付け加えてほしかったことも・・

基本的なことは学べるので満足しているのですが、「このことについては触れていないんだ‥」ということも。

それは、以下の2点。

  • 音程の数え方
  • 主要三和音

この二つ、結構重要だと思うんです。

「音程の数え方」については、近親調の説明のときに少し出てきます。

でも、「属調は完全5度上の調」とか「並行調は短3度下の調」とかという程度のことです。

音程の数え方、という形では出てきません。

どうせならそこまで踏み込んでくれれば・・

また、「音階」の部分では、主音、下属音、属音、導音について書かれているのみ。

音階の並び方の法則(長音階の”全全半全全全半”など)といったものには触れられていません。

そして、和音については主和音しか書かれていません。

どうせならあと二つ(ⅣとⅤの和音)・・と思うんですが。

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『WAKUWAKU調の勉強ドリル』の使いやすさは?

使いやすさは、選ぶ時の重要な要素ですね。

紙面の状況などもあわせてまとめてみます。

「1日1枚ハギトリ式」が使いやすい

このドリルは、「1日1枚ハギトリ式」と表紙に書かれていて、そこがウリになっています。

1ページに1つのテーマに絞られているので、「今日は○○をやる」とはっきりさせることができ、与えられる生徒の側からもやりやすいですよね。

例えば、

「シャープの書き方」ということで、シャープを書くことだけをやる。

「調の見つけ方」ということで、調号を見て調を答える問題だけが並んでいる。

といった具合です。

ドリル形式の良さかな、と思います。

大きくて見やすい

もう一つ、このドリル、印刷がとても大きくて見やすいです。

大きさはA4

表紙は縦長ですが、中身は横長に開く形になっています。

上にも書いたとおり、1ページに1つのテーマとなっています。

五線が大きめで、説明文が枠に囲まれていたり、図にまとめられていたり。

ごちゃごちゃ感がなく、整理された紙面になっています。

見やすさは使いやすさにつながります。

小さな子にも分かりやすいですね。

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まとめ 調の勉強だけの教材はあまりない・・

調の勉強は大事!と考えて、良い教材はないかといろいろと探しましたが、それに特化した内容のものはあまり無いという印象です。

探し方が足りないかな~?

そんな中見つけたのが、この『WAKU WAKU調の勉強ドリル』です。

上に書いたとおり、♯♭の書き方から始まって、調号からの調の導き方、音階、近親調まで

とても分かりやすく説明されていると思います。

ページ構成が見やすく、書き入れやすいというのも気に入っているところです。

他の問題集も使いながら

上にも書きましたが、この『WAKUWAKU調の勉強ドリル』では不足していると思う部分もあります。

そこについては、手作り教材や別の問題集などで補っています。

別の問題集とは・・

ひとつは、調の勉強を含めた楽典の集大成の問題集として使える『ジュニアクラスの楽典問題集』

関連記事『ジュニアクラスの楽典問題集』をこちらで紹介しています。

こちらなら、音程の数え方や主要3和音についても含まれています。

また、『ピアノひけるよ!楽典ワーク』という、小学生くらい向けの楽典総合ワークもありますね。

関連記事『ピアノひけるよ!楽典ワーク』をこちらで紹介しています。

他の教材を使うとしても、調についての基礎を学ぶために、この『WAKUWAKU調の勉強ドリル』の必要なところのみを使うなどしています。

臨機応変に使える、とても使い勝手のよい教材だと思います。

(公開日:2016年7月31日 最終更新日:2024年3月6日)

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