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初心者向けピアノ楽譜『ギロック ベスト1』ギロックと仲間たちのベスト作品集

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ギロックの作品は大人気ですよね。楽譜もいろいろと出版されています。

そうしたたくさんのギロック作品の中から、人気のある曲を集めたこの『ギロック ベスト』。

レベル1~4がありますが、今回は初心者向けということでレベル1をご紹介します。

”ギロックの仲間たち”といわれる作曲家の作品も収録されています。

弾きやすいけど色彩豊かなギロックとその”仲間たち”の作品の数々に手軽に触れられる、お得感のある楽譜ではないでしょうか。

『ギロック ベスト』について

まずは、『ギロック ベスト』という楽譜についてまとめます。

初版は2009年。全音楽譜出版社から出されています。

難易度ごとに、レベル1~4に分かれていて、全4巻になりますね。

今回紹介するのは「レベル1」。バイエル前半から後半にかけてくらいの難しさかと思います。

『ギロック ベスト』3つの特徴

『ギロック ベスト』全4巻を通した特徴として、次の3つ挙げられると思います。

  • ギロックの人気曲を集めたベスト版
  • ギロックの”仲間たち”の曲も収録
  • 連弾曲も

最大の特徴は、ギロックの人気曲を集めた”ベスト版”だということですよね。

出版社のホームページの楽譜紹介には、以下のようにあります。

子どもの指と大人の心にやさしいギロックと仲間たちの音楽を集大成!多くの人に愛され続けるギロックの名曲から特に人気のある曲を厳選してまとめた決定版!

引用:全音オンラインショップ ギロック ベスト レベル1 より

また、曲集のはしがきにもこのようにあります。

ギロックの作品は、叙情的で美しいものからジャズスタイルまで、幅広いジャンルで書かれており、数多くの曲集が全音楽譜出版社から出版されています。

その中から最も人気のある作品を集め、レベル別にまとめたのが、この「ギロック ベスト」シリーズ(全4巻)です。

引用:ギロック ベスト レベル1 より

これは弾いておきたい!というような曲ばかりだということですね。

もう一つの特徴は、『ギロック ベスト』というタイトルではありますが、ギロック以外の作曲家の作品も収められているということです。

それは誰かというと・・

  • マーサ・ミアー
  • キャロリン・ミラー
  • キャサリン・ロリン
  • グレンダ・オースティン

よく”ギロックの仲間たち”と表現される作曲家ですね。表紙のタイトル上部にも名前が書かれています。

いろんな人の作品に触れてほしいと思っているので、「ギロックさんだけじゃない」というのは私が気に入っている部分の1つです。

さらに、連弾曲が必ず収録されているのも特徴の1つですね。

レベル1は2曲、あとは1曲ずつになっています。

収録曲紹介

それでは、掲載されている曲を紹介します。出典も楽譜にきちんと書かれているので、それもまとめます。

 題名作曲者出典
1サマータイム ポルカギロックはじめてのギロック
2道化師たちギロックギロック ピアノピース・コレクション1、はじめてのギロック
3おばけの足あとギロックはじめてのギロック
4真夜中のふくろうギロックはじめてのギロック
5パリの花売り少女ギロックはじめてのギロック
6秋が来たギロックギロック ピアノピース・コレクション1
7インディアンの踊りギロックはじめてのギロック
8こびとのマーチミアーマーサ・ミアー ひとりでピアノいっしょにピアノ
9おもちゃのダンスギロックはじめてのギロック
10ガラスのくつギロックギロック ピアノピース・コレクション1、はじめてのギロック
11楽しい休日ギロックギロック ピアノピース・コレクション1
12フランス人形ギロックギロック こどものためのアルバム
13バロック・スタイルによる小組曲”1.プレリュード”ギロックギロック ピアノピース・コレクション1
14あさつゆミラーキャロリン・ミラー ピアノ・フィエスタ
15エオリアン・ハープギロックギロック 発表会のための小品集
16パリの想い出ギロックギロックとグレンダの 魔法のピアノ
17舞曲(バレエ)ギロックギロック こどものためのアルバム
18サーフボード ブギミアーマーサ・ミアー ピアノ・ジャズタイム
19ブギ バンドロリンキャサリン・ロリン ジャス!ジャス!ジャス!
20サマータイム ブルースギロックはじめてのギロック
21そりすべりギロック出典なし
22コサックダンス(ソロと伴奏)ギロックギロック ピアノピース・コレクション3
23タンポポのワルツ(連弾)ミアーマーサ・ミアー ひとりでピアノいっしょにピアノ

こうしてみると、『はじめてのギロック』からの曲が多いですね。全部で9曲。

次に多いのが、『ピアノピース・コレクション』。6曲あります(内2曲は『はじめてのギロック』にも入っています)。

ほとんどは『ピアノピース・コレクション1』からですが、『3』からの曲が1曲だけありますね。

そして、ギロック以外の作曲家の作品は5曲。マーサ・ミアーが3曲、キャロリン・ミラーとキャサリン・ロリンが1曲ずつですね。

また、連弾曲は2曲収録されています。「コサックダンス」はソロと伴奏となっていて、ソロの方だけでも演奏できるということですね。

難易度は?全くの初心者では難しい

上にも書きましたが、『ギロック ベスト』は難易度順に1~4に分かれています。

今回紹介しているのはレベル1なので、最も易しいということになりますね。

バイエル前半くらいから弾いていけると思いますが、ピアノを始めたばかりでは苦労するのではないかと。

全くの初心者から弾いていける『はじめてのギロック』の曲が多く収録されていますが、『はじめてのギロック』の中で最も易しい「アクセント・オン・ソロ①」の曲は全く含まれていません。

むしろ難しめの曲が多く入っています。そもそも、すべて両手奏ですしね。

バイエル前半でも真ん中を過ぎたくらいから、そしてバイエル後半に入ったくらいの難易度ではないかと思います。

『はじめてのギロック』についてはこちら⇩で詳しくまとめています。

初心者から弾けるおすすめのピアノ楽譜『はじめてのギロック』
初心者からブルグミュラー手前くらいまでの難易度の『はじめてのギロック』。内容をできるだけ詳しく紹介します。初心者向けの、でも決して子どもっぽくなく、大人の方にもぜひ楽しんでいただきたい曲集です。

完全な5指固定で弾ける曲はなく音域広い

この曲集のはしがき部分に

『ギロック ベスト1』に収められている作品の多くは5本指のポジションで弾けます。

と書かれています。

これは、「5指固定で弾ける」という意味ではありません。

5指固定、つまり曲のはじめに弾く場所が決まり曲の終わりまで移動しない、という曲は1曲もありません。

「5本指のポジションで弾けます」というのは、指くぐり等は出てこないという意味で、5指のポジションを移動させて弾くということですね。

それは同時に、音域が広い、ということでもあります。

オクターブ記号も多く、クロスハンドなどをしながら広い音域を5指をそのまま移動させて弾いていく、という形が多いです。

5指ポジションで弾ける曲が「多い」というだけで、指くぐり等の必要な曲ももちろんあります。後ろへ行くほど増えますね。

曲順はほぼ難易度順

曲は難易度順に並んでいると考えていいと思います。

だんだん8分音符が増え、だんだん長い曲になっていき・・だんだん調号が付き臨時記号が多くなり・・といった具合ですね。

そして、上に書いた通り指くぐりなども増えていきます。

曲の長さでいえば、最後の「そりすべり」が最も長く、3ページ52小節になります。

最後に連弾曲が収録されていますが、難易度は低いです。

楽譜の状況

最後に楽譜の見やすさについてもまとめます。

楽譜は、出典元の状況によるのだと思いますが、音符の大きさが統一されていません。

大きなものもあれば小さめのものもあります。

1ページの段数は、4段か5段(一部3段)。段数が同じでも音符の大きさが違ったりしています。

⇩分かりにくいかもしれませんが・・こんな感じ。

ちょっと無理して1ページに収めたかな、という感じのものもあったりして。

大きめに統一されていると見やすくていいのにな・・仕方ないかな。

初心者のころからいろいろな曲に親しんで

ピアノを始めたばかりのころから、いろいろな雰囲気の曲に触れられるといいなと思っています。

あまり、右手メロディー左手伴奏、という形に固めたくないんですね。

そういう意味でも、ギロックさんや”仲間たち”の曲はとてもいいと思っていて、レッスンでも積極的に紹介しています。

この『ギロック ベスト』もクラシックのスタイルからジャズっぽい曲まで様々。曲名を見ただけで曲がイメージできるような、情緒にあふれる曲が並んでいます。

ギロックさんの曲はただでさえそうなのに、ベスト版だけあってさらに磨きがかかっている感じですね。

こどものレッスンにも、弾いて楽しむ大人の方にも、ぜひおすすめしたい1冊です。

 

 

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