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【ピアノ導入教材】『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』ピアノ経験は必須

ピアノ導入教材
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全3冊で構成されている『大人のためのピアノ悠々塾』シリーズ。

これまで、『入門編』『基礎編』について、それぞれ紹介してきました。

今回は、その3段階目の『初級編』について内容をまとめてみます。

「少し経験のある」という副題がついていて、文字通り”経験者向け”ということになっています。

少し難しい、ということになりますが、他の2冊と比べてどこがどのように・・ということを詳しく書いてみます。

 

関連記事「【ピアノ導入教材】『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』指が動く人向け?」

「【ピアノ導入教材】『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』ちょっと弾ける人向け」

 

『大人のためのピアノ悠々塾』って?

まずは、『大人のためのピアノ悠々塾』そのものについて簡単に。

『大人のためのピアノ悠々塾』は、3種類全6巻で構成されています。

  1. 入門編テキスト 入門編レパートリー集
  2. 基礎編テキスト 基礎編レパートリー集
  3. 初級編テキスト 初級編レパートリー集

それぞれに「レパートリー集」、つまり曲集があるということですね。

入門編には「音符の読み方からはじめる」、基礎編には「もう一度基礎からはじめたい」、そして今回ご紹介する初級編には「少し経験のある」という副題がついています。

自分の状態にあったものを選んで始められますね。

 

参考記事「【ピアノ導入教材】『大人のためのピアノ悠々塾 入門編』指が動く人向け?」

「【ピアノ導入教材】『大人のためのピアノ悠々塾 基礎編』ちょっと弾ける人向け」

 

『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』の内容は?

それでは、中身を詳しくまとめていきます。

1曲目に入るまでに

曲に入る前に、6ページにわたって解説ページがあります。

内容は以下の通り(目次の文言のままです)

  • ピアノの歴史
  • 鍵盤図と五線・音の高さ
  • #・♭のおはなし
  • 色々な音

それぞれの内容を、次にまとめてみます。

「ピアノの歴史」

こちらは、見開き2ページです。

ピアノの歴史が数行の文章で簡単にまとめられ、元になった古代の楽器やチェンバロ、考案者クリストフォリのピアノ、そして現代のピアノに電子ピアノまで、写真が載せられています。

下段には1600年~2000年までの、主な作曲家の生没年の年表もあります。日本の各時代と対比できるようになっていて分かりやすいですね。

このページは、『入門編』『基礎編』ともに全く同じものになっています。

「鍵盤図と五線・音の高さ」

次も見開き2ページ。「鍵盤図と五線・音の高さ」です。

中央ドから見て、上へ1オクターブ、下へ1オクターブ半の音域が、ト音記号、ヘ音記号での楽譜と実物大の鍵盤図で対比できるように書かれています。

イタリア音名(本書は「階名」となっています)、つまりドレミ~と、日本語音名、英語音名の表記もあります。

右ページの上部に、「指と指番号」「手の形・指の形」が写真で示されています。

↓実際のページはこんな感じ。

このページは、『基礎編』と全く同じです。上の写真も『基礎編』のものです。『入門編』にも同じタイトルのページがありますが、内容は違います。詳しくは参考記事をどうぞ。

「♯・♭のおはなし」

こちらは1ページです。

♯、♭のそれぞれの意味、どの鍵盤を弾くのか、といった説明です。

♯・♭ともに「黒い鍵盤を弾く」という説明になっていますが、次の「異名同音」の説明で、白鍵を弾く場合もあることが書かれています。(ミ♯はファになる、などのことですね)

こちらも『基礎編』と全く同じ内容です。『入門編』には♯、♭はほんの一部にしか出てこないのでその都度の説明になっていて、このページはありません。

「いろいろな音」

最後の1ページが「いろいろな音」です。

イタリア語、日本語、英語、ドイツ語の音名と、♯、♭が付いた場合の読み方が書かれています。

アルファベットの部分は、読み仮名がつけられています。

このページも『基礎編』と全く同じです。『入門編』にはありません。
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曲目とレッスン内容

 

これ以降は、いよいよ曲のページに入っていきます。

曲目

まずは掲載されている曲目をまとめます。

  1. リパブリック讃歌(アメリカ民謡)
  2. カリンカ(ロシア民謡)
  3. 峠の我が家(アメリカ民謡)
  4. トルコ行進曲(W.A.モーツァルト)
  5. ジムノペディNo.1(E.サティ)
  6. 川の流れのように(見岳章)
  7. 星に願いを(L.ハーリーン)
  8. 戦場のメリークリスマス(坂本龍一)
  9. ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス(イギリス民謡)
  10. She(C.アズナブール)
  11. ラ・バンバ(メキシコ民謡)
  12. スカボロー・フェア/詠唱(P.サイモン&A.ガーファンクル)
  13. 雨だれ(F.ショパン)
  14. ロコモーション(C.キング)
  15. ノクターンop.9-2より(F.ショパン)
  16. ヘッドライト・テールライト(中島みゆき)
  17. TSUNAMI(桑田佳祐)
  18. 別れの曲(F.ショパン)

全18曲です。

大人の方ならだれもが知っているであろう曲がずらり。ショパンが3曲!やっぱり人気があるんですね。

『入門編』『基礎編』同様、「曲目解説」のページがあります。1曲につき2,3行で、1ページに9曲ずつまとめられています。

レッスンの進め方

曲の練習方法としての特徴は、次の2点です。

  • すべての曲で、使う音域の図入り
  • すべての曲で、注意すべき点を「point」として別ページで解説

この2つに関しては、『入門編』『基礎編』と同じです。

『入門編』『基礎編』は全曲に音名が書かれていましたが、『初級編』では、5曲目まで一部分音名が書かれています。それ以降は無し。
「すべての曲で、使う音域の図入り」について

上にも書きましたが、これについては『入門編』『基礎編』と同様です。

楽譜の上部に鍵盤図があり、左右それぞれの使う音域が示され、曲の出だしの音の鍵盤に色がついています。

その下に手のイラストもあり、出だしの音を弾く指に印がついています。

↓こんな感じ。

「すべての曲で、注意すべき点を『point』として別ページで説明」について

これも『入門編』『基礎編』と同じですね。

楽譜の中には「point1」「point2」などとあるだけで、解説は別ページにまとめて書かれています。

この解説が書かれたページは、当該楽譜の後だったり前だったり。

『入門編』は必ず楽譜の後にまとめられていて、『基礎編』からこのようになっていますが、『入門編』のように後にまとめられている方が見やすいなと思います。

なお、速度標語や音楽記号の説明は、各曲ごとに枠にくくられて書かれています。これは『入門編』『基礎編』と同じですね。

「コラム」「音楽用語の基礎知識」のページ

『入門編』『基礎編』にもあるこの2つのページ。『初級編』ではどのようになっているのかまとめます。

「コラム」について

『入門編』『基礎編』には、「コラム」として様々な重要事項がまとめられています。

拍子、アウフタクト、和音、調性、音階、シンコペーション・・などなど。

演奏するのに必要な大事なことばかり。なぜ「コラム」?と思っていました。(コラムって”豆知識”のようなちょっと軽いノリを感じるので)

この『初級編』では、「転調」について簡単(2行)に説明されているのみです。

ちょっとズルッ・・という感じ。

1曲がかなり長くなってくるので、ページが割けなかった?

「音楽用語の基礎知識」いついて

本書の1番最後に、4ページにわたってこの「音楽用語の基礎知識」のページがあります。

内容は、『入門編』『基礎編』と全く同じです。

  • 音名
  • 臨時記号(♯と♭と♮)
  • 楽譜のしくみ
  • タイとスラー
  • 音符と休符
  • 3連符
  • 強弱記号
  • 速度記号
    • メトロノーム記号
  • 拍子記号
  • 奏法の記号
  • 繰り返し記号

こうしたことが表などできちんとまとめられていて、分からないことがあれば、辞典のような感覚でこのページを見ればよい、という感じです。

↓こんな感じ。

*写真は『入門編』のものです。

 

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曲のレッスン内容一覧表

各曲でどのような内容が出てくるのかを表にしてみました。

曲名記号リズムその他
リパブリック讃歌Allegretto付点のリズム(付点8分+16分)
カリンカmeno mosso、D.S.、Fine、Allegro、フェルマータアウフタクトオルタネート・ベース、音保持指かえ
峠の我が家Andantino、legatoアウフタクトヘ長調の説明あり、左メロディー
トルコ行進曲スフォルツァンドアウフタクトトリル、転調
ジムノペディNO.1Lent et douloureux
D.C. to Coda
ペダル、4和音
川の流れのようにsimile、Medium Slowアウフタクト、シンコペーション曲の構成を考える、ペダル、指かえ
星に願いをSlowly、a tempo、rit.、pp和音のアルペジオ記号、ペダル
戦場のメリークリスマス12/8拍子、オクターブ記号、con Ped.シンコペーション「+point」として冒頭部分の指のトレーニング、ペダル
ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマスアウフタクト指こえ、指くぐり、指よせ
SheAndantino、l.h.、r.h.、rit.クロスハンド、指こえ、指よせ
ラ・バンバsimieシンコペーション
スカボロー・フェア/詠唱rit.指こえ
雨だれsostenutoペダル、指こえ、指かえ
ロコモーションシンコペーション
ノクターンop.9-2よりAndante、fp、poco rit.、a tempo、装飾音アウフタクト指こえ、指よせ
ヘッドライト・テールライトテヌート、simileアウフタクト指よせ、指かえ
TSUNAMIアウフタクト、シンコペーション一部で拍子が変わる、右でヘ音記号
別れの曲Lent, ma non troppo、con forza、pppアウフタクトペダル、左で音を保持しながらメロディーの一部を弾く
「記号」の部分は、別枠で囲われている内容を記しています。これ以外は「point」で説明されていることを元に記入しています。

『入門編』『基礎編』と比べ、かなり内容が高度になっているのが分かるでしょうか。

この『初級編』の「はじめに」には、以下のようにあります。

初級編では、ここでの限られたテクニックの中で、レパートリーをできるだけ本物に近づけるアレンジを考えました。フレージングや強弱、より音楽的にするためのニュアンスをつけること等にも気を使い、進めてください。ここでの「音楽的とは」、より幅の広い表現力をいいます。

引用:『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』「はじめに」より

「point」に書かれている内容も、弾んだ感じで、とか、ゆったりと、とか、1音1音大切に、とか、静かな感じで、とか・・

イメージを持って弾くことが大事にされている印象です。

なお、『基礎編』の途中からコードネームが書かれるようになりますが、この『初級編』では、すべての曲にコードネームがついています。一部「point」で和音の音確認として説明されていますが、コードネームとしての説明は特にありません。

バイエル半ばは過ぎていないと・・

『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』の内容をまとめてきました。

曲の難易度の印象としては、かなり難しくなるな、という感じです。

音域も広いですし、リズムも複雑になります。

最低でも、バイエル半ばは過ぎていないと弾くのは難しいのではないかと。

というところでは、「少し経験のある」という副題はピッタリ。

過去に、楽譜を見て弾く、ということをしてきている人でなければ、少々無理があるように思います。

でも、弾けると楽しい、うれしい曲満載ですね。

曲の長さもある程度あり、曲の雰囲気を壊さないアレンジになっていて、演奏したという満足感が得られるな、と思います。

『基礎編』か『初級編』かで迷うのなら、『基礎編』から始めるのをお勧めします。『基礎編』の終わりの方は、なかなか難しくなっているので。

 

↓CD付きもあります。こちらはないタイプ。

楽譜ネットでもどうぞ。

出版元ヤマハミュージックメディアはこちら。

 

 

 

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