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オクターブ2音の分散和音を楽に弾く方法 モーツァルトの「トルコ行進曲」を例に

ピアノの練習について
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3月に予定している子どもたちのグループレッスンで、モーツァルトの「トルコ行進曲」を弾こうと思っています。

でも、この曲あまり好きではない・・だって、なかなか大変な曲です!

どこが大変だって?終わりの方に出てくる「オクターブ2音の分散」です!

う、腕が・・・

大変なのは、この部分です↑↑。

どう大変なのか。腕が痛くなります。

「オクターブ2音の分散」に至るまでも、さんざん(?)オクターブの2和音によるメロディーが出てきます。

そして、そのメロディーが最後に分散和音になる。

「ここに来て、ぶ、分散!?」という感じですよね。

腕が痛くなり、動かなくなって(この先も結構大変)、崩壊する・・ということも。

 

でも、今は楽に弾けるようになりました。

自分なりにやってみた方法を書いてみます。

腕を動かす

この部分が大変なのは、オクターブ2音の分散でメロディーを弾いているということ。

つまり、結構移動があるんです。

その場で弾くだけなら、それほど大変ではありません。移動させなければいけないので、大変になる。

その移動を、「腕」でするように意識しました。

肘から押したり引いたりして動かすイメージです。

指で移動させようとすると、指からつながっている腕から肩へかけてのすべてを、指一本で引っ張らなくてはいけなくなります。

そこに無理が生じ、痛みが発生するのだと思います。

弾くための手の形を保つためだけの最低限の力を使って、あとは、移動は腕から。

これだけで、ずいぶん楽になりました。

オクターブ分散は親指を意識

この曲は、下から上へのオクターブ分散なので、親指→小指と弾くことになります。

指番号1→5を繰り返してメロディーを弾いていくことになります。

その時、意識は親指へ向けます。

親指は動かしやすい

親指は、他の指と比べて可動域が広い動かしやすい指ですよね。実際動かしてみるとわかると思います。

このよく動く指にメロディー移動を担ってもらう、という感じです。

1オクターブを弾く手の形を保ったまま、親指で弾く鍵盤を狙って、肘を使って移動する。

小指は、弾くというより「置く」感じ。

なので、次の音の鍵盤位置を確かめるための「視線」も、親指の場所だけを見ます。

曲のスピードから考えても、小指で弾く鍵盤位置まで見ていたら、間に合わないですし。

親指側へ手首を回転

そして、オクターブ分散を弾くときには、手首の回転を意識します。

親指側へ回転させ、小指は置くだけ。

両方に回転させようとすると、バタバタした弾き方になってしまうし、疲れます。

それに、メロディーとして聴こえるべきは親指の方の音で、小指の音を大きくする必要はないと思います。

「手首を回転」といっても、手首だけを回すように意識するのではなく、やっぱり腕(肘)や肩を意識します。

手首を回転させることだけに意識を向けていると、それは、痛める元だと思います。

腕や肩は常に自由に、柔らかいイメージを持っておくことが大事。

次々メロディーを進めていかなければいけないので、そのためにもこれは必要ではと思います。

手首の回転だけにとらわれていてはダメ、ということですね。

ピアノは指だけで弾くものではない!

「ピアノを弾くのに、手や腕が痛くなるのはおかしい!」

私が思ったのは、ただただこれだけです。

「トルコ行進曲」程度の曲で痛くなっているようでは、大曲なんてとても弾けません。

「大曲」が存在する以上、ピアノを弾いて手や腕が痛くなるなんてことはないはず。痛くなっていたら弾けないです。

絶対に痛くならない方法があるはず。

でもそれは、たくさん練習すれば・・指を鍛えれば・・といった根性論的なものではないのでは、という感覚的な思いもありました。

私の場合は腕(前腕)が痛くなる。じゃぁ、ここが痛くならないように弾くには・・

ただそれだけを考えて、肩から腕全体を意識する。ここの力を借りて弾く。ということに至りました。

だって、指はその先についている。全部つながっているんです。関係ないわけがない。

 

私の方法が本当に正しいのかどうか・・正式に誰かに指導してもらったわけではないですし。

でも、

「ピアノは指だけで弾くんじゃない」

この意識を持つだけでも弾き方が変わってくるんじゃないかと思います。

まだまだ勉強途中

最近注目されている「アレクサンダーテクニーク」。

楽器演奏に関しても必要、という認識になってきていますよね。

以下、関連本で私が読んでみたいな~と思っている本です。

 

 

 

「音楽家のためのアレクサンダーテクニーク入門」ペドロ デ アルカンタラ著 2009年 春秋社

 

 

 

 

「演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク~からだを使うのが楽になる~」石井ゆりこ著 2014年 ヤマハミュージックメディア

また、「アレクサンダーテクニーク」とは銘打っていなくても、次のようなものも。


 

 

『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』トーマス マーク著 2006年 春秋社

 

 

 

 

「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」古屋晋一著 2012年 春秋社

 

体の仕組みがどうなっているのか、実際ピアノを弾くときどう動かしているのか。

そういったことを知ることは、とても大切なことだと思っています。

まだまだ勉強!もっともっと勉強!と思っています。

 

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