毎年冬が近づくと心配になるのは、風邪やインフルエンザなどの感染症。
ピアノ教室は、出入りが多く(うちの教室はそんなでもないけど‥)、密室でもあるため、感染源にならないか心配です。
そこで、風邪、インフルエンザ、マイコプラズマ感染症の3つの状況と、レッスン室での感染症対策について考えてみました。
関連記事→ピアノ講師の私自身がインフルエンザに罹った時の状況をまとめました。
気をつけたい感染症3つ その特徴は?
誰もがかかったことのある風邪。毎年猛威を振るうインフルエンザ。そして、ちょくちょく流行るマイコプラズマ感染症。
まずは、それぞれの違いを表にまとめます。
普通感冒(風邪) | インフルエンザ | マイコプラズマ感染症 | |
---|---|---|---|
症状 | 鼻水鼻づまり、のどの痛み、咳 | 倦怠感、関節痛など全身症状 | 発熱後に咳、だんだん強まる |
発熱 | 出ない~38℃ | 高熱(38℃以上) | 37~38℃ 上がったり下がったり |
潜伏期間 | 2~6日 | 1~3日 | 2~3週間 |
感染期間 | 潜伏期間~完治 | 潜伏期間~解熱後2,3日 | 潜伏期間~完治 |
感染経路 | 飛沫感染、接触感染 | 飛沫感染、接触感染 | 飛沫感染、接触感染 |
原因 | ライノウィルス、アデノウィルス、コロナウィルスなど | インフルエンザウィルス | マイコプラズマ・ニューモニア |
気になるのは「感染期間」そして「不顕性感染」
「レッスン室で感染した」ということを避けたい私。気になるのは、感染する期間です。
感染力が強いのは、症状が現れているときですが、そうでないときにも移してしまうことがあります。
上の3つとも、潜伏期間中から感染する可能性がありますね。
潜伏期間とは、感染をしているけれど症状の出ていない期間のこと。
症状が出ていなければ自分が病気だと思っていないので、これは厄介ですね。
マイコプラズマの潜伏期間は、実に3週間!この長さが、病気の流行を招くのだとのこと。
罹っているという認識がないので、特に対策せずに過ごし、感染させてしまうのだということです。
そしてもう一つ、上記の3つともが、感染しても症状が出ないまま終わる「不顕性感染」もある、ということです。
潜伏期間中でも感染させる可能性があるのと同じで、不顕性感染も人に移してしまう可能性があります。
こうなると、もうどうしようもないじゃん!という感じですね。だから、毎年毎年こりもせず流行が起きるということですね。
熱があれば体もだるくなるので、レッスンは休もう、となるでしょうが、多少の咳やのどの痛みなどではレッスンに来る場合も多いでしょう。
こういう時は要注意!かなり感染力があると考えたほうがよさそうです。
持ち込まない、持ち帰らないように「除菌スプレー」そして・・
上記の3つの感染症は、どれもアルコール除菌が有効だとのこと。
そこで、除菌スプレーをレッスン室に置いておくことにしました。
このような対策をしている教室は、多いようですね。
実はこれ、ここ「音楽室ゆう」でも数年前から始めています。
来た時にシュッシュッ。帰る時にシュッシュッ。短時間で済むことなので、やりやすいですよね。
感染経路には空気感染もあるので、完璧ではないかもしれませんが、ある程度は効果があるのではないかと。
ワークをするための机、そして鍵盤からの接触感染には有効と考えています。
その他の対策は・・
その他には・・
- レッスンの時間が空いたときには、寒くても窓を開けはなして適宜換気をする
- 加湿シート等を置いて、適度な湿度を保つ
- 机やいす、ドアの取っ手などは除菌シート等でふく
そういう対処も必要ですね。
加湿シート以外は、ひっきりなしに生徒が来る教室だと難しいかもしれませんね。(うちの教室ではできてしまうんですが・・)
生徒のみなさんへのお願い、そして自分自身も
生徒のみなさんにしていただきたいこともありますね。
それは、マスクの着用!
実際に咳などの症状があるときはもちろん、罹ってる可能性がある場合、また、治った直後にも必要ですね。
上にもまとめましたが、潜伏期間中の感染や不顕性感染といったことがあり、「症状が出ていなくても感染力はある」ということですので。
そして、マスク着用は私自身もしなくてはいけないこと。自分でできる対策の一つですよね。
ピアノ教室が感染源にならないようにしたい
ここ「音楽室ゆう」はとても小さな教室です。ひっきりなしに子どもたちが来る!なんてことはありませんし、グループレッスンをしない限り集団になることもありません。
それでもここが感染源にならない、とは言い切れません。注意を払うに越したことはないと考えています。
そして、私自身が感染源にならないようにすること!
健康には十分に注意して罹らないこと。すこしでもおかしいと思ったらマスクを使用するなど対策を講じること。
冬は毎年やってくる!気を引き締めて、元気に乗り切りたいものです。
関連記事
→ピアノ講師である私自身がインフルエンザに罹った時の対応をまとめました。

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