ここ「音楽室ゆう」にレッスンに来ている子どもたちの多くは、車での送り迎えですが、中には学校から直接歩いてきたり、自宅から自転車で来たりという子も。
そんな子どもたち、夏場は真っ赤っかの顔でレッスン室に入ってきます。
山の中腹にある、ここ「音楽室ゆう」。暑い中、坂を上ってくるのは大変です!
これ、ほおっておいていいんだろうか・・
私にできることは何か、考えてみました。
倒れ込むようにレッスン室へ 熱中症寸前か⁉
ここは長野県。しかもちょっと北寄り。
でも、暑いんです!!
現在2017年の5月下旬。日本中で「暑い暑い」といわれていますが、ご多分に漏れず暑いです。
ここ数日、30℃前後の日が続いています。
真夏かっ!
歩いて来たり自転車で来たりする子、真夏は「あづい~~」と倒れ込むようにして部屋に入ってくるのが常。
もう今からそんな状態です。
様子を聞いてみると、
学校に水筒を持って行くけど、すぐに飲んじゃう。飲んじゃうと水を入れるけど、それもすぐに飲んじゃう。何度も水を入れるのも、ま、いいか、になっちゃう。だから飲んでない。
なんていう返事。
こんな話を聞いて心配してしまうのは、「熱中症」です。
「熱中症」って何?
この時期になると毎日のように聞かれる「熱中症」。
「熱中症」って何のか、改めて調べてみました。
熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じる様々な症状の総称です。
引用元:熱中症ゼロへ「熱中症について学ぼう:症状」より
症状については、以下のようにまとめられていました。
症状1、めまいや顔のほてり
症状2、筋肉痛や筋肉のけいれん
症状3、体のだるさや吐き気
症状4、汗のかきかたがおかしい
症状5、体温が高い、皮ふの異常
症状6、呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
症状7、水分補給ができない
引用元:熱中症ゼロへ「熱中症について学ぼう:症状」より
「顔のほてり」や「体のだるさ」も症状のひとつって、みんな真っ赤っかな顔をして、だるそうに入室してくるけど・・・
やっぱり、熱中症になりかけている、ということなんだろうか。
「熱中症」の原因は?
子どもたちは、炎天下の中、20分くらいかけて徒歩や自転車でやってきます。
そうしたことでも熱中症になるんでしょうか。
熱中症の原因を調べてみました。
熱中症は、環境による要因と、身体的な要因、行動による要因の3つが重なった場合に起こりやすくなります。
「環境による要因」とは、気温や湿度が高い、日差しが強い、といったこと。
「身体的な要因」とは、体調が悪い、持病がある、など。
「行動による要因」とは、激しい運動、水分補給がしにくい、などの状況が挙げられています。
ということは、例えば…
「炎天下の中、水筒のお茶を飲み干していて水分補給できず、坂道を登ってくる」
または、
「炎天下の中、ちょっと疲れ気味の状態で、自転車で坂道を登ってくる」
などという状況は、「熱中症」になりかねない、ということですね。
「熱中症」にならないためには
熱中症予防でよく言われるのは「水分補給」ですね。
熱中症の原因の一つに、「水分補給がしにくい」ということが挙げられています。
水分補給は、どのタイミングでどのくらい補給すればいいのでしょう。
・運動を始める30分前に、250~500mlを何回かに分けて飲む
・運動中は20~30分ごとに、一口~200ml程度を飲む
・運動が終わった後は、減った体重分を補うように何回かに分けて飲む
炎天下の移動という意味では、徒歩も自転車もスポーツに近いかと思います。
上記を参考にすると、学校や家を出る前に1杯飲み、レッスン室についたらまた1杯、というのがよさそうです。
20~30分ごとに飲む、というのは、結構頻繁にちょこちょこ飲んでおくのが良いということですね。
上に書いた、
「学校に水筒を持って行くけどすぐに飲んじゃう。飲んじゃうと水を入れるけどそれもすぐに飲んじゃう。何度も水を入れるのも、ま、いいか、になっちゃう。だから飲んでない」
なんてことでは、熱中症になりかねないですね。
「ま、いいか」ではなくて、「何度も水を入れて飲む」ようにしないと。
熱中症対策 ピアノ教室でできることは?
「あっつい中大変だ~」と思いながら、レッスン室で待っている私。
できることはただ一つ。「お茶を準備しておくこと」しかありませんね。
着いたらすぐに1杯飲んでもらう。
これ、すでにやっています。真っ赤な顔をして入って来るのをほおっておけないので。
コップ1杯のお茶(うちの場合は麦茶です)飲んで、ふ~っと一息ついて、それからレッスン開始です。
あとは、レッスン開始直前ではなく早めにクーラー入れて、ある程度部屋を冷やしておくことかな。
涼しい場所へ移動することは、対策としてまず挙げられることですし。
ひとりでレッスンにやってくる子どもたちは、何かと気になります。
遅刻していると「事故!?」、真っ赤な顔だと「熱中症!?」。
今回調べてみて、熱中症もあり得ないことではないということが分かりました。
知識を頭の隅に入れておかなければいけませんね。

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