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【初心者向け】おすすめのピアノテクニック教本『バーナム ピアノ テクニック 導入書』

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初心者から使えるピアノのテクニック教本『バーナム ピアノ テクニック』シリーズ。

多くのピアノ教室で使われている有名なテキストですよね。

独学で練習をしている方にもとてもおすすめです。

今回は、全部で6冊あるシリーズの中の『導入書』を詳しくご紹介します。

『バーナム ピアノ テクニック』とは?

まずは、『バーナム ピアノ テクニック』シリーズそのものについて。

『バーナム ピアノ テクニック』は、アメリカのピアノ教育家で作曲家のエドナ・メイ・バーナムさんによるピアノテクニックの教本です。

詳しくは、こちら(全音楽譜出版社ホームページ「バーナムの歴史」)をどうぞ。

ミニブック、導入書、1~4の6冊があり、『導入書』は簡単なものから2番目になりますね。

『バーナム ピアノ テクニック』シリーズは、現在最もよく使われているテクニック教本ではないでしょうか。

その特徴としてよく挙げられるのは

  • シンプルな棒人形のイラスト
  • 1曲が短い

ということだと思います。

1曲が短いのは、特に子どもにとっては集中しやすくていいですね。何のための練習なのかも理解しやすいと思います。

あと、「片足とび」とか「深呼吸」とか「スキップ」「ジャンプ」などなど、子どもに分かりやすい遊びや動きが題名になっているのも特徴です。

題名と動きのある棒人形のイラストから、どんなふうに弾くのかといったイメージを膨らませられるようになっています。

『導入書』の特徴

『導入書』の特徴、おすすめポイントは次のようなことです。

  • 1曲の長さは最長14小節
  • 使用音符は8分音符まで
  • 両手同時に弾く曲はユニゾンが多い
  • 様々なテクニックを無理なく
  • 同じような形の繰り返しでだんだん難しくなる

1曲の長さは最長14小節

そもそも『バーナム ピアノ テクニック』は、1曲の長さが短いというのが特徴です。

シリーズすべて60曲ずつ収められていますが、『導入書』を見てみると、4小節、8小節の曲がほとんどです

そんな中で、12小節が4曲、14小節が1曲あります。

いずれも出てくるのは終わりの方です。

同じような曲を何度も経験してきた後なので、それほど苦労なく弾けるようになっているのではないかと思います。

使用音符は8分音符まで

使われている音符は8分音符までです。全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符です。

ほとんどが4分の4拍子ですが4分の3拍子が5曲あり、それにのみ付点2分音符が使われていますね。

8分音符までといっても、8分音符の3連符は出てきます(一部4分音符の3連符も)。

両手同時に弾く曲はユニゾンが多い

『導入書』は、はじめから両手同時に弾いていくことになります。

片手ずつ弾き継いでいく形のものもありますが、ほとんどが両手です。

でも、ほとんどがユニゾン。両手で1オクターブ違いの同じ音を弾くということですね。

使う指は違いますが、違う音を弾くよりは弾きやすいはずです。

ユニゾンではない両手奏も8曲ありますが、すべて、どちらかは全音符で片方だけが動く、という形です。

様々なテクニックを無理なく

『導入書』には『ミニブック』にはなかった3連符や装飾音符が出てきます

また、8分音符や和音のスタッカートも出てきます

『ミニブック』にあった、単音のスタッカート、2和音3和音、指くぐり、保持音やクロスハンドなどは引き続き出てきます。

これ1冊で様々なテクニックの練習ができますね。

ユニゾンが弾けたらこうしたテクニックをどんどん経験していきましょう、ということですね。

1曲が短くて同じパターンの繰り返しで成り立っているので、無理なく進めていけるのではないかと思います。

同じような曲の繰り返しでだんだん難しくなる

『バーナム ピアノ テクニック』は、12曲を1グループとして1~5のグループに分かれていて、1冊に60曲収められています。

シリーズすべて同様です。

これは、同じような曲を繰り返し弾きながら、グループが一つ進むごとに少しずつ難しくなる、という形です。

同じような曲を何度も経験することが、きちんとテクニックを身につけるのによいということですね。

『導入書』の難易状況

それぞれのグループの難易状況をまとめてみました。(各グループで新たに出てくるものを書いています)

  • グループ1
    • 1曲目から両手ユニゾン(5指固定ドレミファソ)
    • 8分音符(両手ユニゾン5指固定ドレミファソ)
    • ドミソと1音飛ばし
    • 1オクターブ移動
    • 2和音、3和音のスタッカート
    • クロスハンド
    • 指くぐり(右のみ)
    • ユニゾンではない両手奏
  • グループ2
    • 8分音符のスタッカート
    • 3和音からの単音オクターブ飛び
    • 装飾音符
    • 両手同時の保持音
    • 2和音(左3度ドミ、2度ファソ)を含むユニゾンではない両手奏
    • 2度の2和音(左1,2の指を使う)が出てくる
  • グループ3
    • 右4、5の指を使う2度の2和音
    • 3連符
    • 2音のスラー
    • 8分音符の2和音(3度1,3の指、2度2,3の指)のスタッカート
    • 5度の2和音(左1,5の指を使う)を含むユニゾンではない両手奏
  • グループ4
    • 2度を含む3和音(ハ長調Ⅴ7の和音シファソ)
    • ♯♭(長短調、半音階)
    • 黒鍵を含む3和音(短3和音)
    • 黒鍵を含む8分音符
    • 2和音(5度ドソ)の保持音(12小節の曲)
    • 3和音(ハ長調ⅠとⅤ7)を含むユニゾンではない両手奏
  • グループ5
    • ハ、ニ、ホ、ヘ、トの各長音階の始めの5音まで(12,14小節の曲で)
    • 3音のスラー
    • 2和音(3度)を含む2音のスラー
    • 休符を含む3連符
    • 3度の2和音の移動
    • 両手で半音違いの3度の2和音を弾く

文章にするとなんだか分かりにくいのですが、いろいろな指の動きが出てくるのが分かるのではないかと思います。

楽譜の見やすさは?

『導入書』は8小節やそれ以上の小節数の曲があり、8分音符や3連符が出てくるなど音符の数が多いため、『ミニブック』よりは楽譜の大きさは小さくなります。

⇩こんな感じ。

一番はじめのページ。

 

一番最後のページ。

 

余白は多くとってあり、決して見にくくはないですよね。

イラストが棒人形のみだからか、すっきりした印象です。

書き込みもしやすい。

”超初心者”を越えた人向け

『バーナム ピアノ テクニック』シリーズの始めから2番目、『ミニブック』の次に位置するこの『導入書』。

何とか両手で弾けるかな、といった”超初心者”を越えた人向けかなと思います。

目安としては、「両手ユニゾン」が弾けるようになったら、という頃でしょうか。

『導入書』は「両手ユニゾン」だらけです。

両手ユニゾンは、音は同じだけれど指は左右で違う動きをするので、少々難しい。

それができるようになれば、もう少し複雑な指の動きも習得しやすくなっているのではと思います。

レッスンでは、この『導入書』からバーナムシリーズを使い始めることも多いです。

比較的大きくなってからレッスンを始めた子は特にです。

全く最初からではなく、曲のレッスンをしばらく続けて指の動きがスムーズになってきたと感じたら、ですが。

指や手もしっかりしていて、頭で考えつつ指を動かすということができるので、ある程度複雑な指の動きも習得しやすいように思います。

『バーナム ピアノ テクニック 導入書』。1冊で様々な指の動きをゆっくり学んでいける良いテキストだと思います。おすすめします!

 

『バーナム ピアノ テクニック ミニブック』については、こちらに詳しく書いています。

【超初心者向け】おすすめのピアノテクニック教本『バーナム ピアノ テクニック ミニブック』
初心者の方向けのピアノテクニック教本をご紹介します。有名なテキストですが内容を少し詳しくまとめてみました。

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