ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
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おすすめ楽典ワーク『わかーるワーク』楽典の基礎学習はこのシリーズで決まり!

おすすめワーク
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ここ「音楽室ゆう」では、楽典の勉強は主にワークを使って行っています。

こだわって使っているものがいくつかありますが、”基礎”として重宝しているのが、この『わかーるワーク』シリーズです。

私のお気に入りポイントは

  • 反復問題が多い
  • 音符や楽譜を書く問題が多い

ということ。

今回は、その具体的な内容を詳しくご紹介します。

『わかーるワーク』ってどんなワーク?

まずは、『わかーるワーク』とは?ということから。

『わかーるワーク』は、全音楽譜出版社発行の、楽典の基礎を学ぶための問題集です。

「基礎」とは、つまり、調性を学ぶ手前まで、ということです。(私の基準ですが)

調性に関する問題は含まれていません。

3段階 全9冊のシリーズ

シリーズとしては全9冊。3つの段階があり、それぞれ3冊で構成されています。

以下のような形。

  • 導入編・・・1,2,3
  • 基礎編・・・1,2,3
  • 発展編・・・1,2,3

対象は「幼児から大人まで」となっていて、それぞれの進度や理解度に合わせて使い分けができるようになっています。

例えば・・

全くの初心者で年齢も低いから「導入編」から

とか、

楽典の勉強は初めてだけどある程度弾けるから「基礎編」から

・・などといった具合。

本書の「はじめに」には、こちら↓の図が載せられています。

徹底した反復問題

私が最も気に入っているのは、これでもか!というくらい反復問題が多いということです。

同じことを学ぶ問題が、何度も何度も出てきます。手を変え品を変え、といった感じですね。

同じ巻の中で始めの方に出てきた問題が、少し複雑にしたり問題数を多くしたりして再度出てくる、ということです。

少しずつ少しずつ難しくなっていくわけですね。

また、各巻の始めの部分は、数ページにわたって前巻で学んだことの復習問題になっています。

なので、初めてこのワークを使おうとなった時に、『導入編の3』から、とか、『基礎編の2』からといった風に、途中から始めることも可能です。

 

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それぞれの”編”の内容を詳しく

それでは、「導入編」「基礎編」「発展編」それぞれの内容を詳しく紹介します。

導入編

まずは、第1段階である「導入編」から。

各巻の内容は、本書の最後のページに図でまとめられています。そこから「導入編」の内容のみを取り出すと、こちら↓のようになっています。

出てくる音域と記号

音域は、

  • 第1巻・・中央ドからドレミファソ(ト音記号)と、その1オクターブ下のドレミファソ(ヘ音記号)
  • 第2巻・・各1オクターブまで広がる
  • 第3巻・・5線部分すべて(ヘ音記号:中央ドから1オクターブ半下のファまで、ト音記号:中央ドから1オクターブ半上のソまで)

 

となっています。

覚える記号等は以下の4つの音符のみ。

4分音符、2分音符、付点2分音符、全音符

すべて2巻から出てきます。

問題の内容は?

具体的な問題の内容は、大まかにまとめると以下のようなものです。

  • 鍵盤の場所と音名の一致
  • ドレミファソラシドの順番を覚える(逆も)
  • 楽譜の位置と音名の一致(つまり楽譜を読むこと)

 

この3点に関する問題が、いろいろな形で出てきます。

  • 鍵盤のイラストにドレミを書き入れる
  • 鍵盤のイラストと楽譜に書かれた音の同じものを線で結ぶ
  • 文字で「ドレミファ~~」「ドシラソ~~」と音名を順番に書く
  • 楽譜に音名を書き入れる
  • 音名の文字の並びと同じ順番に書かれた楽譜を線で結ぶ

などなどなど・・

本当にいろいろな形式の問題になっています。

第2巻では、音符を4種類覚えるわけですが、

  • 音符を書く
  • 名前や伸ばす拍数を書く
  • 音符カードの穴埋め(例:2分音符のカードと同じ長さは4分音符カード2枚)

などの問題が加わります。

中身はこんな感じ

実際の状況を見てみます。

↓導入編1

↓導入編2

↓導入編3

いずれも後ろの方のページです。

全体的に余白は広いですし、イラストも多いですね。イラストを使って問題が作られていたりします。

小さい子が使うことを想定していることが分かります。

 

⇩『わかーるワーク 導入編1』です。

楽譜ネットからもどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

出版元全音楽譜出版社もどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

基礎編

次は「基礎編」をまとめます。

表にまとめられている基礎編の内容はこちら↓です。

出てくる音域と記号

音域については、五線の上下で加線2本まで出てきます。

2巻では、中央ド付近の音で「ヘ音記号とト音記号では書く位置が違うが同じ音」ということを学びます。

音符の種類は、16分音符までとそれぞれの休符が出てきます。3巻では、付点8分音符や3連符も出てきます。

2/4,3/4,4/4拍子の拍子記号も出てきます。

また、ここから音楽記号が加わります。

強弱記号や#♭♮、クレッシェンドやデクレッシェンドなど、基本的なものですね。

問題の内容は?

問題の中身は、導入編で学んだことも混ぜこぜの形になっています。

次のような特徴が挙げられると思います。

  • 引き続き、楽譜に音名を入れたり、鍵盤イラストと楽譜の音を線でつないだり、という問題があるが、音域が広がっている分難しい。
  • 新たに出てきた音符、休符の名前や拍数を書く課題、音楽記号の名前や意味を書く課題ももちろんある。
  • 新たに拍子を学ぶので、拍子記号を見てそれに合う音符を埋めていく問題加わる。
  • 小節線の書き入れ問題も(3巻から)。

 

小節線を書き入れる問題は、付点8分音符や16分音符、3連符も加わるので、少々難しいですね。

中身はこんな感じ

実際の中身はこんな感じです。

↓基礎編1

↓基礎編2

↓基礎編3

こちらも3つとも後ろの方のページです。

「導入編」よりも余白は少なくなります。イラストを使っての問題も減りますね。

文字や楽譜の大きさも少し小さく(詰めた感じ)になり、1ページの問題数も増えています。

 

⇩『わかーるワーク 基礎編1』です。

楽譜ネットからもどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

出版元全音楽譜出版社もどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

 

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発展編

最後に「発展編」についてです。

内容を表した表は、以下のようになっています。

 

出てくる音域と記号

音域は、「導入編」「基礎編」で出てきた音域すべてです。「五線の上下加線2本まで(ヘ音、ト音とも)」ということですね。

拍子は、3/8拍子、6/8拍子が加わります。

音符の種類は新たに加わるものはありませんが、音楽記号が増えますね。

タイやスラー、フェルマータ、リピート記号、オクターブ記号・・速度標語も出てくるようになります(詳しくは上の表を)。

これらはすべて1巻の内容。2巻、3巻はこれまで学んできたことの総まとめになっています。

問題の内容は?

「発展編」の問題は、次のような特徴があります。

  • 音符を読む(音名を書き入れる)問題はほとんどなく、五線に、指定された音、指定された音符の種類で書く、という形が主。
  • 小節線を書き入れる問題、音符や休符の計算問題が増え、より複雑に。
  • 写譜をする問題が加わる(2巻より)。
  • 他・・
    • 記号の名前や意味の書き入れ
    • リピート記号やD.C.などを見て小節数を数える問題
    • 強弱記号や速度標語を指定された順(速い方からとか小さい方からなど)に書く
    • ♯や♭を使って同じ音になるよう五線に書く

 

などなど・・

そして3巻は総まとめ。

右ページは、上に挙げたようなこれまで同様の問題が並びますが、左ページは、上部に書かれた4小節の楽譜を見て、問題に答える形式になっています。

写譜をしたり、そこに出てくる音符や記号の意味を答えたり、弾くべき鍵盤の場所を示したり、といった問題が出されています。

写譜の問題は、「1オクターブ下の音になるように写譜をする」など、少々難しくなっています。

中身はこんな感じ

こちらも実際の様子を載せます。

↓発展編1

↓発展編2

↓発展編3

楽譜、文字の大きさ共に、だいぶ小さくなりますね。でも、使われている書体の良さか、とっても見やすいと思います。

文字等が小さくなる分、問題の数は多いです。

イラストもないわけではありませんが、少なくなります。

 

⇩『わかーるワーク 発展編1』です。

楽譜ネットからもどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

出版元全音楽譜出版社もどうぞ。(『わかーるワーク』すべての検索結果へのリンクです)

楽典の基礎はこれでばっちり!

ここ「音楽室ゆう」では、まずこの『わかーるワーク』をやってもらっています。

基本の進め方は

『わかーるワーク』→『WAKUWAKU調の勉強ドリル』『ジュニアクラスの楽典問題集』

としています(あくまでも基本)。

『わかーるワーク』は、調性の問題は出てきませんので、それを補う形で他の2つを使っています。

とはいえ、『わかーるワーク』を「発展編」までしっかりこなせば、基礎を十分身につけることが出来ると思います。

「発展編3」の内容は、なかなか高度です。ここまでできればまずはOK!と思っています。

楽譜の中身を”理屈”としてしっかり理解し、自分で書く力も付けてほしい。

そう思っている身としては、とっても良いワークです。

これからも大いに使っていきたいと思っています。

 

紹介ワーク一覧この記事でご紹介した楽典ワークの一覧です。

 

 

 

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