ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
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障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

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ピアノを弾くときの指づかいは超重要!指づかいを身につける練習法は?

ピアノの練習について
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日々のレッスンの中で、特に重視していることの1つに「指づかい」があります。

自然な(もしくは楽譜に書かれている通りの)指づかいで弾けるようになることは、その曲を「弾けた」とする大きなポイントです。

指づかいには一定の訓練が必要です。そのうちできるようになる、というものではありません。

楽譜に指番号が書かれていなくても自然な指づかいで弾けるようになるにはどうすればいいのか。

レッスンでの様子もまじえてまとめてみました。

指づかい、なぜ重要?

ピアノを弾く際、指づかいはとっても大事です。音楽らしく演奏するための重要な技術の1つですね。

不自然な指づかいで弾くとどうなるか・・

  • 音の連なりが切るべきでないところで切れる
  • 音をはずす
  • 音の強弱がバラバラ(予期せず大きな音や小さな音になる)になる

などなど・・演奏するうえで様々な弊害があります。

ピアノは、繊細な指先のコントロールによって音楽を豊かに表現するものですが、そのコントロールがうまくいかなくなってしまうんですね。

どうもいい感じに弾けない・・という時に、指づかいを見直すというのは大事な方法のひとつです。

指づかいはとっても重要!なんです。

指づかいは訓練が必要!自然にできるようになるわけではない

指使いは、弾き続けていればそのうちできるようになる、というものでもありません。

きちんと学ばないと。

レッスンを始めたばかりの子どもたちもそうですが、子どものころに少しピアノの経験があるという大人の方も「え、なんでそんな指づかい??」という人は多いです。

私の側からみると、「そんなのすっごく弾きにくいじゃん」と思うのですが、そうなってしまうんですね。

こういうことから考えても、「指使いは弾いているうちにだんだんできるようになっていく」というものではない、ということははっきりしています。

始めたころから正しい(自然な)指使いを学んでいくことで応用を利かせられるようになる、ということだと思います。

やっと音を間違えずに弾けたのに指づかいを指摘される。

これってすごく嫌ですよね。レッスンでも子どもたちにブーブー言われます。

でも私は言います!

「ごめんね~~。しつっこいって思うかもしれないけど大事だから何回でも言うよ~。今指づかい違ったね~。」

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指づかい、どう練習?

正しい(というか自然な)指づかいを身につけるためには、どうすればいいか。

どんなことに気をつければいいのかをまとめてみます。

隣同士の音が並び5本の指で収まる場合は5本の指を使う

文章で書くとわかりにくいですね・・

こちら⇩の楽譜は「ぶんぶんぶん」ですが、5本の指それぞれをドレミファソの位置に固定して弾くことができます。

出典:『ピアノ弾けるよ!ジュニア2』より

このように5本の指内に収まるくらいの音域の場合は、1つの指に1つの音を担当してもらう形で弾く、ということです。

例えば、ド→ミの場合は1→3という指で弾きます。それを1→2や1→4(はあまりやらないかな)などにしない、ということです。

ピアノを始めたばかりのころは、このような”5指固定”で弾く曲が多いですね。

この時期に指づかいをあいまいにせず、5本の指それぞれを使う経験をしっかり積むことはとても大切だと思います。

広い音域の曲でも場所によっては

上の「ぶんぶんぶん」は始めから終わりまで5指固定で弾けます。なので、1音1本担当制。

では、曲全体では音域が広い場合はどうなるのか。

もっと広い音域を弾く場合は、必要に応じて上のような指づかい(ドミを1→2や1→4で弾く)をしなければならなくなります。

でもそれは、あくまでも、広い音域を弾く場所になったら、ということです。次に続く広い音域を弾くために「ドミを1→2や1→4で弾く」ということをします。

その必要のないところではしない、というのが基本です。

ドミを1→3で弾いて何の問題もないところでは1→3で弾く、ということです。

まずは楽譜に書かれた指づかいで弾いてみる 弾きにくいのなら・・

レッスンが進んで、曲の音域が隣り合った5音に収まらなくなると、より指づかいが重要になってきます。

広い音域を、指くぐりや指ちぢめ、指広げなどの方法を使ってスムーズに弾き進めていけるようにします。

⇩指くぐりについてはこちらの記事をどうぞ。

ピアノの指くぐりはくぐらせてはダメ!?楽~に弾くために大事なこと
広い音域を弾くために必要な「指くぐり」についてまとめました。手に負担を書けない弾き方は「くぐらせない」こと。親指に意識が向きがちだけれど大事なのは小指側です。参考文献からも引用しながら書いています。参考になれば・・

楽譜には指番号が書かれているので、まずはその通りに弾いてみることから始めます。

その楽譜の制作者がもっとも良いと考えた番号なので。

でも、場合によってはそれでは弾きにくい、弾けない、ということもあります。

そうした時には、いろいろと弾いてみて自分の弾きやすい指番号を見つけるということになります。

書かれている指番号は絶対ではありません。人によって手の大きさや指の長さは違うので、書かれている通りでは弾けない、ということはあり得ます。

例えばこちら⇩の楽譜

出典:『ピアノランド3』「ふゆのぺんきやさん」より

右手はレを1の指で弾き始め、次の小節の頭のソを4の指で弾くようになっています。

でも、3の指で弾いても全く問題ありません。

楽譜では、その次のシを5の指で弾くようになっていますが、ソシを4→5で弾くのは弾きづらいということがあります。

3→5で弾いた方が弾きやすいのであれば、それで全く問題ありません。

でも・・・下に続く。

音の流れにスムーズに対応していけるか

指使いを考える時、上に書いた通りまずは楽譜に書かれている通りにやってみるわけですが、その際「なぜこの指になっているのか」ということを理解することが大事です。

その指番号になっている理由が必ずあります。

上に挙げた例で考えると、なぜソの音は4の指になっているのか、ということですね。

次のシの音だけを考えると3の方が良いように思えます。

ソ→シは音が1個飛んでいます。3→5なら指も同じように1本飛ばすことになりますもんね。

けれど、はじめの方の音の並び「レミファレソ」を見ると、音が隣同士の並びになっていて指1,2,3,4、を使って指1本に対して1音で弾けるんです。

だからソは4の指になっているわけですね。

ソを3の指にしたために「レミファレソ」がスムーズに弾けなくなってしまうのなら、楽譜通りの4の指のままの方がいいかもしれない、ということです。

そういうことを理解したうえで、自分に合った指づかいを見つけていかなければいけません。

指づかいって頭を使う

指づかいは音の流れと密接に関係しています。

次は高い音(もしくは低い音)へ移っているのに、その直前で5(もしくは1)の指を使っていては移れません。

スラーがかかっているのに、そのように弾けない指ではダメです。

例えばこういったことを分かっていないと、応用が利きません。

楽譜の先々を常に把握してさっと指を決める、ということを曲を弾いている間やり続ける。

結構、頭使いますよね。

指づかいに常に注意を払いながら曲を弾き進めていく経験を積むことで、初めての楽譜でも自然な指使いを始めからできるようになっていくんですね。

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指使いにはこだわろう

こうしたことから、普段のレッスンの中でも指使いにはずいぶんこだわっているつもりです。

まずは楽譜に書かれている通りに弾く。

書かれていないところでおかしな指になってしまっているときは、一つ一つ確かめて必要なら書き入れる。

「次がこうなっているからこの指になるんだよ」ということを説明する。

「楽譜に書かれている指使いが絶対」ではないので、弾いてみて別の指の方がよさそうならそちらに変える。

レッスンしている曲をOKとする基準の一つに「自然な指使いで弾けているか」は大きな要素です。

指使いは、豊かな表現をするための重要な技術です。

 

⇩こちらの記事もどうぞ。

ピアノの指くぐりはくぐらせてはダメ!?楽~に弾くために大事なこと
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ピアノの弾き方、練習法のまとめ
ピアノの弾き方や練習に関する記事の一覧です。大まかではありますが内容別に分けました。お好きな記事を選んでお読みください。

 

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