ピアノ教室・音楽療法「音楽室ゆう」

長野県北安曇郡池田町にある、小さな小さな街の個人音楽教室です。
ピアノのレッスンと音楽療法の2本を柱に、レッスンを受けられる方の状況にとことん沿った内容で行うことを大切にしています。
障碍や病気をお持ちの方の出張レッスンも、可能な限り対応しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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音楽を聴くことと合奏の経験が一つ一つの音を大切に弾くことにつながる

私の考え
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ピアノは、基本的にひとりで演奏する楽器です。

メロディーも伴奏も、それらを引き立てる様々な音も、すべて自分で弾く。ひとりで完結してしまいます。

音がいっぱいあり過ぎて、一つ一つの音の重みを忘れがち?

そんなことを感じることがあります。

大きな音楽の流れの中にある「一音」という捉え方

曲を弾いていて、「おっとぉ忘れた!」といった感じであわてて指を準備して弾く、という様子がちょこちょこ見られる子がいます。

おっとぉ!な~んて弾いた音はやっぱり雑で、こちらとしてはとってももったいないと思ってしまう。

なんでこんなことが起きてしまうのか。

ひとつは、その直前に、この子にとって少し苦手なリズムなどがある場合が多いように思われ、そこに気がとられているからかな。

もうひとつは、やっぱり曲の流れを感じられてない、ということではないかと考えています。

次に来るのは、こういうメロディー、こういうハーモニー、この音が大事、といった先々の流れを考えながら今の部分を弾く。

こういう意識がないと、一つ一つの音を「このメロディーの中にあるこの音」という捉え方ができず、忘れてしまうのではないかな。

ただ、「ここに書いてあるから弾く」というだけのことになってしまうんですね。

子どもたちは、まだまだ指の動きが未熟で、「弾く」ということのみに必死になりがち。

なので、分からなくはないのですが・・

音楽を聴く経験をたくさん!

曲の流れを感じて、一音一音を敏感にとらえられる。

それにはやっぱり、音楽を聴く経験をどれだけしているか、が大きく関係しているのではないかと思います。

理屈で聴くのではなく、まっさらな気持ちでただただ聴く、という経験。

静かに聴いていなくていい。ちいさな子みたいに体が動いてノリノリ!という感じでも。

とにかく、音楽を聴いて気持ちが動くという経験をいっぱいしているかどうか。

そうすると、この部分のこの音が好き!とか、この陰で小さく鳴ってる音がいい!とか、そういうのがあるのではないかな。 無意識でも。

そうしたことが、「音楽の大きな流れの中にあるこの一音」というとらえ方につながるのではないか、と思います。

日々のレッスンの中ではどうするか・・。

大事にしているのは、こちらで弾いて聴いてもらうこと。

今忘れそうになったこの音は、こういう流れの中にある音なんだよ。 この音がないとこんな感じになっちゃう、大事な音なんだよね。

こんなことを、繰り返し伝えていくことかな、と思います。

「聴く」と楽譜を見なくなる?

「音楽室ゆう」では、やりたい曲がある場合はできるだけそれに応えるようにしています。

また、今取り組んでいるクリスマス曲や発表会の曲は、様々な曲を聴いたうえで自分の気に入ったものをレッスンします。

新しい曲を始めるとき、楽譜から入るのではなく「聴く」ことから入る。

それには、楽譜をしっかり見なくなってしまう、という弊害があります。

でも、音に対しては敏感になるように思います。

自分の好きな曲であれば、曲への思い入れがあるのでなおさらです。

音一つ一つに注意深くなります。

まず聴き、その次に楽譜を見る、というのもアリ。

まず楽譜から、という順番とうまくバランスを取っていければ、と思います。

 

ピアノ演奏にも影響 合奏経験

ピアノはひとりで弾くもの。合奏はたくさんの人と一緒に演奏すること。

全く別物のように感じますが、合奏の経験は「一つ一つの音を敏感にとらえる」ということに結びつくと考えています。

こう思うのは、私自身の経験からです。

私は、中学高校と吹奏楽にのめり込みました。もう、30年ほど前ですね!

吹奏楽は、つまりは合奏。この経験が、ピアノを弾くのに大いに影響を受けていると感じます。

合奏の場合、メロディーを演奏することよりも、そうでないことの方が多い(担当楽器にもよりますが)。

そうした状況は、自分が吹くメロディー以外の音の意味を考えさせます。「この音」の必要性を、自然と感じるようになるんです。

また、曲の始めから終わりまで演奏し通すということはまずなく、自分が演奏していなくても音楽は進んでいく。

曲の中の自分の(演奏楽器の)役割をおのずと意識することになります。

こうした経験が、大きな曲の中のひとつひとつの音の意味、といったものに敏感になることに結びついているのではないかと感じます。

 

 

音楽はすべてつながっている

以前こんな記事を書きました。

子どもの初めての習い事は「歌」がいいかも!
何か音楽をさせたいと思うのならまずは歌から始めてみてはどうでしょう。歌の経験は楽器演奏に大きく影響します。何より子どもは歌うことが大好きです!

歌の経験も、ピアノの演奏に大きく影響を与えると考えています。

そして、合奏も!

そう考えると、音楽はどんなものであれ同じだな、つながっているなと感じます。

実は常日頃から、「音楽であることが大事なのであって、音楽なら何でもいい(ピアノだから素晴らし!ではなく)」なんて思っている身としては、やっぱりそうだよ、と思います。

合奏をピアノの個人レッスンの中でするのは、なかなか困難かもしれません。

でも何らかの工夫をして、一音一音を大切に考捉えられるようにしていきたいと考えています。

 

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